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7話 時間がかかる

2層のフィールドは1層とほとんど同じらしい。ただ出てくるモンスターが違うみたいで、クマとスライムがで来るみたいだ。

 今はモンスターが出てくるフィールドに入ったばっかだが。奥行くとより強く数も多くなる……が。

 全然今出てくるモンスターも強いと思う。それは今目の前にいるスライムが全く倒せないからだ。もう何発も当てているのに死なない。おかしくない?スライムだぞ?HPは低くあるべきだ!


「こんにゃろ!」

 スライムを蹴り上げて始まりの片手剣を振るう。

 保証10ダメージをもう20~30は当てている。

 

 ポヨンポヨンと跳ねて行くスライムを長めて思う。

 

 STRに振ろうかな~嫌でもスキル生えてくるかもしれないしぃぃ

 自身のビルドをどうするかと悩みながらスライムをぺちぺちする事1時間。やっと一体目を倒すことが出来た。


「効率が悪い……魔法ならどうなるかな?」

 周りにプレイヤーが居るのでふと思った事をやってみようと思う。


 魔法は魔法名とか詠唱とか無くても使える。

 スキルはスキル名を口にしないと使えない。

 ならスキル名を口にして魔法を使えば属性とか魔法を誤魔化せるのかなって。

 ファイアーボールと言って実はウォーターボールでした~みたいな。いやなんなら炎の見た目だが属性としては水みたいなことも出来るかもしれない。


「これ明らかにエンドコンテンツだよね?まだ序盤でやっていいことでは無いと思う。変な話聞いちゃったなぁ~何処でフラグ踏んだんだろうか」


 ひとまずやってみようスキル発動に魔法を合わせるのだ!

 水になれ水になれ~炎だけど燃えない。冷たい液体とイメージしながらスキルを発動してみる。

「【ファイアーボール】」


 拳大の火の玉がスライム目掛けて飛んで行き命中。スライムは炎に包まれ死んだ。やったぁ一撃だぁ。


 いや出来てるかわかんねぇぇ。そもそも魔法がいまいち分からないのだ。何となくで魔法を使っている。そもそも魔力をまだ正確に感じ取れていないのになんかぐるぐる操作出来ているのが分からない。


「後で自分に撃ってみよう。今はとりあえず無心で狩ろう……」


 適当に走りながらスライムをポテポテ殴っていたら狼の群れに囲まれた。数は5匹一回り大きい個体がいる。多分あいつが群れのリーダーなのだろう。


 リーダーらしき狼が吠え、襲いかかってきた。

狼Bが頭上に、狼Cが右、Dが左、Aが真正面と逃げ道を潰すように襲いかかってきた。攻略記事によるとリーダー格は魔法系のスキルを使ってくるらしく。なかなか手強いらしい。あと不利になると逃げ出して再度仲間を連れて報復に来るやつも居るらしい。


 普通ならこういう状況は後ろに引くんだろうが。私はあえて前へと踏み込む!確かに数で有りなら面での攻撃は有効で強いんだが。お互い邪魔をしない程度には隙間がある。いや、普通ならそれも考慮して攻撃してくるんだろうが私なら対応される前に通り抜けることができる! 

 CとAの隙間をくぐり抜け、そのすきにAには1発切りつけて。反応できず驚いている顔をしているリーダー君に自在槍を投擲。怯んだ所にファイアーボールを撃ち込む。魔法ではなくスキルで。まだ戦闘中には使えない。集中しないと行けないから。


 狼Bが着地と同時に振り向きこちらに向かって来る。速さはそこそこ。体当かな?合わせて切り上げるため剣を下に構え、後からこちらに来ている狼たちにファイアーボールを撃っておく。


 体当に合わせ切り上げた剣をそのまま振り下ろし狼Bを地面に叩きつける。普通なら切り落とせたりするのだろうが私のステータスでは出来なかった残念。

 だがひるみはするみたい。叩きつけの衝撃か切りつけたことによるものなのか分からないが立てないでいる。

 そいつを放置してスキルにビビっている狼達を狙おう。

 そこそこ火力があったのかなー?とファイアーボールを撃ち込みつつ接近。

「【急所斬り】【急所突き】っ!」


 狼Cの首に急所斬りと突きを放って首を落とした。

 リーダーにファイアーボールを2発撃ち込んで

 近づいてくる狼Aを蹴り上げ狼Dに自在槍を殴りつける。

 リーダーがなにか魔法らしきものを溜めているのが見えたのが怖かった。全然そちらを見ていなかった反省。


 ちゃんとファイアーボールをかわしてくる狼君たちが陣形を組んでまた突撃。今回は引き撃ちでのファイアーボール。ちゃんとステップでかわしながら距離を縮めてくる。飛び掛って来れる距離まで引き付けて…………今っ!

 リーダーとの距離はだいたい70!またなにか溜め行動しているリーダーへと駆け抜ける!

 飛び掛って来た狼君たちの股下をギリギリ抜ける。

 一瞬のタイマンに動揺したのか貯めが無くなって遊撃体制をとっている。お?口を開けて魔法陣がっ!?


 目に見えないが若干歪んで見える横長の何かをジャンプでかわし、無理やり体を捻って着地と同時に地を蹴り加速!AGI200は伊達じゃない!

 急速接近!すれ違いざまに「【急所斬り】っっ!」

 このゲームなんと慣性乗ります!!

 一撃でリーダーの首を切り落とせた!やったぁ。

 落とした首と死体を消える前にアイテムボックスに押し込んで見た。ちゃんとアイテム化しているのを確認して。狼くん達に言う。


「あなた達のボスを倒したけどまだやる?」

 こいつらを倒すには時間がかかる。だからリーダーくんをまっさきに落として逃げちってもらおう作戦!

 結果はー?


 『フォレストウルフたちが仲間になりたそうにしていますテイムしますか?』

 システムメッセージが視界に現れて狼たちが腹を見せて降伏のポーズを取っている。


「え……?」


 うーーーーーーーーーん、どうしよう。

戦闘シーン難しいです

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