第1話 僕が世界にナニカを望むとしたら…あのモノに命を。
処女作です。不定期更新
「これがほんとにマリオネットなの?いつも見てるのと全く違うんだけど…」
デッサン用の無垢の人形というべき何かをを見て、素っ頓狂なことを口走った少年がいた。
彼の名は葉山俊明。ノスタルキア学園に合格し、入学式を終えた彼はマリオネットを受け取っていた。
「早く腕に紐を結びなさいっ!後ろが支えますよ、葉山。」
そう先生に促された彼は、急いで腕に紐を結んだ。
「では、契約の言葉を述べなさい、ほら早く!」
「は、はいっ…汝は我の鏡である。それは姿形にとらわれず、ココロを移した鏡である。汝はまた、我の願望でも、希望でも、絶望でもある。いずれの道をたどるのも、我とともにあり、ともに朽ちていく。今を生きる者たちとともに悠久なる時をを与え、長き夜を照らす太陽とならんことを。」
また彼は急かされて、焦りつつも言葉を紡いだ。
すると…人形は光りだす。それはまさに太陽のような神々しくも暖かい、郷愁さを感じる光であった。 散々とする光がほとぼりが冷まし、自身のルーメンを落としつつあったとき、そこには美しき人…いや、傀儡人形がそこにいた。
「こんにちは、マスター。私は戦闘型マリオネット、ラナンキュラスと言います。今後は是非ラナンとお呼びくださいませ。」
葉山は驚きつつも、ある意味関心しつつあった。
自分の求める理想的な彼女がそこにいたからだ。
「あっ…これからよろしくね、ラナン。」
「こちらこそどうぞよろしくお願いいたします、ご主人様。」
彼は冷静にあるように装っていたが内心、性癖どストライクな彼女の姿に、すでに心奪われてしまっている。あまりの興奮に体が硬直し、静寂の時間が過ぎる。
「おい、葉山。ほら惚けてないでとっとと家に帰れ。続きは家でやれよ?」
「あっ、はい。…え?惚けてなn「では帰りましょう、ご主人さま。家に帰ってからならいくらでもこの身を視姦されても構いませんから。」
「え??????」
これが後にオートマタとの戦争を終息させた、英雄の始まりの物語であった…
初めて小説を書いて思ったのが、原稿用紙2枚分書くだけでも意外と辛いことです。
毎日更新できるなろうの作家さんたちはホントすごいと思います。
これからもあとがきには、近況報告やちょっとした感想なんかも書いていきたいと思います。
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