375.リョウの祖母、良子の近況
375.リョウの祖母、良子の近況
私、古地良子と夫の武夫は、孫であるリョウの計らいにより、地球で事故で亡くなるはずだったが、
この世界にやって来ました。
これは後で知りました。
私は1960年代の日本で商店をしていましたが、この世界でも小売業をしたいと望んでおりました。
そうしてこの世界に何店かスーパーを開業することができました。
しかし、孫のリョウからの勧めで、
「ネットスーパーを開業したらどうか?」
と言われました。
「ネット? テニスでもするの?」
思わず私は孫に聞いてしまいました。
詳しく話を聞くと、テレビの通販の様なもので、
この世界にも復旧し始めたパソコンやスマホと言う物を使って、品物の注文をするらしいです。
「スマホって、電話の事よね。やっぱり電話の通販の事ではないの?」
と孫に聞いたのですが、違うと言われました。
私の前にいた、1960年代の日本にはスマホは無く、パソコンもよくわかりません。
大型のタンスの様な箱のようなもので、コンピューターと言うのは、テレビで紹介をしており、
たくさんの計算をするというのは知っています。
でも、理解をするのは難しいです。
孫は、実際にスマホを見せてくれ、手に収まる黒い物で、
ガラスの上を指でなぞり、何かしていました。
これがネットスーパーなのだと。
確かに、商品の絵と、値段、個数等、色々なものが映っており、
これを入力すると、商品が届けられるそうです。
私も、孫からスマホと言う物をもらっており、
試してみましたが、まさかこの小さい物で、カラーのテレビを見れるなんて、
驚いてばかりです。
ネットスーパーを作るのは、他の人がするので、
注文が入ったら、その注文を確認して、スーパーの品を運んでほしい、
と言われました。
テレビの通販だと、24時間確認して注文できないのですが、
これはできるそうです。
24時間注文が入ったら届けるのではなくて、昼の営業時間に対応すればいいそうです。
私のいなくなった地球で、未来にこの様なものが出てきて、便利になりますね。
話を聞くと、24時間1年中開いている店もあるそうです。
孫はなんといったか…ああ、コンビニです。
未来は24時間開いている店が多いのだとか。
便利ですが、働くのも大変になる様です。
私はスーパーを運営する社長として、この様な新しい物も、取り入れていくつもりです。
夫も手伝ってくれると言ってくれています。
彼は、また、日本で経営していた酒屋をこちらで作りたいそうです。
すでにミレバには醸造所があるそうで、
ドワーフと言う民族が、得意と孫から聞きましたが、
別に酒造を開くことについて、孫は応援してくれるそうです。
夫は、「古地酒造」のこの世界での立ち上げに躍起になっています。
孫は、私たちとほぼ同年代ですが、とても孝行者の自慢できる孫です。
妻をもらったそうですが、外人、いや、この世界のエルフと言う民族とのことで、
とても美人な人です。
私たちもこの世界に来てやりがいができ、若返った様です。
こんごも、この世界で私たち夫婦は頑張っていこうと思います。




