72.シャルシャの畑づくりと村の急激な拡大
72.シャルシャの畑づくりと村の急激な拡大
リリエラ「この村はサンドエルフだけの村でしたが…、ずいぶんと…ここにきて…。」
村長の屋敷の居間に、困惑するリリエラ、苦笑するリアン、なぜかうれしそうなジーク、そしてリョウがいる。
リアン「リョウが来てから、この村にいろいろな人が来て、とても大きくなって、賑やかになったわね…。」
ジーク「このようなさびれてなくなりそうな村、イヤだ、と思って、シャルシャに暁の砂漠の拠点を移したが、賑やかになってよかった。」
リリネアとリアンがジークをにらみつける。
リョウ(ジーク、言葉を選ぼうよ。)
リリネア「これはうれしいことと取って、いいことなのか…。」
リョウ「あの、ダークエルフも、マウントエルフももちろん同属の大切な仲間よ。
でも、ドワーフやフェネック族がこの村に住居を構えるなんて、思ってもみなかったわ。」
そう、あのかかわりたくない、砂漠狐のフェネック族、ネネだが、いつの間にか増えていて、今、ネネも含めて5匹?いる。
一応、リリアが調べてくれて、シャルシャの偵察者じゃないということがわかったんだけれど…。
いま、村の商店を任されている。
仕入れなど、村を駆け回っている。
周りに監視されて、適切な価格で商売をしているようだ…。
リリネア「で明後日、あの大きな乗り物で、まずはマウントエルフ族をシャルシャに送り、
それから、ドワーフの村、ガンドラ村に行き、村人174人を回収、次に
マウントエルフの村、クリスタルレイク村に行き、村人全員286人を乗せて来る。
そういう段取りね。」
リョウ「はい。」
リリネア「ドワーフの皆さんには、この村の住宅を建ててもらって、畑仕事も手伝ってくれて、
この屋敷のキッチンやお風呂の整備もしてくれる。
申し訳ないくらいだから、この村に住んでもらうのは構わないが、こう一気に人口が増えると…。」
リリネアは戸惑っている。
リリネア「仕方ないわね。長年、もう何百年もこの村に住んでいるけれども、こうも急激に村が変わると正直戸惑うわね。」
リアン「私も。リョウと一緒にいられる時間が無くなるから…。リョウが忙しすぎて。」
リョウ(そうだ。この村でゆっくり何事もなく、のんびりと生活をしたかったのに、どうしてこうなった?)
ジーク「何か困ったことがあったら、私がサポートする。問題ない。リョウの親友だからな。」
ジーク以外の全員「…。」
リョウ「ところで、一気に500名近く移動となると、あのアストロメガ5台必要になる。
バ…駅馬車を5台準備することは可能だが、暁の砂漠メンバーも運転手をしてほしいんだが。」
ジーク「了解。メンバーを集めるよ。明日は特訓だ。」
翌日、全員で2階建てバス、アストロメガの運転方法を習得した。
そしてまたその翌日、村を出発することにした。




