20.リアンの薬の調合室
20.リアンの薬の調合室
リョウは車を修理した後、先ほど海岸で収納した大きなカニ?について、
調べてみると、
ラージマウントクラブ
2m程の大きなカニ。
胴体の部分は食べられないが、足やハサミに詰まっている筋肉は美味。
1匹20万円
胴体の部分だけ 5万円
と出ている。
リョウ(カニみその部分は食べられないのか?味見を…万が一のことを考え、やめておこう。)
リョウはのこぎりとハサミを買い、車の脇でラージマウントクラブの足とハサミを切り離した後、
再度宅配ボックスにしまう。
ラージマウントクラブ(胴体のみ)で、総計5万円の収入となり、既存の資金と合わせて、
今現在135万4800円の貯金となった。
リョウ(もし、前世と行き来できたら、この世界でモンスターを倒し、売って、大金持ちになれるな。
あっ、そうだ、車…荷馬車の修理が終わったら、リアンの部屋に行き、
薬を作る調合室を見せてくれることになっていた。)
慌てて工具を荷室にしまい、リアンの部屋に向かうが、離れと言っていたが、場所はどこだっけ?
居間でジークが休んでいるところを見つけ、部屋の場所を聞く。
言われたとおり、居間から廊下に出て、その廊下を突っ切った先のドアからいったん外に出て、
その先の2F建ての建物がリアンの調合室と自室だった。
調合室にはリアンが待っていて、1つ1つ調合設備の説明をしてくれた。
前世と同じく、遠心分離機や撹拌機、ろ過機等あるのだが、もちろん動力は人力だった。
リアン「こっちは薬の材料をしまっているんだけれど、中には冷やし続けなければならない材料もあるので、
精霊魔法で定期的に氷を作らなければならないの。面倒だけれど。」
話を聞くと、リアンは精霊魔法なるものを使えるらしい。
仕組みは、昔の冷蔵庫と同じで、薬の材料を入れる棚の後ろ側が、氷を入れておくスペースにつながっており、
それで冷やすらしい。
リョウ「精霊魔法が使えるんだったら、暁の砂漠のメンバーを助けてあげたりするの?」
リアン「そうね、討伐モンスターの種類によっては、サポートする場合があるわ。
打撃系に強く、魔法に弱いモンスターなんかそうね。例えばサンドスライムなんかがそうね。」
リアン「モンスターから回収される素材が、薬の材料になる場合もあるので、
その様なときも、暁の砂漠のメンバーに加わるわね。」
リョウ「ここではどのような薬を調合するの?」
リアン「そうね、回復系の調合が一番多いかしら。濃度等によって、
効果が変わってくる場合があるので、調合の時も気を抜くことはできないわね。」
リアン「あとは解毒剤や解麻痺剤かしら。時々だけれど魔力回復材なども作るわね。
これらの薬は、保存する時、冷やしておかないと長くは持たないわね。」
話を聞いていると、前世の薬の主流となっている錠剤について、無いらしい。
そのことをリアンに提案すると、
リアン「小さくて持ち運びが楽で、何よりも、薬の有効期間が飛躍的に改善できるわね!
リョウ、そのアイデア、すごいじゃない。
よーし、今から作ってみるわ?」
その後、部屋を追い出され、リアンは錠剤について、研究のため部屋にこもってしまった。
リョウ(地雷を踏んだかな?)
リアンの部屋を追われたリョウは一旦、自分の客間に戻る。
戻る途中、リリネアに、また昨日の様な料理を作れないか、頼まれてしまった。
リョウ(じゃあ、作りますか。)




