3.異世界携帯アプリと宅配ボックス
3.異世界携帯アプリと宅配ボックス
翌日、強烈な空腹で目が覚めた。
申し訳ないと思いつつ、不在の食品荷物で食事をしていると、
『ピロポロピロ』
スマホから今まで聞いたことのないメッセージ音が聞こえた。
「ん?」
胸ポケットに入れてあったスマホを取り出す。
スマホの画面を見てみると、今まで見慣れたワンドルイドのOS画面と違う?
画面には
『OSのUpdateが完了しました。』
のメッセージウインドウと新しい画面が。
「見たことない画面だな、昨日確認した時点では、電波が無かったはずだが?」
少し、新しいOS?のスマホをいじってみる。
コンフィグ画面を見ると、
まず、『魔素』という項目があり、アンテナ?と思われるゲージが4本立っている?
魔素が4本???
次にバッテリーのところを見ると設定項目に、
『魔素をチャージ』の項目があり、その設定がOFF固定になっている。
「ん?魔素をチャージ?なんなんだ?」
音量や画面の明るさのメニュー画面はそのままだった。
そして、個人IDの表示画面を開く。
<シロイヌ リョウ>
LV1
HP 50
MP 50
力 4
耐久力 6
素早さ 6
知力 5
攻撃力 8
守備力 6
お金:0円
==能力==
ネット販売 LV1
宅配ボックス LV1
「ネット販売? 宅配ボックス??」
「100歩譲って、RPGの様な能力値なのはわかる。でもネット販売や宅配ボックスって?」
スマホの画面の個人IDの表示画面をスライドさせると、
ネット販売のアイコンと宅配ボックスのアイコンがある。
まずはネット販売のアイコンを操作すると、
注意文が出てくる。
注意:LV1では1000円までのものしか買えません。
注意文が表示された後、商品ジャンルごとにアイコンが登場し、1000円以下のものが売られている。
そのほか、『チャージ』というアイコンもある。
「あ、財布があったな。」
リョウは財布を取り出し、1000円を出す。
そして、チャージアイコンを操作する。
「ん?チャージされないな。」
よく見ると、『宅配ボックスにお金を入れてください。』のメッセージが出ている。
「宅配ボックス?あっ、あのアイコンか。」
リョウは宅配ボックスのアイコンを操作する。
すると注意文のメッセージが出てくる。
注意:LV1では2m x 1m x 1mのネット販売品受け取りと換金ができます。
「ああ、ネット販売で商品を買うと、ここに届くが、
このサイズのものまでしかLV1では取り扱えないということか。」
注意文に対し『OK』のボタンを操作すると、目の前に宅配ボックスが出現する。
「何か換金して購入してみよう。」
リョウは荷室からTVを取り出し、宅配ボックスに入れようとする。
「あっ、大きくて蓋が閉まらない。」
あきらめて取り出して、TVゲームを1セット入れてみる。
すると、スマホの宅配ボックスの表示に『TVゲーム x1』の表示が出る。
<TVゲーム>
1セット
地球でTVにつなぎゲームをする機械。
金額:56000円
と出ている。
「鑑定した内容と換金できる金額が出るのか。これは、鑑定でも使えそうだな。」
リョウは換金のボタンを操作する。
すると、チャリーンという音がして、
個人IDの表示画面が56000円に変わる。
「じゃあ、試しに何か買ってみよう。」
リョウはネット販売の購入画面を眺める。
「よし、これにしよう。」
カップラーメンを数個選択する。
本当はポットも買いたかったが、
購入金額の上限を超えてしまい、なおかつ電気がない。
購入ボタンを操作しようとすると、
また注意文が表示される。
注意:1日の購入上限はLV1では1000円で、
日付が変われば、再度上限金額まで納入できるようになります。
「1日1000円までしか使えないのか。」
リョウは商品を選びなおし、カップラーメン3個と、
残りの金額で保冷剤を購入した。
「荷室の保冷剤を足しておかないとな。」
購入ボタンを操作すると、宅配ボックスが光り、
蓋を開けてみると、選択した商品が入っていた。
商品を中から出すと、宅配ボックスは消えた。
「これは便利だ。」




