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詩集02  作者: 透坂雨音
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01 幕引きのデッド・オア・ライブ




「ねぇ、どんな気分かしら」

「飼い猫に裏切られた気分は」


――銃口を貴方に


――引き金に指を


――標準を眉間に


「私は貴方をずっとずっと 裏切りたかったのよ」



 暗黙の了解 沈黙の世界

 踊る世界は 躍らせるまま

 私の世界に闇は満ちて、 星は砕けて 照らせない

 何も存在しなかった 誰も

 孤独な時間が永遠に 続くと分かっていても この手で幕引きを



 愛しい貴方に銃口を向けて 引き金に指を



 向こう側に言ったら よろしくねと

 私が踏み台にしてきた者達に 笑ってあげて

 残忍な鬼女 残酷な殺人鬼 血も涙もない道化

 お願い 最後まで この仮面剥がれないでと

 見せたくないの これだけは


 ――語り始めた回想 思い出話だけ輝いて


「もし、なんて考えないで」


「あの時こうしていれば」


「そんな後悔なんて、意味がないから」




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