48.サンドエルフとダークエルフ
48.サンドエルフとダークエルフ
ロッカ村の住人を連れ、ミレバ村に戻った一同。
ジークはハミルとリミルアを連れ、リリネアに状況を報告するために屋敷に入っていった。
屋敷の居間に全員が入りきらないため、バスの中で少し待つ。
やがて、1時間ほどして、
リリネアとリアン、ジーク、そしてハミルとリミルアが屋敷から出てきた。
ハミル「ここにいるリリネア村長が、我々がここに居住することを許可してくださった。」
この後、リリネアから歓迎の挨拶ののち、ジークがロッカ村の住人が生活する場所へ案内することとなった。
場所は村の東側に隣接する場所。村の広場から歩いて10分位のところだった。
リョウは早速、厚手の布のパオタイプ居住用テントを購入していく。
中は10畳以上ある。
村人に建て方を見てもらって、自分たちでできることは対応してもらうことにする。
リョウは中央の支柱を建て、そこに布をかけ、周りに広げていく。
レベルが上がったのか、20㎏以上ある重い支柱も軽々と建てられる。
パオタイプ居住用テントを建てるのに、2時間ぐらいで建てられた。
後は砂地なので、その上にひく絨毯を準備し、オイルランプもする。
ロッカ村での家財道具も配置していき、そして、完成。
ここはロッカ村住人の食堂兼、集会場にする。
テーブルを外に並べていく。
リョウはあと、25棟分のパオタイプ居住用テント、絨毯、オイルランプを宅配ボックスから、
建築する場所に順々に出していく。
オイルランプ使い方や油の注油方法(製油所の場所も)、淡水化プラントの水の場所も教える。
あっ、そうだ。ポリタンクも渡しておく。
食料については、2週間ぐらい、その都度支給することとする。
村長夫妻と村人は、ここまでしてくれると思っていなかったらしく、
しきりにリョウと暁の砂漠メンバーに頭を下げていた。
その日の夕方までには、すべてのテントが設営され、
村の広場でミレバ村とロッカ村の住人の顔合わせを兼ね、
歓迎会が開かれた。
食事の素材はワイバーンで、
すでにこの手の大人数の会の準備に慣れていた暁の砂漠のメンバーは準備も早かった。
メニューは
-ワイバーンステーキ
-ワイバーン焼肉
-ワイバーンのケバブ
-ワイバーン肉のトマト煮込み
-ローストワイバーンのミントソース掛け
-ワイバーンの骨を煮込んだスープ
-トマトとキュウリのサラダ
-紅茶
-ジュース(オレンジとグアバ)
をふるまった。
リリネアからの村人への丁寧な説明があったためか、
(今までのワイバーンに対するロッカ村への被害とその受け入れ、
自分たちの住居はロッカ村住人で何とかするなど)
ミレバ村住人からは、特に大きな異論は出なかった。
村長業務はハミルが高齢のこともあり、リリネアが引き続きすることになった。
その日から、ミレバ村はサンドエルフとダークエルフが暮らす村となった。




