10/13
10.素直に答えない生成AI(その2)
「もう?」
『うん』
「なぜ判ったの?」
そう言いながら、加奈子は不思議そうな顔を右へ向けると、光理が固唾を呑むのが見えた。
『君は、友達がって言ったよね?』
「うん」
『それで絞り込めた』
合点がいった加奈子は、首を縦に振る。
一方で、光理の鼓動は高まっていく。
「絞り込んだ結果は?」
『友達って、下の名前は光理だよね?』
言われた二人は、ギョッとする。
「光理だって判ったってことは、そっちの誰が問いかけたのも判ったってことだよね?」
『もちろん』
「それは誰?」
『企業秘密』
「じゃあ、何の目的で?」
『さあね。直接聞いてみたら?』




