第5話 魔法とスキル
今思えば消費MPとクールタイム無いのはものすごく壊れではないのか!?
ということで?ガントレットの紹介のお店に来ています。
ちなみにここでも入った瞬間不快感が襲ったよ。みんな店に入ったら覗かれるのが常識なの?こわい。
試しにし返してみたらなんかステータス欄がバグっていた。ジャマー系のスキルかな?一様対策してるのね。
「いい挨拶してくれるねここも。これガントレットからのお手紙。」
ここも店主さんが驚いた顔をしている。何故に?
ひとまず買い物もしよう回復ポーションとかあると嬉しいし。
「ごめんね看破には自信あったんだけど弾かれたのがびっくりして……はは、いらっしゃい。ゆっくりみて言ってね。ちょっと高いけど質は保証するよ!」
そう言って笑顔でずらーとウィンドウ投げてきた。正直何が何だか分からないがひとまず序盤で買うものでは無いものが多いのはわかる。世界樹の葉とかあるもん。
「へーあなたがあのゴーレムをね、それに神ノ目も……ふむふむ無意識ね。なるほど 」
手紙の内容を確認したのかな?あの一瞬で私のこと書いたのか。何かサービス的なことしてくれたりしないかなー。
「ねぇ、魔法てどんなイメージを持ってる?」
急にそんなことを聞いてきた。魔法、魔法ねぇ
一度は夢見るよね魔法。実際使えたらなぁて。透明になるとか火を出すとか空を飛ぶとか…………
「自由……かな思い通りの現象を起こす~とか」
「うーん。書いてる通り出来るかもしれない……ただ早すぎるか……?」
手紙に何を書かれていたのか。良くない事が起こる気がする。何が早いんだ?何が出来るというのか。
「ひとまずこのスキル覚えて見てほしい。あ、これはサービスね後でなにか買って欲しいかな」
渡されたのがファイアーボールというスキルの書。これはどう使うのだ?とりあえず開いて見るが特に何も起こらなかった。
「あ、そっかえーと普通にメニューから使うをして貰えれば覚えることできるから。一様ステータスで確認してみてね」
言われた通りにやれば出来た。ちゃんとステータス欄にファイアーボールが追加されていた。
「うんちゃんと追加されたね?ちょっとついてきてもらおうかな。あ、変な事しないよ大丈夫お姉さんを信じて!」
じと〜とした目を向けながら言われた通りについて行く。今は多様性の時代。相手が女だからと言って安心しては行けない。流石にゲームだからないとは思うけど。
「ここだよ。一様試し打ちとか出来るように作ったんだよね。ひとまずさっきのファイアーボールを普通に使って見てほしい。あ、的に無理に当てなくていいからね」
そこそこ広めの訓練所に案内された。的は鉄のカカシみたいなやつで距離はだいたい30mはあるかな?周りには木製の色んな武器が置いている。なぜ武器もあるのか。
スキルを使えと言われてもどうすればいいのだろうか。杖とかは持ってないし。てかファイアーボールはアクティブスキルに分類されていた。魔法スキルではないし普通に発動すればいいのか?てか魔法スキル欄とか無いし。
私は左手を前に突き出して発動させてみる事にする。定番かなというイメージだ。
「〔 ファイアーボール〕」
身体の中央から手のひらに向かって何かが流れるような感覚がした。これが魔力くと言うやつなのか?システム処理の魔力消費だからかスラッと魔力が流れていったように思える。
その流れた魔力は手のひらいっぱいに広がって魔法陣が出来た。そこから人の頭ぐらいの火の玉が的に向かって飛んでった。ちゃんと的に命中し。店主さんはにこにこしている。
「うんうん。どう?なにか感じた?」
「うーん?うーん……何かが流れる感じ……?」
「そっかそっか」
満足したのかニコニコで頷き、そしてなにか考えているのかうんうんと唸っている。
「よしっまぁいいでしょう! 次はねイメージして欲しいの魔力の流れを、魔法の現象を。そして想像して欲しいの魔法を使う自分の姿を。魔法は想像とイメージ出できてるから誰でも魔法を使うことが出来るの。だから貴女でも使うことが出来る。そう認識して想像とイメージして欲しい。」
こ、これは魔法修得イベント!?いつ何処でフラグを踏んだの!?これは絶対にクリアしないといけない!頑張れ私の脳みそくん!馬鹿だけど想像力はあるだろう!ゲーマーは皆厨二病なんだからッ!
実際魔法の認識は同じだったから違和感は無い。ただ人は魔法を使えないその認識を変えないといけない。なんかスキルとは別の雰囲気を感じるし。
せっかくなら高火力なのを想像しよう魔法として習得できるかもしれない。
目を瞑り集中する。全集中だッ!
やっぱり炎だろう魔法といえば。相手の足元から炎が上がって魔力を注げば注ぐほど火力が上がっていく!
ただ私は魔力をまだ完全に認識してないからまだ出来ないけど。
イメージ……イメージ…… 一気に相手を燃やすのでは無くて、徐々に相手を溶かしていく……激しく燃えているけれど粘着質で炎が体にまとわりついてって……周りから干渉されない炎……
私は魔法使い。想像を創造して現象に……なんかアホっぽいか……いや余計な事は考えるな。
自由に邪魔されず創造を。干渉されず相手を屠る魔法を。それを使う私の姿を想像する。苦しげ無く。迷いなく。ただただ目の前の人間を殺す。その為に使う魔法を。
うーーーーーーーーん!!わっかんない!!私は馬鹿だから!!でも何となく行ける気がする!私の第六感がギュインギュイン行けると感じている!
よしいっけぇぇぇぇ……魔法名とかつけた方がいいかな?いや名前をつけたらそれは魔法では無く魔術ぽくなってしまう。魔法に名前なんてないっ!
目を開けるとウィリアムが私の体をめちゃくちゃ揺すっていた。そして広がる景色は炎で埋め尽くされていた。ただ店は燃えてなくただただそこに炎があるだけ……いや的は溶けているな。
「凄いこれが魔法。」
僅かにあの炎と私の中にある何か。多分魔力。その魔力とあの炎が繋がってる感じがする。強く燃えるイメージをすれば多分火力が上がる。小さくイメージすれば多分小さくなると思う。変な感覚だ。その繋がりは他からは切られないそれだけは確信出来た。
「アリスッッッ!」
耳元でウィリアムが叫んでいた。全然気づかなく、声も聞こえなかった。昔から集中すると自分が欲しい情報しか受け取らなくなるのは悪い癖だ。体揺すってるのは認識していたんだからなにか話しかけているのはわかるだろうに。
「ごめん、集中してたから……どう私の魔法。合格点?」
「凄い!それはほんとに凄いから!でも流石に範囲が広いし魔力も込めすぎてやばいから一旦消して!てかなんで店は萌えてないのよ!」
そうだね……熱気が凄い。てかなぜ他は燃えてないのだろう?
あの炎と私が繋がっているから多分消すことは簡単だと思うがどうすればいいのだろうか。とりあえず私の中に引っ張って回収するイメージで…………
すると炎が一瞬で消えその魔法に使った魔力が私の中に流れ込んでくるのを感じた。うっ気持ち悪い。
これでいい?とウィリアムに声をかけようと横をみたらすっごい形相でこちらを見ていた。
「ひ、ひとまず何をどうしたかを説明してもらっていい?」
あれ?私なにかやっちゃいました?
良ければ星とか貰えたら嬉しいです。




