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6.頼り甲斐のあるパートナー(その2)

 明日の天気を問い合わせると、テレビやネットで流れている天気予報よりも、的中率が高い。しかも、現在位置を中心に、最小で半径5キロメートル圏内の天気を、30分単位で教えてくれる。

 生成AIが、局地的な予報に推測を加えているのだが、その根拠はどこから学習したのか不思議なほどで、ほとんど外れない。いっそのこと、気象予報士に転職してはと提案したくなる。


 明日の運勢を占ってもらうと、これも的中率が高い。実際は、占いのデータに加え、問い合わせ者の性格、行動様式、過去の出来事などから予測し、運勢として結論づけているのだが、不思議と的中することが多いので、神様のお告げだったのかと思えてくるほど。


 ただ、悪い運勢となると、顔に向かって飛んでくるボールに自ら当たりに行く人がいないように、誰もが回避しようとするから、結果的に「悪い運勢は当たらない」のだが。

 前に、光理は成り行きに任せて悪い運勢が当たったことがあり、以後、回避に心がけている。


 さらに、母親の介護に関する悩みを聞いてもらい、心を支えてもらうためにも、彼女は今日も「ノヴァAIボイス」を起動する。


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