私に寝たのかと聞かないで
私に寝たのかと聞かないで。
私はね、とっさにはうそがつけないの。
微妙な顔をして口ごもる私にそんな目でみないで。
あぁほらまた、かまってほしいの?っていう顔で「無理はしないでね」っていうの。
大嫌いよ、あなたの何も考えてないそういうところ。
大嫌いなの、周りに合わせられない自分自身が。
寝れない理由の一つにあなたの存在があるなんて夢にも思わないでしょう?
うらやましいの。
あなたのまわりにいる努力しててキラキラしてる、今を楽しく生きていられるすべての人が。
私だけ置いて行かれてる気分。
たくさん考えれば考えるほど、私にとりえなんて一つもなくて。
悔しくて悲しくて心がどんどん私の手の届かないところにまで堕ちてしまって、自分でも自分をどうにもできないの。
わかる…?
眠れないのよ。
飲まれていく