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第9話

「たまねが?あの子競馬をやっていたの?


 姉とお店で呑んだ翌る日、俺たちは家の掃除をしていた。新しい住処はまだ決まっていないが、家の掃除をしようということになり、休日の朝から掃除道具を片手に綺麗にしていた。

 一昨日、妹と朝まで呑んでいる時に休日の過ごし方の話になり、「旦那と馬をやっている」と教えてもらったのだ。

 その事を姉にぽつりと──伝えてしまった。


「俺の会社の人もやってるよ、みーんな競馬新聞を片手によく話し合ってる」


 姉は窓のサッシに付いた汚れを落としている。


「そう…まあ、人の趣味にとやかく言うつもりはないけど、ギャンブルはどうかと思うわ、人として」


「……………」


「趣味の範疇ならいいけど、往々にしてそうはいかないでしょ?事件にも良くなってるしお金が原因で人間関係も拗れてしまうし。あんたもそう思わない?」


「──あ、ああ、うんそうだね」


 しくじった、と言わざるを得ない。

 姉は微妙に空いた間を見逃さなかった。


「……あんたそういえば、何年か前に私の所へ来たわよね…それってまさか…」


「…………」


 開けた窓から近くを通る電車の音が聞こえてくる。ホームに車両が入りその音が止んでから、逃げられないと思い白状した。


「……やってた、昔、だから、貸してくださいってお願いした」


 もう直接見なくても分かる、姉の激昂したオーラが。


「──信じられないっ!!あんたもクズじゃないっ!!──出て行って、そんな奴と暮らせるわけがないでしょ!!」


「いやでも、もうやって「関係ない!!──いいわ、あんたが出て行かないならこっちから出てってやる!!」


 それから俺は必死になって姉を宥め、自分から家を出て行った。



「そりゃ怒るよ〜」


「ですよね…あの時、お金を貸してほしいって頼んで、姉の家に行ったんですけど、何故か凄く良くしてもらって、それが居た堪れなくなって逃げるように帰ったことがあって…」


「まあ〜ね〜それは逃げちゃうね〜」


 向こうの家はもう引き払うことになっているので帰るに帰れず、母親に泣きついても「自業自得」と突っぱねられたので、俺は津島さんの家にお邪魔させてもらっていた。

 知らない間に『知り合いかも?』に追加されていた津島さんの連絡先からメッセージを送り、ここまでやって来た。

 快く迎え入れた割には俺の顔を見ようとしない津島さん、今もパソコンの画面に集中しており慣れた手付きでキーボードを叩いていた。


「まあ、そのうち機嫌も直るだろうからゆっくりしていって〜」


「すみません…」


「けど、君みたいな子でも賭け事ってやるんだね、意外」と話をしているけどやっぱり見ようとしない。


「バイトしていた時の先輩に連れられて、それで覚えたんですよ。一時ハマってしまって、使っちゃいけないお金まで使って、それで親に泣き付いたんですけど…」


「あ〜それで断られて今度はあかりに泣き付いたんだ?」


「はい…」


「そのお金はもう返したんでしょ?」


「はい…それでも姉はギャンブルが受け入れられないみたいで…」


「あかりは潔癖だからね〜しょうがないよ」


 津島さんの家は俺が住んでいた所と同じワンルームタイプだ、玄関からすぐキッチンがあってトイレがあって風呂場がある。

 扉を開けたら八畳ほどの部屋があり、津島さんはベランダ側に置かれたデスクで仕事をこなしていた。俺はキッチン側に置かれた一人用のソファに座っている。

 何というか、津島さんの部屋は引っ越し前ですか?と言わんばかりに質素な感じがした。実際引っ越し前らしい。壁際に段ボールが積まれていた。


「ライブ配信する時は別の場所でやっててさ、そのお金が勿体ないから防音が良い所に引っ越すの」


「ここから遠いんですか?」


「ううん、あかりの家に近い場所だよ。──安心した?」と、俺がやって来て初めて目を合わせてきた。


「え、ええ、はい」


 そしてすぐにまたパソコンへ向き直った。


「元気ないな〜いつもの冗談が全然ないよ〜」


「そんな事言われても…」


「あ、ここにいるんならご飯作ってくれない?つぐも君の料理は美味しいから食べたいな〜」


「わ、分かりました」



✳︎



「…………」


 つぐも君の足音が遠ざかり家から出て行く、来たばかりなのに買い出しに行かせて申し訳ない、けれどこちらにも心の準備というものがある。


「あ〜焦った〜…」


 動画編集をしているフリしてとにかく目を合わさないようにしていた、こっちとしてはいつバレるか冷や冷やしていのだ。

 『知り合いかも?』は想定外、まさか向こうから連絡を取って、しかもお邪魔させてほしいだなんて、私もまだまだ初心である。意中の相手が頼ってきたというのに何もできないだなんて。

 椅子を回転させて我が家を見る、引っ越し前なので色気なんてものはない、これではムード作りには不向きである。


(いやだけど、つぐも君はあかりの元ではなくて私の元にいる…これはチャンスだぞ〜)


 ベッドに放り投げていたスマホに着信が入った、嫌な予感。


「も、もしもし…」


 かけてきた相手は事務所のマネージャーだった。


「大語です。明日に予定していたミーティングの件ですが、今日に変更できますか?」


(えー何で今日やねーん!)


「え゛、そ、それはどうしてなんですか?」


「マリンさんの身内にご不幸がありまして、明日から急遽帰省されるみたいなんです。それで、マリンさんの方から今日に変更できないかと問い合わせがありました」


(嘘つけえー!あの人SNSでそろそろ旅行に行きたいってめっちゃ呟いてたわ!)


「ウリンさん?」


「あ、は、はあ…ミーティングの時間は…」


「ウリンさんにお任せするとマリンさんが言っていました」


 ちなみに『マリン』は先輩、私はその妹分にあたるので『ウリン』、さらにあともう一人『ワリン』という人がいる。○物語やんけ!

 私が所属している事務所は遊技機の製造、販売を手がけるメーカーがスポンサーに付いている。その関係上、宣伝や告知を私たちが担当していた。


(え〜せっかくつぐも君が来てるのに〜)


 夕方前にお願いしますと伝え、肩を落として電話を終えた。

 買い出しに出ていたつぐも君が折良く帰宅、昼から仕事が入ったと説明した。


「大変ですね」


「ごめんね〜せっかく来てくれたのに〜」


「いえ、迷惑をかけているのはこっちですので」


「私がいない間はどうするの?」


「え〜…まあ、ちょっと考えます、姉のあの状態では家に帰れませんし」


「災難だね〜賭け事ぐらいいいのにね〜」


 つぐも君は買い物袋から野菜を取り出し、キッチンで料理を始めた。

 あかりの家と比べて狭いだろうに、慣れた手付きで野菜を切り始めていた。

 私はそんな彼の姿をソファに座りながら眺める。変な駆け引きもなく、ゆったりとした時間が流れた。


「津島さんもされるんですか?」


「事務所の案件でね〜一回だけパチンコ屋さんに行ったことあるよ〜」


「へえ〜」


 私がその界隈では有名とされている海○語の名前を持っていると伝える、フライパンを温めていた彼が笑った。


「そんな仕事もあるんですね」


「まあ、その名前は案件の時だけなんだけどね〜」


 彼はどうやら炒飯を作ってくれるらしい、それから茄子とミンチ肉を取り出し調味料の中に漬けている。

 香ばしい匂いがあっという間に立ち上った。


「んん〜良い匂いだね〜」


「あともうちょっとで出来ますので…」


 彼が出来上がった料理をお皿に乗せる、結構ボリューミーだ。


「一応私女の子なんだけど、それガッツリ系だよね?」


「え?前の旅行の時におかわりしていませんでしたか?それにチャンネルでも中華系紹介してましたよね」


「──あ、はい、そうですね…」


「何で敬語なんですか」


 そんなに大食い女に見えるのかと、拗ねてみたが返り討ちにあってしまった。この子は良く人のことを見ている、それにチャンネル開設当時に上げた料理動画も視聴してくれていたのだ。

 これが恥ずかしくないわけがない。

 この日の私は自分のペースを掴めず、まるで初恋の相手と一緒にいるような乙女になってしまった。ろくすっぽ会話もできずにミーティングの時間を迎えてしまい、彼と肩を並べて家を出た。

 たったそれだけの事で舞い上がってしまい、駅の改札口で彼と別れ、電車に乗った時ようやく一息吐くことができた。

 昼下がりの午後、柔らかい日差しが車内を照らしている。乗客はまばらで彼と過ごした時間のようにゆったりとしていた。


(あかりが手元に置きたがる理由、分かっちゃったな〜)


 言葉は悪いがとても便利だ。料理は出来るし気が利く、一緒にいて面白いタイプではないが安らぎを与えてくれるタイプだ、つまり結婚するならああいう人、みたいな感じである。

 つまり、私の目に狂いはないのである。

 私は彼にメッセージを送った。


澪:ご馳走様でした〜⭐︎


つぐも君:お粗末様でした、お邪魔してすみません


 こういう所は弱い、もっと堂々とすれば良いのにと思う。

 いや、弱いからこそ良いのだ、だからあかりも彼を好いている。


澪:いつでも来てくれていいからね〜


つぐも君:ありがとうございます


 ふふんと、私は確かな満足感を感じながら事務所へ向かった。



✳︎



母:今どこにいるの?


 津島さんと別れ、良く旅行へ行く友人の所へ行こうかと考えている時に母親からメッセージが入った。

 駅前の喫茶店でコーヒーを啜っていた俺は、珍しいことがあるものだと思いながら返事を送った。


つぐも:こっち


母:今からこっちに来なさい


つぐも:何で?


母:お姉ちゃんと喧嘩したんでしょ?今日は泊まっていいからこっちに来なさい


 津島さんの家に行く前は駄目だと言ったくせに、どういう風の吹き回しだろうか。


つぐも:何かあったの?


 既読スルーだ。


(ええ〜まあ、いいか、行くか)


 コーヒーを飲み終え俺も電車に乗り、太陽が沈んだ時間帯に実家へ着いた。

 近くに市立図書館がある家族向けのマンションの一室、そこが俺の実家だった。

 夏も冬も関係なく冷房が効いている(早く直してほしい)エレベーターに乗り三階へ、外通路を歩いて真ん中辺りにある我が家のインターホンを鳴らす。

 すぐに母親が出てきた。


「お帰り」


「ただいま」


 あの姉にしてこの母あり、いやこの母親から姉が生まれたんだ、そりゃ似て当然である。

 けれど身長は俺と同じだ、姉のあの高身長は父親譲りである。

 リビングへ通され椅子に座るよう言われた。


「で、話って何?」


「お母さんね、再婚しようと思ってるの」


「……………」


 姉に似た雰囲気を持ち、姉より切長な目を持つ母親が唐突にそう切り出してきた。

 ──父親は俺たちが幼い時に他界している。転勤族であちこち回り、単身赴任先の自宅で遺体が発見された。

 死因は心不全と診断され、あまり構ってやれなかったと当時の母親はひどく後悔していた。

 あれからもう一〇年以上経つ、まあ、そういう話があっても何らおかしくはないが、


「何で俺に言うの?」という疑問が先だった。

 姉と違って表情豊かな母親は困った顔つきになって答えた。


「お母さんも悩んだのよ、お姉ちゃんに相談しようかって。でもあの子、親よりあんたたちを優先しているところがあるからね」


「ふーん、そうなの?」


「そうよ、だからあんたにお金を渡したのよ。ちゃんと返したんでしょうね?」


「その話はいいから。で、どんな人なの?」


 困り顔からほっとした様子を見せ、スマホを見せてきた。そこには白髪が良く似合うダンディなおじさんが映っていた。


「お母さんさんが働く会社の取引き先でね、一度トラブルがあって私が対応したことがあったの。それでその時にこの人と知り合って気に入ってもらえて、それから付き合いが始まったのよ」


「へえ〜親の恋バナを聞く日が来るなんて…」


 そんなんじゃないと母親が照れ臭そうに笑った。


「結婚と言っても籍を入れるだけでね、でも、この家にも招く時があるからあんたたちが気兼ねなく帰ってこられなくなるかもと思って、だから相談したかったのよ」


「まあ…ね、実家に知らない人がいたらそりゃ気を遣うだろうしね」


「そうでしょ?とくにあかりが嫌がるかと思ってね。あんたは知らないだろうけど、あの子月一ぐらいで帰ってくるのよ」


「え?そうだったの?」


「泊まっていくようなことはないけどね」


 知らなかった。


「あんた、あかりと一緒に暮らしているって?ちゃんと将来は考えているんでしょうね」


「結婚した方が先に家を出るって決めてるから」


「そりゃそうでしょ。そうじゃなくて相手はいるの?」


「…………」


「は〜その歳にもなってまだいないなんて」


「男は先が長いからいいの。話はそれだけなの?」


 心配そうに見つめる母親の視線が痛い。

 その母親がふうと息を吐いてから、


「…今度、その人と会ってもらえない?」


 と、言ってきた。


「え」


「向こうもあんたたちと会いたいって言ってくれているし。ああ、あんたと一対一じゃなくてお母さんと一緒にね」


「え〜」


「今日明日の話じゃないから、考えておいて」


「え〜マジ?俺別にいいよ、お母さんが再婚しても。会う意味あるの?」


「あるの。いいから考えておいて、いいわね?」


「え〜やだな〜」


 母親はもう話は終わりだと言わんばかりに席を立ち、キッチンへ行ってしまった。

 久しぶりに帰ってきたかと思えばまさかの再婚話を聞かされるだなんて。

 姉に追い出されたことも忘れ、俺はまだ見ぬ母親の再婚相手について考えて夜を過ごした。



✳︎



「はあ〜〜〜あいつがまさか賭け事していたなんて…」


 あの臆病な弟が?未だに信じられない、誰かに騙されたのではなかろうか。話を聞こうにも私が追い出してしまったのでここにはいない。

 昨日は一緒に呑んで楽しい時間を過ごしたというのに、一夜明けたら真っ逆さまだ──いや、私が自分で逆さまにしたんだ、だから弟がいない。


(そんなになの?あの臆病者がのめり込むほどのものなの?)


 私には絶対できない、お金を賭け事に使うだなんて怖くてできない。

 誰もいないリビングでソファに寝転がりながらスマホを弄る、部屋の隅には置きっぱなしになっている掃除道具があった。

 キッチンのテーブルの上には空の弁当箱があり、早く片付けないとと思うが腰が上がらなかった。

 『ギャンブル 馬 楽しい』と入力して調べてみる、すると一番上に『スポーツ観戦として』というページが出てきた。


(ふ〜ん…観戦するだけの人もいるのね…)


 そのページを流し読みした後、別のページも見てみる。

 『競馬はスポーツなのか?ギャンブルなのか?』、『やってみないと分からないギャンブル』、『ギャンブルは趣味の一つ』、『世間でとやかく言われるがギャンブルは…』


「これまるで誘導されているみたいで嫌だわ。見るの止めよう」


 ソファから立ち上がり、大変億劫だが片付けを始めた。

 弟がいたら...と考えている自分に気付き、気付くとあそこまで怒る必要はなかったと反省し、段々と人恋しくなってしまった。

 かと言ってだ、私から電話をする気にはなれなかった。


「あーめんどくさ」


 そのうち機嫌を直して帰ってくるだろうとたかを括り、独り言を言い続けながら一人の夜を過ごした。



「それお姉ちゃんが悪い」


「悪いってあんた、ギャンブルよ?ギャンブルはやったら駄目でしょう」


「それはお姉ちゃんの価値観であってお兄ちゃんを追い出していい理由にはならないと思うけど」


 電話口から「ほんとかわいそう」と聞こえてきた。

 弟は結局帰ってこなかった、母親にメッセージを送っても「本人に直接聞け」と言われるだけて教えてもらえず、たまねに電話をしたのだ。

 たまねの所にも来ていないようだった。

 今は休憩中だった、昨日から食べ続けているコンビニ弁当のハンバーグを割り箸で突きながらたまねと会話していた。


「そういうあんたもやってるんでしょ?」


「やってる、旦那と休みの日にね、ちゃんと計算しながらやってるよ、回収率は六割しかないけど」


「いやそういう詳しい事言われても分からないけど、生活は大丈夫なの?」


「当たり前じゃんか、お姉ちゃんだって服を買うでしょ?それと同じ事だよ、お姉ちゃんだって服を買い過ぎてお金がなくなったことなんてないでしょ?」


「ああ、まあ、そういう言い方をされたらそうだけど…」


「お兄ちゃんがお姉ちゃんに迷惑かけたの?そりゃ前に貸したことはあるんだろうけどちゃんと返してもらったんだよね?ちょっと我が儘過ぎない?お姉ちゃんはお兄ちゃんを支配したいの?」


「………」


「ほんとお兄ちゃんかわいそう、でも良いこと教えてもらった。じゃ、切るね「──あ!」と言った時にはもう切れていた。


(支配したいとかそういう…我が儘だったのは認めるけど…)


 もう食べ飽きてしまったハンバーグを無理やり口に押し込め、物足りない食事を終えて仕事に戻った。

 悶々とした一日を終え、最寄り駅行きのバスに乗っている時にメッセージが入った。

 今日は雨が降っている、お陰でバスは満員、前は弟に車を出してもらえたので楽に帰ることができた。

 私が弟を追い出していなければ、今日も迎えに来てもらっていたに違いない。鬱陶しく降る雨のせいでより一層気分が落ち込んだ。

 メッセージを確認したのは駅に着いてからだった、相手は妹からだった。


たまね:お兄ちゃんこっちに来てるから


「はあ?」


 思わず声に出してしまい、私のことをジロジロと見ていた中年サラリーマンが怯えた様子を見せて去って行った。


あかり:旦那さんがいるんでしょ?大丈夫なの?


たまね:旦那は帰省中、一週間ぐらい帰ってこないから


「はあ〜〜〜?」


たまね:そういう事だから、安心して


 つい、構内の天井を見上げてしまった。公共の交通機関とは思えない立派な照明器具がそこにはあった。

 見知らぬ男性に「大丈夫ですか?」と声をかけられる始末、生返事だけ返して改札口を潜り、電車に乗り込んだ。


(最悪)


 よりにもよってあの妹の所に...これならまだ澪の方がマシだ。弟はきっかり一週間経つまでたまねに解放してもらえないだろう。


(はあ〜一週間、自分でご飯を用意しないといけないのか、めんどうだな〜)


 ただの強がりだった。

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