381. ロードサイト店
381. ロードサイト店
ミレバとシャルシャの間は、80kmほどあるが、今現在高速のほかに、
ローカルな街道が建設され、2つの大きな町の間には、
鉄道を挟んで内陸に位置する1号線と海岸線を走る2号線が建設されていた。
この街道沿いに、ミレバやシャルシャほどではないにしろ、小さな町や村ができていた。
内陸を走る1号線はすべて片側3車線で、途中にある町も、ミレバやシャルシャ野町の規模が大きくなるにつれて、
大きくなり、人口が増えていた。
最近この1号線沿いにいろいろな店ができはじめていた。
本日は、この店を視察することになっていた。
運転はいつものワジムで、1号線を走る。
リョウ「最近、高速道路で移動するので、
この1号線はほとんど通らないので、本日の視察はとても新鮮だよ。」
ワジム「儂は、最近この通り沿いに店がたくさんできて、よく来る様になったわ。」
通りはいわゆる日本のロードサイト店で、大きな駐車場を持つ、様々なジャンルの店がある。
リョウ「なになに、ファラフェル、フムス専門店ヘルシーボール、クイックバターライス&ケバブ、
ローズウォーター専門店ヴォーキー、香辛料の店ザータル&スマック、食品関係だな、この辺は。
反対は、家具のハッサンズホーム、ファッションセンター オスマン、ドラッグストア ミレドラ、
ホームセンター コーホク、スーパー ニャムー、ガソリンスタンド モジョモジョ、
リサイクルショップ ハードオン...、か。
なんかどこかで聞いたような店ばかりだな。」
「そうかの?佐藤氏とか、良子さんがプロデュースをした店ばかりじゃぞ。」
「なんとなく知っていた。」
なんか名前のセンスが地球でどこか見かけたことのあるような名前で、一発でわかった。
「それにしても、どの店も、駐車している車が多いですな。」
「そりゃ、車で買いに行けて、重い思いをして買った物を運ばずともOKなら、お客が選ぶと思うよ。」
「広告も独特ですな。店の脇の高いところに看板をつけてグルグル回すとか、店の外に時計を配置するとか、
模型の等身大のキャラクターや人を展示するなど、変わっておるな。」
「どうしてそう思うんだい?」
「どうしても何も、店の上でグルグル回る看板を見ても、何が売られているのか、わからんではないか。」
「長い間、店をしていて、多数店舗で広告を定期的にしていると、
会社や店の名前、看板のデザインから、その会社は何の店で、何が売られているか、一発でわかるようになるものだよ。
一部例外はあるが。」
「そうなんかのう。」
「そういうもの。」
「どこかの店に入って視察するかの?」
「そうだな、昼だから、何か食べれるところに入ろう。
あっ、あそこのスーパー ニャムーに入るぞ。」
「スーパー?」
「あそこのスーパーのお惣菜弁当、安いのじゃぞ。」
「なんとなく知っていた。」
「??初めて行く店なのになぜわかるかの?」
「名前が...。」
ある平日の昼下がり、リョウとワジムはロードサイト店の視察を兼ねて、
このようなやりとりをしていた。




