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378. 完全民間会社、ミレバホームの設立

378. 完全民間会社、ミレバホームの設立


ここ最近、ミレバ及びシャルシャの人口は増え続けており、

それに伴って、住宅需要も増え続けていた。


その様な中、佐藤氏が珍しく市長室にやってきた。


佐藤氏「市長、今日はお願いがあってきました。」


リョウ「話してみてくれ。」


佐藤氏「実はいままで、公団として集合団地などの住宅を建設してきましたが、

この地で住宅のパーツを工場で生産して、

自前で住宅を建設する会社組織を起業しようと思っているんです。


実際は、住宅のパーツを作る工場、ユニット工法の事業部と住宅の建売を行う部門を作ろうと思っているのです。」


リョウ「この世界で、運営できるようにするわけか。」


佐藤氏「そうです。それで、その計画の承認をもらいたくて、今日来たのです。」


リョウ「承認はするが、工場はどこに建てるんだ?」


佐藤氏「ミレバコンビナート地域に建てようと思います。」


その後、佐藤氏は工場でどのようなものを生産するのか、説明をしてくれた。


佐藤氏「まずは、住宅用の鉄筋やセメント配合剤、石膏ボード、断熱材、それらを使った構造体、合板材、

塩ビの配管、導線材などなどですね。あとは、ユニットバスや、バス、トイレ単体、集合キッチン、等なども作り、

住宅だけでなく、こういったものも単体で販売する予定です。」


リョウ「確か日本では、これら住宅の建材などを販売する場合、それぞれの会社が作っていたよな。

例えば、浴槽1つ取ってみても、複数社存在していたが。

1つの会社で作り切れるのか?」


佐藤氏「はい、そこは問題ないと思います。

軌道に乗れば、分社化も考えて、競争が起こるようにも考えていますから。

しばらくは私が経営が軌道に乗るまで、ハンドリングする予定ですが、

状況を見て、この世界の人材に引き継いでいく予定ですから。」


リョウ「なんか、住宅界の渋沢栄一みたいだな。たくさんの事業を起こして。」


佐藤氏は笑いながら答える。


佐藤氏「そうですね。あの方、

銀行や鉄道会社、製紙会社、電力会社、建設会社、食品会社、ホテル業、学校、病院など、

起業または経営に関わっていましたからね。不可能じゃないです。」


リョウ「そういえば渋沢栄一、まちづくりもしていましたね。」


佐藤氏「そう、東京郊外の某高級住宅街ですね。パリのような放射状の通りを引いて、

住宅を建て、鉄道会社も運営して、街の価値を高める、そうですね。


私のめざすところは、あそこまで高級にこだわらずとも、誰もが便利で快適な住宅を得ることができ、

そういった街を作る、なのかもしれませんね。」


リョウ「私は、地球からこの世界に一番最初に来て、地球で作られたものや文化を持ち込んで、

ここまで、発展させてきたつもりだけれど、それは間違っていたのではないか?と考えることがあるんだ。」


佐藤氏「それは私も同じです。私はリョウさんのように、いろいろな人を束ねる能力はないですけれど、

住宅やまちづくりに関してはスペシャリストです。

この世界はかつて緑に覆われていて、事故が起こり、この様な砂漠化した世界になり、

ほそぼそと暮らして来たことは聞きました。

私達地球組が頑張って、この世界の人を豊かにしていく、その流れは間違っていないと思います。」


リョウ「そうだよな。それにしても、『地球組』か。」


佐藤氏「そうですね、地球にいた頃のノウハウをこの世界で伝えるメンバーと言ったところですかね。」


リョウはなぜか、佐藤氏の言うことが的を得ていると思い、くすっと笑ってしまった。


リョウ「で、会社名はどうするんだ?」


佐藤氏「ミレバホームにしようと思います。」


その後、佐藤氏はミレバホームの設立に全力を注ぐことになった。

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