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中二病黙示録  作者: 原初
14/20

vs光の勇者 Ⅰ

果てしなく遅くなってすいません。誤字・脱字があれば問答無用に送ってください。

 VS光の勇者 Ⅰ


 台風が直撃したような爆音とともに感じる衝撃。

 

 日本や中二病黙示録とはまた違う異世界にある国、プルストで起こった大事件。ニュースによると、


 ジュラジュ大学の研修生300人が乗った飛行機が、飛行中に雷の直撃を受け、約300km先の国立図書館に突っ込んだとのこと。それだけでは飽き足らず、飛行機もろとも半径約400mという大規模な範囲で爆発したとのこと。原因は摩擦による発火、周囲の本に火が移り、イイ感じに密室状態で、プロペラの回転により周囲の粉塵が巻き上がり、大爆発した模様。


 この直後、2人の大学生l(めちゃくちゃイキリ1人、友達のドS1人)の存在が消滅した。


 気づいたら普段見慣れない西洋の建造物、教会っぽいところに転生していた。後々に、教会の司教さんっぽいジジィ曰く、自分らは伝説にある光の勇者である。レベルは最高の999でステータスも同様、最高の9999、スキルもそれぞれ違うが、この世界で最強だということ。今この世界はパンデミックのような状態で、生きている人はほとんどいないとのこと。自分らの使命は、パンデミックの権化を撲滅することだ。と。

 

 なのに、だ。

 

 「ありえねーだろおい!あのちゅーに俺らを吹っ飛ばしたぞ。」

 光の勇者の1人、栗島は同じ転生者である大須とともに高速で飛ばされている。今さっきまで、この世界で最強の風属性防御魔法を行使したのにも関わらず、吹っ飛ばされたのだ。

 「最強の防御魔法を超える速度の竜巻を発動するなんてな、でもこれで分かったことがある。」

 大須は冷静に腕を組み、栗島に語り掛ける。その下では、白い髪をした中二病が両手に手を突っ込んだまま、光速の竜巻を操っている。光速なので摩擦によって火が出てもおかしくないというのに、近づいてくる異形を粉みじんにするだけだった。時々、風を光速射出して活路を作ろうとしている。

 「栗島、あのイカレ頭、ランダムな方向に風を射出しているように見えるが、あいつ、時計台には一回も当てていないんだ。これがどういう意味か分かるか?」

 「ん~~~?・・・・・ふくゅはっ!まさか!あのちゅーに野郎ども!俺らと!目的が同じ!」

 手を叩き、栗島がそういうと、大須は首を横に振った。

 「俺らと目的が同じなら、もうとっくに時計台は灰になっている。奴らの目的は時計台にあるってことだ。」

 「!なるほろろ!そゆことか!」

 栗島は目を見開いて驚きの表情を浮かべる。

 「しかもだ。あのバカは俺らをどこに飛ばしていると思う?」

 大須は親指で後ろを指す。栗島は飛ばされているのにもかかわらず、器用に首を後ろに回す。

 「な!!あのバッカ!」

 栗島は驚きの声を上げる。

 「構えろよHPの減少を少しでも抑えるんだ。」

 彼らの目の前にあったのは、時計台、その頂上だった。

 

 核弾頭と核弾頭がぶつかるような音が空気を蹂躙した。


 「おい、クライシスハイザー、ギィ!転生者二人が時計台に直撃した模様。目的は不明だが、カオスの記憶の一部は時計台の頂上にあるようだ。今すぐ戦闘を中断して、時計台に向かってくれ。」

 ネロがテレパシーでクライシスハイザーとギィの脳に直接単語を入力する。

 「あァッ!?クソッ、がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 クライシスハイザーは光速で巻き起こる竜巻を時計台に当てないように周りにばらまく。雷を纏った風は、音と衝撃を置き去りにしてありあらゆる方向に急襲する。周囲の異形はなすすべなく残酷に打ち滅ぼされる。別に彼は怒っているのではないが、超上から目線のネロに命令口調で言われたことに腹を立てただけである。

 「は、了解。クライザー。叫んでいる場合じゃないぞ。」

 ギィは大気中にある原子にある電子に身をくっつけているので落ちずに済んでいる。

 「クライザーじゃねェッつッてんだァろォオがァァァァあああああ!!!」

 叫びながらもカオスを守っていた竜巻を消し、カオスを解放する。

 ギィもまた電子から身を放し着地する。

 「クライザー、どうするの?」

 カオスがクライシスハイザーの腹に腕を回し抱き着く。

 「クライザーじゃねェ・・・・はぁ、もォどォでもイイか・・・・」

 クライシスハイザーは頭に手を当てて溜息を吐く。そして、右手で後ろから抱き着いているカオスを引っ張り出し抱き寄せる。

 「っ!!??」

 カオスの顔が紅潮しなんか言おうとした瞬間。

 天空を丸ごとかっさらうような音とともに、カオスを抱き寄せていたクライシスハイザーが空高く飛び、砲弾のように時計台に向かう。

 「けっ、俺は置いてけぼりかい?」

 ギィは体から高圧電流をほとばしらせると、

 「一番先は俺だ。」

 刹那、ギィの身体が電気に包まれたかと思うと、時計台に続く一本道を光速で移動する。

 

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