適正タレント
"浪屋、お前もうやめなさい、モデル。"
茉莉奈お嬢が浪屋衛に、小言を言う。
"売れているおじさまとかバカにしているから
ああいうお爺さんの飲み会に誘われたのよ。
すぐに社長に伝えるわ。アナタはある種
バカだから免れたのよ。金持ちの男なんて
際限ないの。わかった。タレントでいたいなら
もう脱ぐな。あんたは可愛げなスタイルにしなさい。"
専務の茉莉奈お嬢はただ楽しいだけを贈れる
一般的なタレント、モデル、俳優を輩出してきた。
わからない若手はそうそうに切り上げた。
"お利口な子じゃなきゃ芸能は出来ないの。"
茉莉奈お嬢の意見は100%で、馬鹿にしているのは、
消えるか捕まる。
"衛くん、お前は売れる可能性が強いからよ。
お利口でいなさい。玉野マネージャー、
仕事リスト出しなさい。切る仕事は切る。"
それから2年、衛は日本映画賞新人賞を
獲るまでになった。道を間違えなかったら、
本当の道が見える。




