第3話
悪魔対策課には様々な【亜人】たちが存在する。リンネは興味深そうに見つめていたのは。一人の先輩だった。
「先輩。」
「んぁ?なんだ?」
美形でイケメンの名はタカザワ、この悪魔対策課の最強の男である。タカザワはリンネと同じく【特有型】だ。
「俺と戦ってください。」
「いや急に何。」
「俺強くなりたいんで。」
「…いやいいけどよ。その代わりアクトお前何か奢れ。」
「なんで俺っすか!タカザワ先輩!」
「新人に集る気はないからだバーカ。」
「いつか倒す。」
タカザワの【特有型】は不死身。アクト曰く不死身なくても強いとのこと。なので…
「ガハッ…」
「どうしたその程度か?」
「く…ぅ…」
「タカザワ先輩強過ぎでしょ。」
「お前らが弱いだけだ。」
「んだとコラ!」
「やめなさい!」
「リナさん。」
「おっリナじゃねぇかよぉ。」
「タカザワあんたねぇ…新人をいじめてどうするの。」
「いじめてねぇよ。立てるか新入り。」
「たて…ます…」
「手当てしないと…誰か!救急箱持ってきて!」
「あそこのベンチに置いてる。」
「全く…なんでこう戦いたがるのうちの部署の男共は…」
リンネを手当てするリナ。それを微笑ましい目で見ているタカザワ。
「タカザワっち!ちーっす!」
「モモか。」
「うわでた。」
「んぉ?アクトっちひっさしぶり!」
「モモ先輩そのアクトっちってやめてくれっす…」
「誰ですか?」
「うちの部署の戦力の一人モモよ。」
「モモだよ!よろしくね!」
金髪ギャルの名はモモ、誰とでもフレンドリーな為捜査向きと言われてるくらい人付き合いが得意なのだがアクトはモモが苦手。苦手なのは…何処でも連れていかれる為だ荷物持ちは嫌なのだ。
「モモ先輩。」
「おーい俺に先輩は?」
「尊敬出来る人にしかつけない。」
「コノヤロー。」
「やめなさい喧嘩は。」
「そういえばタカザワっち、リナっちにこ「それ以上言うな馬鹿!」えー。」
顔を真っ赤にするタカザワを見てアクトは思うあっこれリナさんのこと好きだなと。
「何の事だ。」
「鈍感なお前には分からねぇよ。」
「そういうものか。」
「さてと…タカザワ。」
「な、なんだ。」
「アクトとリンネを連れて任務に行きなさい。」
「分かったよ。おいアクト、新入り行くぞ。」
「へーい。」
「分かりました。」
「先ずは腹ごしらえだ。腹が減っては戦ができぬってな。」
「ずるーい!私も!」
「モモ貴方は別の任務。」
「えー!むぅ…」
「ははっ!土産持ってくるから安心しろ!」
「絶対だからね!」
「任せておけ!」
「なんでカッコつけてるんだ?」
「好きな人の前ではカッコつけたいんだよ。」
「そういうものか。」
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