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挑戦状、あるいは作品語り


 読者への挑戦状


 ここに至り全ての手掛かりは出揃った。偉大なるクイーンの手法に則って、挑戦状を挟ませていただく。……そう宣言したいところですが、現状では唯一無二とは言えない問題編になっています。

 そこで次の条件を真の手掛かりとして提示することで、読者への挑戦状とさせていただきたいです。


 「犯人は必ず、名前の出ている登場人物の中にいる」

 「瑞姫が目撃した手漕ぎボートの人影は犯人である」


 さて、今一度読者に問います。


 【双月ねこ助を殺した犯人は誰か?】


 解決編でお待ちしています。


 ***


 ここからはこの作品の制作秘話(?)について少し語ろうと思います。本編だけ読みたい方は飛ばして、解決編へお進みください。

 元々この作品は、五、六年ほど前の私の拙作『ペンション「noblesse」の殺人』や『不思議の国の初恋』と同時期に書いたもので、そもそも三部作として作外トリックを加えて長編にし、有名なミステリの新人賞に応募したものでした。だいぶ懐かしいです。

 それを解体して通常の短編に改稿し、小説家になろうに初投稿したのが雪のペンションで、そのあとに不思議の国の方も投稿しました。ただ、この作品『鈍色の言ノ刃~』に関してだけは論理的に破綻している気がしたのと、自身が犯人当ての解答を作るときの悪い癖が出ていて躊躇したことを覚えています。とはいえ、どこをどう直すべきかも分からず、お蔵入りにさせていました。

 余談になりますが最近、私の好きなダンガンロンパ2の実況配信が解禁されました。楽しく配信を見ていたときに、そういえば言ノ刃繋がりでこんな作品も作っていたなと思い出しました。読み返してみると、当時は推理合戦に力を入れていたなぁと懐かしく、しかし不格好さは実感し、それなりに悩みつつ改稿を試みてみた次第です。

 正直まだ、論理的な犯人指摘になっているか、合理的な解答になっているか気掛かりではありますが、折角なら出さないよりは出そう、と考え、こうして読者様に読んでもらえていたり、もしかしたら読まれていなかったり…?するわけです。もしも解決に違和感があるようでしたら、コメント等で伝えて下さると助かります。結局言い訳じみた後書きになっていますね(笑)。

 ではでは改めまして、解決編でお待ちしています。

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