第7話 妹が斬る!
前編です。
後編はもう少々お待ちください。
「香菜って学校だと、裏ボス的な存在な気がする」
「…大体あってるから、暗殺依頼しようか?」
「ふっちゃった俺が言うのもなんだけど、いきなりのってこないで!!ビックリしちゃうから!」
家
家族揃って(父は、出張でいないのだが)で、晩御飯を食べていると、母が言った。
「あっ、そう言えば明日、香菜の授業参観じゃない」
「……いいよ…来なくて。どうせつまんないと思うし」
「つまんないかどうか、ちゃんと教えてるかどうか、しっかりニンジンを食べるかどうか、授業参観だからって妙に張り切ってないかどうか、校長がロリータじゃないかどうか、しっかりこの目で見てから決めます」
…なんか基準値おかしいけど、最後のは絶対アニメに影響されてるよな……。
「…だから来ないでって!」
ダンとテーブルを叩き、階段を上り、自分の部屋に入る音が聞こえた。
「…いじめられてるのかね……あの子が怒鳴ってる姿、初めてかも。
…私だったら、そんな子達、みんなの前でパンツ脱がして、『うわ〜、ちっちぇー』とか言って犯すのにな……」
「それ御褒美になっちゃうよ!!!いくらなんでも痴女キャラを放出し過ぎだよ、たまには抑えて!!」
「これでも抑えた方なんだけどな……」
「嘘でしょそれで抑えたとかもうストッパーなくなったらどうなんの!?」
パキッ!
音がした方を見ると、母さんが鬼の形相をしていた。
「綾音さん…………後でお話しましょう?」
「ヒッ………………はい……」
僕達は一切妹に何も聞けぬまま、次の日を迎えた。
次の日
母は急遽予定が入り、姉は元々来る気がなかったらしく、僕1人で行くことになった。
まぁ、確かに姉はいちゃダメだよな、これから行くの小学校だもんな…………
妹は大丈夫なのかどうか、いつもどういう立ち位置なのか、ちゃんと見ておこう。
まだ1時間目は始まっていないので、ぶらぶらと歩いていると、妹が掛けてきて、さっと階段の方に身を隠し、何か書き、ダッシュで帰っていった。
……何をしてるんだ?あいつは…………
チャイムが鳴り、妹のクラス3年4組の教室に行った。
教室が少しざわざわしていたので、人をかき分けた。
そこで僕が見たのは、………なぜか妹以外のクラスメイト全員でハンカチ落としをしていた。
授業の一環かと思ったら、先生が「授業始まりましたよ!!」と叫びながら泣いている。生徒の返答は、
「ハンカチ落とししないと……俺らみんな殺されんだよ!!王様に…」
だった。
………………待て待て、なんだこれは。ただの王様ゲームじゃん、子ども版王様ゲームだよ!!!
ふと、黒板を見ると、
『王様から
件名:王様ゲーム
本文:これはあなたのクラス全員で行なってもらう王様ゲームです。王様の命令は絶対なので24時間以内に従ってください。途中棄権は認められません。
命令1:ハンカチ落としを松谷香菜以外のクラス全員でやれ】』
ガチなヤツ来たああああ!!!!マジでガチな奴じゃん!!
…だから、うちの妹は、ハブられて……あれ?あの紙…………さっき、香菜が持ってた…………鳥肌が立ってしまった。自分の中にある疑問を打ち払いながらも、恐る恐る妹の顔を見ると、
ニタァ
僕のギャグはなかなかどうして的を射ていたようだ。
さてさて、今回はあまり冗談を入れられなかったので、反省です……
妹が次回どう動くのか、ぜひ注目してみてください。
あと父親が出張というのも、この先の話の伏線だったりします。