366.ゲオルグの経験値稼ぎ
366.ゲオルグの経験値稼ぎ
ゲオルグ一家がこの世界に来てから、1週間もたたない内に、
ライアン博士、張博士、エバート医師とマリア看護士で、
ブラックドラゴンと砂漠化の因果関係を研究するチームができ、
佐藤氏と東村君の尽力で、倉庫とプレハブを組み合わせた研究所もできた。
そこで研究が始まった。
ゲオルグはトーステン、ジークと一緒に、モンスターを討伐し、
経験値稼ぎをすることになった。
この世界では経験値があり、地球からやってきた者が、
その経験値を得てレベルアップすると、
いろいろな能力を得ることができる。
この世界にやってきてすでにいくつかの能力を得たトーステンは先輩にあたる。
トーステンは無限弾丸や武器操作調達等、
戦闘、特に銃火器にかかわる能力をいくつも得ていた。
そのことをゲオルグに説明し、ジークも誘って、
経験値を稼ぐモンスター討伐につれてきたのだった。
ジーク「おい、そっちに行ったぞ!」
トーステン「OK!問題ない。
ゲオルグ、わかっているな?」
ゲオルグ「ああ、異世界に来てまで、AK-47を使うとは思ってもみなかったよ。」
広大な砂漠の中、トーステンの運転するピックアップトラック、
Titanの荷台に乗りながら、迫ってくるアーミースコルピオンに弾丸を次々と打ち込んでいく。
一通り討伐すると、
隣を走るジークが、地震で運転しているピックアップトラックから顔を出し、
話しかけてくる。
ジーク「なかなかやるじゃないか。」
ゲオルグ「先ほど手に入れた無限弾丸、便利な能力だな。
弾をいちいち装填しなくても打ち続けることができるからな。
信じられんよ、地球から来た者にとっては。」
ジーク「この先にサンドウォームの生息地がある。
そこで、RPG-7も試してみるか?」
ゲオルグ「最新型のロケットランチャーじゃないか。
ぜひとも試してみたいね。」
インカムで運転席から、その話を聞いていたトーステンは、
ピックアップトラックを停め、ゲオルグにRPG-7を渡した。
トーステン「使い方はわかるな。」
ゲオルグ「ああ、問題ない。」
トーステンとジークは、再び起伏のある砂漠を、車で走らせ始めた。
しばらくして、ジークは車を横につけ、話始める。
ジーク「あそこ、サンドウォームだ。5体以上はいる。」
ゲオルグ「了解。」
ゲオルグは砂柱から体の上半身を現したサンドウォームめがけて、
RPG-7を次々と打ち込んでいく。
すべて倒し終わると再び車を止め、ジークとトーステンが話しかけてくる。
ジーク「流石、ロケットランチャーも実践慣れしているな。」
ゲオルグ「ああ。問題ない。」
トーステン「ところで、何か新しい能力は得たか?」
ゲオルグ「そうだな、…攻撃知見と武器装甲製造だな。
様々な武器と装備が頭の中に浮かんでくる。
攻撃用ドローン?トマホーク??エイブラムス???T-96????」
ゲオルグは急に困惑しだした。
トーステン「大丈夫か?」
ゲオルグ「ち、ちょっと待ってくれ。」
ゲオルグは能力を使って、目の前に戦車、M1エイブラムスを出現させた。
トーステン「す、すごいな。」
ゲオルグ「なぜか操縦法もわかる。」
トーステン「ゲオルグ、おめでとう。
素晴らしい能力を手に入れたな。」
ゲオルグ「ああ。これは、私が地球にいた後の時代に、
地球で西側が作り出した戦車だろう?
なぜか私にはわかるんだ。
操車方法からメンテナンスまですべてわかる。」
ジーク「せっかくなんだから試してみないか?」
ゲオルグ「任せてくれ。」
3人はM1エイブラムスに乗車し、サンドウォーム討伐を続けた。




