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368.遺跡を調べてみる

368.遺跡を調べてみる


リョウ「よし、では行くぞ。」


地下遺跡への入口の様なものを見つけたトーステン、ジーク、ゲオルグの3人は一旦町に戻り、

どうした物か、とリョウに話をしたところ、探検隊を組んで、調査を行うことになった。


場所のことを話すと、電波座標から、リョウ達が1万年以上前に訪れたリンデルの近くであることが分かった。

そのため、メンバーは、トーステン、ジーク、ゲオルグのほかに、リョウ、ワジムが加わって5人で行うことにした。


5人はリョウを先頭にして、朽ち果てた遺跡の床に開く石の階段を下りて行った。


階段はしばらくすると、下りの緩やかなスロープとなり、ライト付きヘルメットをかぶった一同は、

一列になって、通路を下っていく。


トーステン「それにしても、一体、ここは…」


ゲオルグ「まさかこのようなところを探検することになるなんて。

この世界は驚くことばかりだな。」


ジーク「まあ、慣れれば問題ないさ。」


5人は20分くらい下っていくと、

大きな長い広場に出て、その両側には、石造りの家が立ち並んでいる空間に出た。


リョウ「すごいな、ここは。地下にあるペトラの様な空間だな。」


ワジム「ペトラ?」


トーステン「地球にある遺跡のことだ。」


ゲオルグ「確か…。」


トーステン「ヨルダンだ。死海の近くの。」


ゲオルグ「そうでしたね。」


リョウ「手分けして、建物の中を見てみよう。何かあったら、ここに集合だ。」


ジーク「了解。」


5人はそれぞれ地下広場の両端にある長い広場の建物の中に入っていく。


20分ほどして、5人は建物の探索を終え、次々と広場に戻ってくる。


ゲオルグ「何も無いな。」


トーステン「こっちもだ。」


リョウ「見事に何もない。」


ワジム「家具1つもないというのはどういうことだ。」


ジーク「…。井戸があるぐらいだった。」


リョウ「井戸?」


ジーク「そうだ。」


リョウ「どこに井戸が?」


ジーク「案内する。」


5人はジークを先頭に、井戸のある石の建物に入っていった。


建物の中は、いくつかの部屋になっていて、

その1つの部屋に石づくりの丸い井戸があった。


リョウは懐中電灯を取り出して、井戸の底にライトを当てて中を確認する。


リョウ「水は…無いな。底が見える。ん?壁の横に通路があるようだ。

ここからではよく見えないな。」


ジーク「他を調べたらどうだ?」


リョウ「ちょっと気になってね…。

ちょっと下りて調べてみるか。」


リョウは、縄梯子とバールを取り出し、

床にあった穴にバールを差し、縄梯子を固定する。

その縄梯子を井戸の穴に垂らす。


リョウ「ちょっと調べてくる。」


リョウは井戸に垂らした縄梯子を降りていった。


4人が心配して見守る中、リョウは横穴にたどり着いた。


リョウ「着いたぞ。ここは、結構長い通路だな。」


リョウは、縄梯子から井戸の壁に空いた横穴に乗り移り、

井戸の底を照らす。


リョウ「底が見えるが、水は無いな。

通路の先の方は、…緩やかにカーブしていて見えないな。」


リョウは壁と床、天井を石におおわれた通路を改めてみると、

ところどころにくぼみがある。


リョウ「なんだ?これは?」


トーステン「リョウ、大丈夫か?」


トーステンが、井戸の入口の方から叫ぶ。


リョウ「俺は大丈夫だ。ここに通路があって、つながっている。

この先を調べてみよう。」


井戸の入口で待っていた4人は、1人づつ縄梯子を降り、

井戸の横壁に開いている通路にやってくる。


リョウ「よし、全員来たな。通路の先を調べてみよう。」

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