表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/431

6.商業ギルド

6.商業ギルド


リョウは布のカーテンの様な仕切りをめくり、建物の中に入る。


すると、入り口には案内カウンターがあり、その奥の正面にはいくつかの受付カウンターがあり、

たくさんの商人が列に並んでいる。


受付に話をする。


リョウ「あの新しい商品があるので、買い取ってほしいのですが。」


受付はリョウの恰好を一目見ると、


受付「今回、この商業ギルドを利用するのは初めてでしょうか?

初めてこの町で売買するには商業パスが必要です。」


リョウ「商業パス?」


受付「そうです。商業パスにはランクがあり、AからEのランクとSランクというものがあります。」


受付の人は続けてそれぞれのランクについて説明をしてくれる。


受付「Eランクというのは初級のランクですね。

このランクは月間売買取引は1000万リヤルで販売方法はトレードと露店販売のみ許可されています。


リアルというのは通貨の単位らしい。

話を聞いていると、ケバブの串焼き1本(焼き鳥の鶏肉を羊肉にしたもの?)が100リアル。

なので、1リアル=1円くらいの物価だと思われる。


受付「Dランクは小型店舗ランク、月間売買取引は1億リヤルで販売方法はトレードと小売店舗。

Cランクは中型店舗ランクで、いくつかの直営複数店も可能。月間売買取引は50億リヤル。

Bランクは大型店舗ランクで、いくつかの直営とフランチャイズ複数店も可能。月間売買取引は500億リヤル。そして、この町の行政との直接取引も可能。

Aランクは店舗の大きさに制限はなく、いくつかの直営とフランチャイズ複数店も可能。月間売買取引は無制限。そして、この町の行政との直接取引も可能。


そして、最後のSランクですが、この町の王族との取引が直接可能で、商売に関して、なんでも制限がなくできるランクとなっています。」


とのこと。


それぞれ税金のかかる額が異なるとのこと。

Eランクが取引量の10%が税金、Dランクは8%、Cランクは6%、Bランクは4%、Aランクは2%、そして、Sランクは1%だそうだ。


リョウ「あの、すみませんが、どうしたら、Eランクを取得できるんですか?」


受付「あちらのカウンターに並べば、発行できます。ただし、3000リヤルいただきますが。」


ランクカードには購入価格があり、上位になれば高くなるそうで、審査も厳しくなるとのこと。


その後、このギルドの施設やこの町のことについても大まか、教えてもらった。

この世界、いろいろな部族がおり、そしてこの町を始めて訪れる人が多いので、

こういった説明をしなければいけない機会が多いのか、説明し慣れている。


受付「まずはこのギルドの施設から説明しますね。


左側のところどころに絨毯が引かれている広いスペースは、商談を行うスペースです。

この町を訪れた部族同士が交易で、商品を交換したり、金額の交渉を行う時に使用します。

取引が成立した場合、この町の税金として、取引金額の3%をいただきます。


あちらのカウンターは左から順に、ギルドカード処理カウンターで新規の発行やランク変更等ですね。

それから隣は両替カウンター、たくさんの部族がいますので、通貨も複数あり、両替が必要な場合は、こちらで行ってください。

その隣が売買カウンター。制限がありますが、商業ギルドでも商品の売買を行っております。


後は、右側のあちらは休憩スペースですね。

飲み物や食べ物が販売されており、食事をして休憩することもできます。」


なるほど、絨毯が所々敷かれており、何人か固まって食事をしているメンバーがいる。


最後に、あの通路を通り、この商業ギルドの裏がバザールとなっています。

ほかの地域のスーク(個人市場)と違って、このギルド直営の大規模商店となっております。」


一通りの説明を受けた後、Eランクのギルドカードを発行してもらう。


初級ランクのためか、特に問題なく、お金を払えばカードを取得できた。


そして、麻袋に入れられた新型ガラスベットボトルを売ろうと、

商品売買カウンターに向かう。


そのカウンターの職員に、この新型ガラスベットボトルを1つ見せる。


この受付はもさもさの鬚にこげ茶の体毛、そして長い耳、ウサギ人間?で、

やっぱりここは異世界だったんだー、と内心思う。


売買カウンター受付「こ、これは何なんですか?」


リョウ「新しいガラス瓶を交易で入手しましたので、売りに出したいのですが。」


ウサギ人間の売買カウンター受付はこの新型ガラスベットボトルを持ち、まじまじと観察する。


売買カウンター受付「かっ、軽くて、ぐにゃっと歪んで、これガラスなんですか?」


リョウ「ガ…ガラスの種類の1つとして取引先から仕入れました。」


ガラスではなくて、樹脂とは言えない…ガラスで通す。


売買カウンター受付「それにこのキャップ部分、精巧な作り、どこで仕入れたんですか?」


先ほどの入り口受付の説明で、商人に仕入れ先を聞くことはタブーと聞いていたので、


リョウ「ルールとして、回答できません。」


とだけ回答した。

その後、新型ガラスベットボトル1つ、5万リヤルの値段がつき、

30本すべてで、150万リヤルの収入となった。


10万リヤルは紙の紙幣でもらい、そのほかはギルドカードに入金してもらうことにした。


売買カウンター受付はギルドのカードをカウンタ横の台に置く様言い、

言われたとおりにすると、その台が淡く光る。


その後、入金完了。


初めての売買取引で疲れ、小腹がすいたので、先ほど紹介してもらった、ギルド内の休憩スペースで休むことにした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ