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見えにくいアヒルの子

作者: 松村かれん

最近の親は子供を殴る。

最近の親は子供を捨てる。

最近の親は子供を殺す。

動物でさえ何の見返り無しで子供を守ろうとするのに。

これじゃあまるで虫けらだよ。


カッコウの親は自分で子供を育てられないから、別の鳥の巣に卵を産む。

カッコウの親は別の鳥の卵を数合わせのため捨てる。

カッコウの子供は自分が生きるために別の鳥の子供を捨てる。

別の鳥の親は自分の子供を殺されたことも知らずカッコウの子供を育てる。


「みにくいアヒルの子みたいだねぇ。」と老婆は笑う。でも、それは違う。


みにくいアヒルの子は、義母や義兄弟にいじめながらも自分の力で本当の親のもとへ行き綺麗な白鳥になる。


本当に醜いのは、人間の方だと思う。


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