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髪飾り×鋸  作者: R:C
2/9

1話目

ども。

前回のものは一応プロローグなので、ここからが1話目になります(´ω`)


+×+×+×+×+×+×+×



夜。

本当はこんな時間に外出するのはいけないのだけれど、僕はこっそりとコンビニへ行った。新作のスイーツがどうしても食べたかったのだ。

現在はその帰り道。

人通りは皆無だ。


「……ん?」


道端に、人がしゃがみこんでいる。

どうしたんだろう?

具合でも悪いのかと思い、近付いてみると--------



----そこには、椚田文目がいた。



手には両刃鋸を持って。

足元には、無惨にも首を切られた猫の死骸。

血溜まりが円形に広がっている。


「ひ……ぃっ」


僕が声にならない悲鳴をあげ、逃げ出そうとしたのと。

椚田文目が、両刃鋸を僕に向けたのは、ほぼ同時だった。

椚田さんは僕がクラスメートであることに気が付いたようで、少しだけ目を丸くした。


「……あの、」


小さく、彼女が声を発する。

僕の首筋に、鋸を当てながら。


「………桜野さん。このことは、誰にも、言わないで……ください。」


「………っ」


「黙っててくれないなら、この猫ちゃんと、同じように……しちゃいます。」


上目遣いで無表情に告げる椚田さんに対し、僕は頷くことしか出来なかった。


「ホントに、内緒にして、くれますか?」


「う……うん。」


「なら、良い…です。約束ですよ?」


そう言って、椚田さんは鋸を僕の首から離した。


「………あ、それと。」


「えっ?」


「……こんな時間に一人で歩いてたら、危ないですよ。」


それでは、おやすみなさい--------と、彼女は僕に背を向けて去っていった。

猫の血で濡れた鋸を右手に持ったまま。



+×+×+×+×+×+×+×



読んでくださってありがとうございました(`・ω・´)

小説はこんなんですが、R:Cは猫も犬も大好きです。…本当です。

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