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367.砂嵐の中

367.砂嵐の中


ジーク、トーステン、ゲオルグの3人は、経験値稼ぎの狩りを終え、

トーステンが収納していたラン○クルーザーに乗り換え、ミレバに戻る途中だった。


トーステン「あと、町までは、2時間位かな?」


ジーク「そうだな、順調にいけばだが。」


トーステン「あれは……残念だが、そうもいきそうになさそうだな。」


一面の砂漠を走る1台のラン○クルーザーの前に、遠くから砂嵐が迫ってくるのが見えた。


ゲオルグ「これは…避けられるのか?」


トーステン「その場に停まって状況を見よう。窓を閉めて。」


やがてラン○クルーザーは砂嵐の中に入り、車内が暗くなった。

エンジンを停止させた車内は静かになり、砂が車にあたる音だけが聞こえてくる。


ゲオルグ「大体どのくらい、この状況が続くんだ?」


ジーク「さあな、1時間か、1日か。」


トーステン「ゆっくりと走っていけば、そのうち抜けられるだろう。」


トーステンはラン○クルーザーのエンジンをかけ、ゆっくりと走り出した。


車を走らせてから、2時間ほど経過したところで、ゆっくりと周囲が濃い埃色から明るくなってきた。


ジーク「ようやく抜けられそうだな。」


トーステン「そうだな。」


それから10分、ようやく周囲が明るくなり、砂嵐の中から抜け出すことができた。


ジーク「ようやくだな。ここはどのへんだ?」


トーステン「ちょっと待て。」


トーステンは、電波計測器を使い、現在地を計算している。


ゲオルグ「それは?」


トーステン「これは、ミレバとシャルシャの電波塔から出されている電波を受信して、

現在地を割り出しているんだ。

分かったぞ。ここはミレバから北北東に2時間半くらいの距離だ。

ミレバから130㎞の所と言ったところか。」


ゲオルグ「砂嵐の中を町から反対方向に進んでいたということか。」


ジーク「そうなるな。」


トーステンは、車をミレバの方向へ方向転換させる。


ジーク「あれは何だ?」


トーステンはフロントガラスの先の方を目を凝らして、確認する。


トーステン「あれか。そうだな、人工的に切り出した石が積まれているというか、

神殿の廃墟と言うか。」


正面には、崩壊した石の神殿の柱の様な物がわずかに3本見えた。


トーステン「近くに行って確認してみよう。」


トーステンは、車を運転して、崩れた神殿の柱が残るところに向かって車を進めた。


前方のフロントガラスから見える、石の柱の残骸が次第に大きくなり、

四角形にカットされた石が柱の周辺にいくつか散らばっているのが確認できた。


トーステンは車を柱の近くに停めた。


トーステン「これは…。」


目の前には、複数の四角形の朽ちかけた石が複数あり、

大きな石で敷き詰められた床が、砂にまみれところどころにある。

その一角に、地下に降りる階段の様なものが確認できた。


ジーク「降りて行ってみよう。」


3人は、地下への入口の所まで行き、中を覗き込む。


トーステン「これは結構奥まで続いているな。ライトが無いと進めそうにない。

一旦町へ戻ろう。」


トーステンは、この遺跡の廃墟と地下への階段の場所を記録し、町へ一旦戻ることとした。


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