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8話 仲間が増えたやったぁ。

やったねアリスちゃん仲間が増えたよ!

 こーれは変に目立ってしまうぞ?ただでさえテイムが出来んと色々騒いでいる連中がいる中もふもふに飢えている連中もいるんだ。狼3匹はヘイト買いまくるぞ。

 

 そもそもなぜ同じスキルで効果が違うんだというとこから始まってしまう。スキルを売っているところは2店舗で、ひとつはさっき行ったウィリアムの所。もうひとつは知らないがあるらしいく。そこで売っているスキルが安いのだが効果が悪く、ウィリアムのとこは効果がいいが高い。実際高かったテイム10万ですちょっとまけてもらった。

 そんな10万のテイムの効果が パッシブスキルで敵を倒した際起き上がりテイムできる。確率が1%。

 もうひとつがアクティブスキルで弱らせた敵に0.1%の成功率らしくクールタイムも5分と長い。

 

ティム成功時にスキルレベルが上がると言うのもわかっているらしく。少し確率が増えるみたいで10万の方は1%伸びて、安い方は0.1伸びたみたい。上限はわかってないけど明らかに格差がある。ただ倒した時だと、アクティブで、弱させるだけなら拘束してできるまで繰り返したらいいだろ見たいなやつがやった結果10時間試してできなかったみたい。多分1度失敗した個体は繰り返しても無理なんだろうね。


 そんなガチャなテイムが別の方法でできるとなると私の素敵なゲームライフに支障をきたす。

 屈服させると言う選択肢もあるのね。テイムスキルを持ってない状態でも出るのかが分からないが。

 とりあえずいいえと選択する。ただこのゲームは変にリアルなとこがあるらしいのでひとつ試してみようと思う。

 ということで、ティムしてなくてもモンスターと仲良くなるのか!をやってみようと思います。


 まずはお腹を見せている狼たちに近ずいてわしわしなでる。気持ちよさそうに鳴いている狼達を眺めてしばらく。選択肢をいいえと選択。

 狼たちが一瞬悲しそうな鳴き声を上げ、ただ撫でるのを辞めない私に戸惑っている顔をしている。

 

 すぐに敵対する事は無いと。


「大丈夫あなた達が敵対しなければ私も攻撃しない。私が新しいボスになる。ただテイムはしない。魔法で縛らない。その方が自由だから……ね?」

 優しく問いかけてみる。システムで縛らないとでも言うことは聞いてもらう。仲良くしよう自由に生きよう。

 いやテイムしないとロストするんだけどね死なないように育成しないとなのか……

「てことで私の言うことは聞いてもらうね。お座り」

 

 3匹は綺麗に背筋を伸ばしお座りした。

 か、可愛い!


「よーしよしよし、まずは君たちのレベルを上げようねぇ。ひとまず近場のモンスターから狩っといで~」

 ひとまず指示は特にしないで自由に狩らせてみる。

 3匹がぱーと駆けていくのを後ろから眺める。

 森での戦闘は慣れているからか結構苦労無く倒せている。テイムしてないからレベルが上がっているかがわからないのが辛いな。

「よーしよしよし強いし素材も持って来れて偉いねぇ」


 狼達を撫でながらこれからの事を考える。正直このままやってるとなにかスキル手に入りそうなんだよなぁ。手に入ったらテイムしてもいいのかもしれない。


「よし次からは私も混ざろうかな経験値欲しいし。火力ないから私が注意を惹きつけるね。まぁ最初はお互いの動き分からないから、それとなくね」


 キャン!と元気よく返事した狼達。君たち結構知能高い?まぁひとまずやってみよう。


 森の奥でイノシシを見つけたので自在槍を投擲。

 こちらに突っ込んでくるイノシシを片手剣で切り上げる。仰け反ったイノシシに狼達が噛みつき離脱。

 ふらついているイノシシに片手剣を突き刺してトドメを指した。


 早い圧倒的に早い。今までの苦労が嘘のように早かった。

「いい感じだね、ならこの調子で狩り続けようか。」

 

 このまま一晩狩り続けた。レベルは上がらなかった。


「ふいーレベル上がらねぇ」

 一息つくために寝転がっている。私の傍には狼達が疲労した表情で丸まっている。

 目の前には明らかにボス戦ありますよという白く霧がかっていて。多分その先を潜ればボス戦が始まるのだろう。

 行くのは確定しているのだが、こいつらが一緒に行けるのかという問題がある。テイムしてないから判定としては敵MODなはずなんだよね。てか死ぬ可能性あるから連れていくのは良くないか。 


「よし君たちは少しお留守番しててね、適当に狩りをしながらね。私は今からボス戦に行くから多分死ぬと思う。まぁまた戻ってくるから待っててね?」


 心配そうな声を上げ狼達は私を見送ってくれた。初見クリアはダメかもだが何か情報持ち帰りたいね。


 私は霧の中へと足を進めた。


 

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