表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/12

帰れずの地

 未だ前に小娘様、背後に形容し難い恐怖の以下略に挟まれて睨まれてる我。

 可哀想すぎるんだが……我。


 小娘様の横にいた刃物従者が手に持った獲物(鋏ぽいもの)をガシャンガシャンと嫌ーな音をさせながら……ん?何で!?何で我に近づいてくんのー!?

 いやいやいや、笑顔で刃物ちらつかせ……ってそれ何て猟奇的!?

 我の前足を掴んで、ユカが言う。


「さーて、やっちゃおうか?」


 何をーーーーーーーーーー!?

 たーーーーすーーーーけーーーーてーーーー!

 イヤァァァーーーーーーーーーー!





 パチン、パチン、パチン……。

 小気味良い音が響く。

 我に取っては屈辱である……がっ、身体をがっちりと押さえ込まれ動けぬぅぅぅ。


「動くと危ないから大人しくしなさい」


 我の前足の爪……きーらーれーたーーー。

 鋭い爪が自慢だったのに……。


「後ろ足も切る!」

「……我の尊厳……」

「怪我人出るからそんなもん、いらねぇ」


 野生の尊厳、木っ端微塵である……しくしく。

 我…、恥ずかしくて元いた森に帰れない……。


「どっちみち帰す気はないかなー?」


 ヒィ!

 我、思ってたこと口から駄々漏れしてた!?

 ……帰す気無いって、どーいう事!?小娘様ァ!?


「……まぁ、あの子がああ言っている内は……無理かなー」


 ねぇ、憐れみの目で見るの、やーめーてー!?

 何と言うか、その……新しい生贄見るように見るの、辞めてください?

 ねぇ、生温い視線で黒い笑顔になるの、ほんっとーに辞めて?

 特に、その名状しがたい恐怖の対象のお方?


元の世界(勇者にコキ使われるの)とここで愛玩動物生活どっちがマシだろうな……」


 愛玩……哀願の間違いじゃありませんかね……それ。

 つーか、その二択って究極過ぎませんかね以下略さん……。

 

「元の世界に戻れるかは知らんけどな」


 それ、そもそも選択権皆無っ!

 

「あの……我の権利……は?」

「あると思うの?」


 小娘様、即答っ!?


「実際問題として、野犬として扱われると……ねぇ」


 その含みある言い方、めっちゃ怖いんですけど!?


「……体験したいなら放り出すが?」

「……ゴメナサイ、我が悪かったデス」


 平身低頭平謝りする我。

 …………悲しい。

 我の……矜持、行方不明になった……。


「よしよし……」


 子供の手で我の頭が撫でられる。

 小娘様ぁ……。

 めっちゃ笑顔……だけど、目が笑って無いーーーーー!?

 ガクガクブルブル………。

 我の選択、本当に間違ってない……よね?

常識的な事をしている筈、、、なんですがね。

ユカさんが持ってるのは犬用の爪切りですよー。



☆☆☆☆☆をポチポチポチっと押していただけると押せば押すほどやる気ゲージが上がります(*´∀`)♪



今後の更新の栄養源にお願いします♫


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ