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第3話 ケチャップはかく語りき

3話目にして、妹の名前が『香菜』だと発覚しました。これから姉、父、母の名前は明かされるのか、苗字はいつ公開されるのか!!乞うご期待!!!!!

「さて、それでは第1回『ケチャップの容器ってお父さんのお腹の圧力でも割れるの?』検討会ー!!!!!!!」


いつものリビングで、宣言をする母。

やっと1話の冒頭に戻ってき……あれ?


「…なんか内容違くない?

だって、昨日、父さんが買ってきたケチャップに穴が開いてて、その上に父さんが倒れて、まるで父さんが死んでるように見えて……


んで、最近この辺にケチャップとかマヨネーズの容器に穴を開ける輩がいて、今日母さんが買ってきたマヨネーズに穴が開いてて、元ヤンの母さんがガチ切れたって話だったのに、なんで父さんのお腹の圧力の話になってんの?」


「快太…説明口調過ぎてキモい……地獄あっちだけど行く?」


「窓を指さして地獄とか言うんじゃない!てか、ここ1階だしね!!!ワンチャンもないよ!!!!」


「どこ見てるの…?私が指さしてるの、キッチンの包丁入ってるところなんだけど」


「いや、何さっきと違うところ指さしてるの!?あっち向いてホイのズルするみたいなのやめなさい!!!」


まったく……妹はなんでこんな性格になってしまったのだろうか……はっ!これも伏線なのか!!?妹回がいつか来るということか…………期待で胸が膨らんでるぜ!


「あれ、あんた胸膨らんでる?」


「え!?確かに膨らむって思ったけど、物理的に膨らんでた!?!?」


ここまでつっこんで母さんがガチで睨んでるのが見えた。


「…………ごめんなさい……」


今の世の中は本当にツッコミにとって理不尽だと思う。 #異論ない人RT


「…じゃあ、早速推理してみるわよ」


議題変わってるし、推理って情報が足りなさすぎるよ!!明智も金田一も江戸川も火村も杉下にも多分解けないよ!!!


というツッコミを抑え……あれ?僕の心の声、聞こえるからこれももしかして聞こえてる?大丈夫?今日で最終回にならない?


「うーん…僕はやっぱり愉快犯説かなー、なんだってやる意味がないもの。嫌がらせにしか見えないよ」


何も反応しないから、聞こえていないと判断。…しかし僕も父さんと一緒の見解だ。やる意味がない。


「そうだね〜、私もヤる意味ないと思うし、その説だと思うなー、てか、早く寝たいんだけど。明日節分だし」


おいおい、発言だったら大丈夫だろうってさり気なく、入れてくるなよ…姉さん……

てか、節分という行事は大学1年生の姉さんにどんな影響を及ぼしてんだよ!!

普通そんな楽しみにする行事じゃないよね!


「私は……意味がないことだからこそ意味がある気がする…」


家族みんなが、妹に視線を注いだ。…妹が1番探偵っぽいよ。なりきってるよ!!でも、まだまだだな。探偵は『さて』から始めないといけないんだ…フフッ!


「…さて、それではなんでこう思ったのか、根拠を述べいきましょう。まず確認したいのですが、穴が開けられたのは、ケチャップとマヨネーズだけなんですか?」


『さて』から始めちゃった!!もう探偵だよ!!探偵香菜って名乗っていいよ!!!おにぃが許可する!!


「うーん、分かんないけど……そうじゃない?」


「そうじゃない……?私は今推理をしているの…そんな曖昧な情報でいいと思ってるの…早く確認して。ケチャップと一緒に並べて、穴開けちゃうよ…?」


「ひいいいいいいい!!!ごめんなさい!!確認してきます!!」


僕は急いで、漢太に電話した。すぐにつながった。


「あー、漢太?急で悪いんだけどさ、穴が開けられたっていうのは、ケチャップとマヨネーズだけ?」


『あ?…あー、いや、あと一つあった気がする………なんだっけなーーーー?…あっ、思い出した!!ソースだよ!ソース!!スーソスーソ!

でもどうしたんだ?いきなり』


「あーいや、何でもない、気にしないでくれ、じゃあな」


『あっ、質問に答えてやったんだから、お前の姉ちゃんとヤらs…』「死んでもゴメンだ馬鹿野郎!!」


「誰がオチをつけろと言った……まったく

おーい聞いてきたぞ、愛衣ー」


「ご苦労。愚民」


「なんで父さんが答えんだよ!!キャラ付けされてないからって暴走していい理由にはならないからな!!!」


「…でどうだったの?」


「ケチャップとマヨネーズとソースだとよ」


ニヤリと口角を上げ、見たことない表現を浮かべる妹。


「予想通りね………」


「予想通り……?」


一体何をどう予測したら、ソースなんて答えが出たんだろう。


「…私のクラスに『毛馬蘇(けまそ)君』っていう子がいるんだけどね……


「え!?!?まさかの出オチ!?!?」


「さいるう!!!」


家族みんなに怒られてしまった…

なーんで、家族揃って、さいるうが揃うんだよ………


「…えーとね、毛馬蘇君って子がいて、その子が最近言ってるの。『あ〜穴開けてーなー』って」


僕は初めてツッコミをしなくていいと思った。たまにはこういう気分もいいだろ。


「でもその子、将来有望だね。穴開けたいなんて……将来が楽しみな変態だよ……ウへ……ウへへへへへ………」


た……たまにはこんな気分でいいだろう……。



後日談というか、今回のオチ。


この後、母さんが毛馬蘇君の家に殴り込み、謝罪させ、マヨネーズ代をむしり取り、反省させた。


以後、このような事件はなくなった。



何とも、僕の心にも読者の心にも納得がいかないというか、不満がある終わり方だ。やっぱり、引っぱりすぎはいけないと分かった。これからはなるべく1話で終わらせよう。そう心に誓った。






作: 何よりも不満なのは、こんな結果しか思い付かない僕の脳みその残念さです。

さてさて、いかがでしたか?

解決の仕方には、僕もあまり納得はいってないのですが、だからこそのギャグなのではないかと思います。


そして500字から1000字と言ったのに全然超えてますね。これも反省したいと思います。


明日は節分ですね。鬼討伐クエスト、一緒に頑張りましょう。


それでは、また。

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