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365. ゲオルグの家族

365. ゲオルグの家族


リョウとゲオルグ、トーステンは1960年代の東ドイツ、ゲオルグが旅立った日の夜8時に再び戻ってきた。


リョウはゲオルグの指示通り、6階建てアパートメントの屋上に次元転送機を止めることにした。

このアパートはめったに屋上に来るものは無く、ゲオルグとトーステンが下の階に降りて、

ゲオルグ家族の部屋に行っている間、屋上のドアに鍵をかけ、リョウは屋上に待機することにした。


ゲオルグが自宅の部屋に戻ってから、2時間後、

屋上のドアをノックする音が聞こえた。


トーステン「私だ、ゲオルグたちを連れて戻って来たぞ。

開けてくれ。」


リョウはドアの鍵を外すとドアが開き、

トーステンとゲオルグは1人の女性と中学生くらいの男の子を連れて、立っていた。


ゲオルグ「私の妻と息子だ。名はエレナとリヒトと言う。」


エレナ「話は聞きました。よろしくお願いします。」


リヒト「…。」


リョウ「荷物は?」


ゲオルグ「ああ、ここだ。」


ゲオルグたちは、部屋から持ち出した、古い大きなカバン4つを持ってきた。


そのかばんを積み込んだ後、

リョウとトーステン、ゲオルグ、エレナとリヒトは次元転送機に乗り込み、

ミレバに戻ることにした。


ーーーーーーー


ミレバには、昼少し前の時間に戻ってきた。


リリネアの屋敷に戻ってきた転送機から、全員降りると、

そこにいたリリネアとジーク、ワジムと数人の助手がおり、

いつもの通り、

エレナとリヒトに彼らがエルフとドワーフであること、

ここは町の名士であるリリネアの屋敷で、住まいはすでにゲオルグに用意をしており、

町から提供したこと、あとで町の案内することを説明する。


いつも通り、エルフの長い耳を見て、エレナは驚くが、リヒトは無言だった。

ゲオルグ「息子は無口なのでね。」

とゲオルグはフォローする。


トーステンは、リリネアの屋敷前に止めてあった車に乗り込み、

一旦町の警備施設に戻ると言っていたので、

代わりにリョウがゲオルグとその家族を家に送っていくことにした。


車がお互き出すと、エレナはゲオルグに町の様子の質問を度々していたが、

リヒトは無口だった。


やがて、リョウの運転する車はゲオルグに提供した家の前に到着する。

まずは、地球から持ってきたカバンを家の中に運び、

リョウはゲオルグに感謝の言葉を受ける。


リョウは明日、9:00に町の案内をする旨を伝え、

車でリリネアの屋敷に戻っていった。


ーーーーーーー


ゲオルグ「地球は今頃夜遅い時間だが、眠くないか?」


エレナ「なぜか興奮して眠くないわ。こちらは南国の空気で、

ちょうど昼位の時間なのね。

私たちは一度も飛行機に乗ったことはなかったけれど、時差ボケを体験するのは初めてよ。」


ゲオルグ「ここでは旅行は自由だ。当局に長距離移動の申請書を出さなくて良いんだ。」


エレナ「まだ実感はわかないわね。」


ゲオルグ「その内わかるさ。リヒトも、今後、自分の進路は自由に決められる。

頑張れば、やりたい職業に就くことができるぞ。」


リヒト「…。」


ゲオルグは、カバンをリビングに置くと、家の家電等、家の設備について、説明をすることにした。


ゲオルグ「ここは暑いので、クーラーが役に立つが、この家には全室にクーラーがついている。

風量や温度を自由に設定できるぞ。」


ゲオルグは覚えたばかりのクーラーのリモコンを押し、説明する。


エレナ「一般市民が、この様な贅沢をしていいのかしら?」


ゲオルグ「ここの設備は、未来の設備を持ってきているらしい。

リョウの話によると、一般市民でも、この様な装備は未来では普及しているらしいぞ。」


リヒト「…。」


エレナ「そうなんですか?」


ゲオルグ「そうだ。だから問題無い。それよりも、使い方を覚えてほしい。」


エレナ「わかったわ。」


ゲオルグ「それと、冷蔵庫や洗濯機もある。」


エレナ「それはすごいわね。

書記長や幹部の官邸にしかない装備ね。」


ゲオルグ「これも、未来では、一般家庭に普及しているらしい。」


ゲオルグは冷蔵庫を開きながら説明する。


エレナ「とても大きい冷蔵庫!なんでも入るわね。それにこの引き出しは?」


ゲオルグ「これは冷凍庫だ。なんと一般家庭に冷蔵庫がある。

まあ、ここでは氷は必須だからな。とても便利だ。」


エレナ「なんでもあるのね。」


ゲオルグは、次は風呂場を説明する。


ゲオルグ「ここはシャワールームだが、バスタブがある。」


エレナ「外国人専用ホテルの様で贅沢ね。」


ゲオルグ「そうだな、もちろんシャワーもあるが、温度調節ができる。」


リヒト「…。」

無言だが、説明は聞いているようだ。


ゲオルグは、先日覚えたばかりの温度調節できるシャワーの使い方を説明する。

説明を終えると、トイレの場所を説明する。

そのあと、寝室のライトなどの説明をする。


エレナ「まるで本当に外国人用の高級ホテルね。」


ゲオルグ「そうだな。俺も今でも信じられない。

おっと、そうだ。」


ゲオルグは寝室にあるテレビの説明をする。


ゲオルグ「テレビのつけ方はこうで…」


エレナ「まあ、カラーなのね。それにしても、とても大きくて薄い画面なのね。

このテレビも、クーラーと同じで遠隔で操作できるのね。」


ゲオルグ「ああ。そしてこのテレビ、ブルーレイディスクやDVDという、

録画した映画をいつでも見れるらしい。


確かこう…


ゲオルグは操作方法について迷っていた。


リヒト「こうじゃないか?」


突然リヒトが操作を始める。


リモコンをいじり始めてから2分くらいで、テレビの画面が切り替わり、

DVDの再生が始まる。


ゲオルグ「すごいな…。」


エレナ「そうね。」


リヒト「これは何だ?」


リヒトはテレビの棚の下にあったゲーム機のボタンを押し、

TVの画面を切り替える。


すると、レースゲームが始まる。


エレナ「なに?これは??」


リヒト「これをこうすると、操作できるようだね。」


リヒトはゲーム機のコントローラを操作している。


ゲオルグ「すごいな。リヒトは。」


その後、ゲオルグとエレナは、疲れたのか、すぐに寝てしまったが、

リヒトはTVゲームが気に入ったのか、

その後しばらく、ゲームをしていた様だった。


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