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異世界アルバイト その2

メリィィイイイイイイイクリスマァァァァァアアアアアス

原作者が異世界でエキストラのアルバイトに行っている頃五月女コーポミレニアムでは?

「原作者さん順調に撮影できてるといいね」

「うーんどーだろうねーー」

少々首をかしげながら話す五月女


エキストラとはいえ労働に近い事をするのだ 簡単なことではない

素人が無理な演技をしようものなら

[みんな動きがウソっぽい]と言われるからだ

なんども練習をしたのち 本番がはじまるのだ


「ねぇねぇ管理人さん異世界の物って持ってきていいの?」

「おみやげ程度なら問題ない・・・が・・・」

「が・・・?」

「異世界の物を転売した場合はすぐさまに異世界警察が来てな すかさず逮捕よ」

「へー転売ヤーは異世界じゃ生きていけないんだね」

「まーな」


異世界の物を転売などすれば兵器を販売するのと同じことなのだ

そして渡はどんなものが売りに出されていたのかを聞いてみることにした

「他にはどんなものが転売されていたの?」

「死に戻りってあるだろ あれ最初日本円に換算してなんと300円で売られてたんだぜ」


「えぇーそうなの」

「そうだよ なんでこんな値段なのかと言うと使い道がまったく解らなかったからだ」

「でもどうして人気になったの?」

「アニメが人気になってなその影響で 転売ヤーが目を付けたってわけだよ」


アニメの影響で[死に戻り]は瞬く間に高騰化し次々と転売されていく姿に異世界政府は

値段を9億円に跳ね上げたのだ

「そんなに買って自分じゃ使えないでしょ」

「転売ヤーは高く売れればそれでいいんだよ 詳しく知る必要もないし売れさえすればいいだけだしな」

「だが異世界政府もこのままだんまりのわけがねーんだよな 異世界は魔法による捜査が可能だからな、素人でも2分で特定可能だぜ まっプロだとほんの数秒え特定が可能だ」

「へぇーじゃあ転売ヤーはもう何もできないんだね」

「そーなりゃあ後は実刑をくらうだけだな」


「どれくらいなの?」

そう質問する渡にたいし五月女は

「基本は日本とほぼ同じだ ただあまりにも悪質だとな」

五月女はパーを出した これは数字の5を意味しているようだ

「これくらいになるな」

「えっ5年くらいなの」

にたいし五月女は

「違う違う 寿命が50年減らされるんだよ」

「えぇーー50年も」

「んでその後は100年間強制労働で転生は亡くなるんだ」

「大きな代償だね あれ?ってことは 異世界では転売ヤーは生きていけないんだね」

「しょーゆー事だ真面目に働けっ手事だよ」


異世界の事を知りちゃんとルールを守って生きていこうとそう心に誓う渡であった

そんなこんなんで楽しく話し合っていたが うわさをすればなんとやら

原作者が帰ってきたのだ


「ふぃーーやっと帰ってこれたぜ」

かなり疲れ切った様子で部屋に入ってきた原作者は

「腹減ったーなんかねーかー」

「なんか食ってこなかったのかよ」

「いや異世界でいいもん拾ったからこれを食おうと思ってたんだよ」


それは明らかにドラゴンのようなものだった

「お前これドラゴンじゃねーかよ」

「なんかイベント討伐用のボスドラゴンらしいんだよ でも食ったらうまそうだよな」

「知らねーよ勝手に持ってきてしかも食おうとするなんて」

「異世界で討伐されるよりは 人間様に食ってもらったほうがドラゴンも幸せだろ」

「まっいいか作ってやるよ ドラゴンステーキ丼 今晩はごちそうだ」


その日の夜マンション内でドラゴンステーキ丼が振舞われた

一方異世界のSNSでは大変なことになっていた

イベント討伐用に用意した一部のドラゴンは食べられていたのが

さらにイベントラスボスドラゴンがいなくなっていたのだ

一部の目撃者はたった一人の人間が食べていたと言われいるのだ

動画は一応撮られているものの、誰も信じられないと言われている状態だったのだ


あのドラゴンを倒した人間は今流行りのライトノベルの異世界転生小説だと言われ

伝説となったのは 別のお話なのであった



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