創世記
宇宙の始まり
気が付くと我は何も無い場所にいた、
我は何なのか解らない、他の意志も感じられない、
此処は、何も無い、光も闇も無い、
暑さも寒さも感じない、時の流れも感じない、
我の意志以外は感じない、広さも狭さも、
動く事も、眠る事も出来ない、何も無い場所、
虚無感が襲う、孤独感が襲う、何かの衝動が襲う、
我以外の存在を探し求めた、幾度となく繰り返した、
見付からない、見付からない、見付からない、
新たな衝動が襲う、無ければ生み出そうと、
幾度となく試行錯誤を繰り返した、
どの位掛かったのか解らない、同じ存在が出来た、
同じ存在の為、孤独感は無くなったが、虚無感は変わらなかった、
更に試行錯誤を繰り返した、同じ存在以上のモノは出来なかった、
閃きが襲う、我とは違う意志を存在を作ろうと、
我は想う、此処を照らすモノを、だが変わらなかった、
我は想う、照らすモノを異なるモノを、光と闇を生み出した、
我は想う、何かが足りない、物足りないと、
我は想う、一つの空間を造り出した、その空間に、光と闇を入れてみた、何かが足りない、
我は想う、何かが足りない、また試行錯誤を繰り返した、モノを造り出した、
我は想う、まだ何かが足りない、数多のモノを造り出した、
我は想う、変化が無いと、また試行錯誤を繰り返した、時を生み出した、
我は一喜一憂した、だが何かが足りないと想うた、
我は想う、法則を想い描いた、秩序が生まれた、数多のモノは、星となり、星の中心は光となり、光の遮る事で闇が浮かび上がった、
我は一喜一憂した、美しい軌道を描く星達を見続けた、
我は想う、まだ何かが足りない、また試行錯誤を繰り返した
、
そして星達の中に動くモノを造り出した、生命体の誕生である、
我は一喜一憂した、更に試行錯誤を繰り返した、多種多様な生命体が生まれた、
誤字脱字の修正をいたしました_(._.)_