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《不幸体質》のせいで7回死んだ僕は、神様にチート能力を7個貰ったので、人見知り&コミュ障を治そうとしたら問題だらけで難しすぎた~7回目の転生では劣等人の忌み子として嫌われる~   作者: 絶対人生負け組
第三章 2人の不憫な少女と《不幸体質》の僕

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第51話〜 冒険者ギルドという組織 〜

  相手のちょっとした言葉や行動で、特に何もない場合でも深読みして、勝手に決めつけて勝手に傷付くのは人見知り&コミュ障ド陰キャのする事なのは周知の事実。


  いや、これ陽キャは知らない人が殆どか……?


  うん、陰キャ側の人には周知の事実。




「では、早速説明させていただきますね」


「お願いします……」




「ギルドというのは、この『冒険者ギルド』の他に、『商業ギルド』や『魔道具ギルド』等がありますが、今回は冒険者ギルドだけの説明をします」





「まず、このマーティンに冒険者ギルドはこの南支部の他にも4つあります」


  受付のお姉さんは、慣れているのか淡々と説明を始めた。


  ん? という事は、ここマーティンには冒険者ギルドは5つあるのか……。


「『北支部』『東支部』『西支部』そして、『本部』です。他のギルドも同様です」


  あぁ、なるほど本部ね。完全に東西南北だけかと思ってた。中央ら辺にもあるのかな。

  こうやって勝手に思い込むのは悪い癖だ。これも陰キャの原因、治していこう。



「冒険者ギルドでの、お仕事の内容は大きく分けて6つあります。『採取・納品』『護衛』『討伐』『探索』『配達』『雑用』の【依頼】と【任務】があります」



  結構色々な種類の依頼があるんだなと頷きながら話を聞く。


  任務と言うのはギルドに所属する人がやる義務的なものだろうか。


「依頼は基本的には街の人などの依頼主が出した依頼なんかが多いです。常時ある依頼もあります」



  アニメとかで何となく仕組みは分かるが、前から説明されてなくて気になっていた部分を聞いてみる。



「常時ある依頼って、ギルドが出してるんですか?」


「ギルドが出す緊急もありますが、基本的にはギルドと契約を結んだりしている依頼主さんの常時依頼が多いですかね」


「そうなんですね……」


  やっぱりなんか、契約とか証明書とかこの国結構政治良くね? これなら、メアも安心して暮らせそうだな。


「では、説明を再開しますね?」


「お願いします」と言って、僕は説明に耳を傾けた。



「次に【任務】について説明します。【任務】と言うのは、ギルドに所属している人が月に絶対こなさないといけない【依頼】の数の事です」


  月にノルマがあるのか。会社みたいだ……。


「冒険者ランク毎やその人の実績に合わせた難易度のノルマが出されるので、絶対無理な【任務】が課せられる事はありません」


「そのノルマが達成出来ない場合は……?」


「勿論、違約金を払って貰います。違約金をずっと払わなかったり、何回も何か問題を起こしたりすると冒険者という身分を剥奪します。最悪捕まりますのでご注意を」


  受付のお姉さんの、釘を刺す様な言い回しにゴクリと唾を飲み込む。


  僕、そんなにお金もってないように見えるかな?!


「まぁ、それもこれも【任務】を達成出来なかったり、大きな問題を起こした場合なので普通にしていれば大丈夫ですよ。安心してくださいね」


  今度はニッコリ僕を安心させようとしてきた。



  何だこの人……もしかして僕からかわれてる?

  まぁ、それは置いといて……普通にしていれば…………ね……………………。

  僕もそうしたいけど、無理そうな気がするよ。捕まるのだけは嫌だな。最悪死刑とかかもしれないし!

  こんな若くして死ぬのは嫌だ。なるべく目立たないように普通に、頑張ろう……。



  けれども僕は普通に過ごせる未来が全く想像出来ず、肩を落とす。


「【任務】に関係してくるランクは、ギルドカードの真ん中に記載されています。リサーさんのランクは【D】でしたよね?」


  手に持っていたギルドカードをみると、確かに真ん中に大きくDの文字が書かれていた。

  一目見た時このアルファベットの意味が分からなかったけど、どうやらランクを表していたらしい。

  という事は、僕はまだ新人だからDランクが最低ランクと言うことだろうか?



「ランクってどういう基準で決まるんですか?」


  もしかしたらレベルとかが高かったら、最初2個ぐらい上のランクになるとかあるかもしれないので、聞いてみることに……。


「ランクが上がる基準は実績とレベルですね。本来なら最初はFランクからスタートするのですが、レベルがランクの規定に達していたら2個上のDランクからスタートするリサーさんの様な方もいるんですよ」


  ま、まさか本当に2個上のランクになっていたなんて……!


「……え、それって珍しい事なんですか…………?」


「うーん……。あんまり? 珍しくはないですね」


「そ、そうなんですね……」


  一瞬でも僕って意外と凄いのでは!? と期待した自分が馬鹿だった…………。





  その後も説明は続いていき、気付けば大分時間が経っていた。


  ギルドの説明って意外と難しいんだな……。こりゃ異世界系のラノベとかアニメ観といて良かったよ。観てないと、直ぐには理解できなさそうな内容だったしね。


  長い説明とかの場合、眠くなる事が多い。それは皆も校長先生の話とかで経験済みだろう。

  けれど、ギルドの説明は自分の今後の生活や命がかかっているからか全く眠気は襲ってこなかった。


  興味ある話だと、こうも違うんだな……。


  人間って不思議だなと、改めて思いながら説明の内容を頭の中で整理する。









  まず、【依頼】と【任務】がある。




【依頼】は大きく分けて6つ。


『採取・納品』『護衛』『討伐』『探索』『配達』『雑用』


【依頼掲示板】から受けたい依頼の紙を持って、受付の人に渡す。受付の人にOKを貰ったらお仕事にレッツゴー。依頼が終了したら依頼主に直接サインを貰い受付の人に見せる場合と、討伐部位などを受付の人に見せて依頼内容を達成していたら報酬が貰える感じ。



  依頼毎に推奨ランクがあり、自分のランクの一個上までしか受けられない。

  それを違反していないか確認するのも、受付の人に許可を貰う1つの理由だったりする。







【ランク】


  ランク毎にノルマがある。Sランクだと、Sランクの依頼は1個でノルマ達成。Fランクとかの依頼を受けると50個とか。冒険者の実績などで違い、ランクに合わせたノルマがある。

  不達成だと、違約金的なのを払う。





  ギルドの仕組みとか、運営方法は下に書いてある様な感じらしい。



  依頼者はギルドを仲介するので仲介手数料も込で払うみたい。依頼者からの直接冒険者個人への依頼もオーケー。ただ、ギルドを通して指定依頼だとお金もかかる。指定する冒険者のランクなどが高ければ高いほど。





  他には、



 ・レベルが1000より低いと冒険者になれない

 ・『護衛』『探索』『討伐』が出来るのは、成人してから(この世界では15歳が成人)

 ・成人してなくても登録可。けれど上の3つは危険なためダメ



  とまぁ、こんな感じだ。



更新が遅くなってすみません。色々な用事があり、中々書けませんでした。


更新してないにも関わらずPV数やブックマーク、評価が増えていて驚いたと同時に感謝します。僕は自分の書いてる世界に没入してしまい、小説を書くのには物凄い体力と精神力が必要なので、読者様の励みで癒してもらっています。なんか変かもしれませんが、これからも小説を読んで頂けると嬉しいです。感想も待ってます。

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