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冷やし中華お待たせしました!  作者: 来宮奉
寄り道。ボーデン・ボーデン基地へ
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寄り道。ボーデン・ボーデン基地へ①

 長い長い車列に並び、止まらない程度の速度でツバキ小隊を乗せた装甲輸送車両は一路レイタムリット基地を目指す。

 トトミ大半島の東の付け根にあるハイゼ・ミーア基地から西へと進み、今は半島横断の一歩手前まで来たところだ。既にハイゼ・ブルーネ基地撤退から3日が経過していた。


 ツバキ小隊はハイゼ・ブルーネ基地陥落を受け所属変更となった。と言っても次の所属基地が決定するまでの期間ではあるが、建前上は総司令官直轄となっている。現在、トトミ星はレイタムリット基地に防衛ラインを構築中のため、建前上とは言え総司令官直轄のツバキ小隊はレイタムリットへ出向く必要があった。


「眠そうだね、ナツコ」

「い、いえそんなことは」


 装甲輸送車両の監視塔に登り周囲の警戒にあたっていたナツコは、大きなあくびを共に監視塔に登っていたトーコに見つかって、思わず頬を染め、歯を強く噛みしめてあくびを堪える。


 トーコは途中までは装甲騎兵〈音止〉に搭乗していたが、そのまま移動を続けるわけにも行かないからと、今では〈音止〉は装甲輸送車両によって牽引されていた。部隊長のタマキは牽引用の車両がコレン補給基地で偶然手に入ったと言っていたが、タマキが兄であるカサネ少佐に無理言って1台融通させたというのはツバキ小隊にとっては公然の秘密である。


「寝不足? 車の中だと眠れないよね」

「は、はい……。そうなんです。なかなか眠れなくて」


 ナツコは誤魔化すようにそう口にした。

 あながち嘘ではない。実際、車両の中で眠るのは苦手であった。がたがたと揺れるし、狭い室内で体の触れあう距離に他の隊員が居る。ナツコはそういう、ちょっとでも気の散ってしまうような環境で眠るのにはいまだ慣れていなかった。


 でも、ここ3日眠れていないのは別の理由からだ。

 目を閉じると浮かぶ、ハイゼ・ブルーネ基地で見た光景。

 正面装甲を貫かれ、力なく横たわるズナン帝国軍の偵察用装甲騎兵〈ハルブモンド〉。

 あの時、引き金を引いたのは自分だ。88ミリ砲が直撃すればどうなるのか、考えなかったわけではない。

 〈ハルブモンド〉の動きを予測し、88ミリ砲の弾道を計算し、絶対に回避できないよう、最も効率的に〈ハルブモンド〉を無力化できるコクピットブロック正面へと向けて照準を合わせたのは他でもない自分である。


「何か悩んでるでしょ」


 トーコはそんなナツコの内心を見透かしたようにそう口にして微笑む。


「はい。そうですね。そうみたいです」


 素直に認めて、微笑んで返す。でもうまく笑えなくて、変な顔になってしまった。

 それを誤魔化すよう、ナツコはトーコに尋ねる。


「トーコさん、ハイゼ・ブルーネであれに乗って戦ったんですよね」


 装甲輸送車両に牽引される、横たわった姿の〈音止〉を指さす。7メートル級装甲騎兵である〈音止〉は片腕を失い、正面装甲も損傷していた。そんな機体の上では整備士であるユイが、装甲の被害状況を確認している。


「うん。見ての通り、ちょっと壊しちゃったけど」


 ちょっと、と言うにはいささか壊れすぎてはいたが、〈音止〉だからこそこの程度で済んだとも言えた。統合軍の〈I-M16〉は帝国軍の主力である〈ボルモンド〉にスペックで劣っているし、帝国軍が繰り出してきた新型の試作装甲騎兵〈ハーモニック〉に対しては損害を与えることすら難しいであろう。


「その……。それで、たくさん敵をやっつけたんですよね」

「そう。――そっか。そういうことか」


 次の問いかけでトーコはナツコの言いたいことが分かって、首筋に手を当てて困ったように少しだけ思案する。


「元は婦女挺身隊だったんだよね? 災害支援とかする。それが突然戦争が始まって、あんな激戦区の最前線に投入されて……。イスラから聞いたよ。ナツコが敵の〈ハルブモンド〉を撃破したって」

「はい……。そうなんです。それで、私は……人を殺してしまったんです」


 トーコはもう一度首筋にそっと手を当てると、今度は長いこと考え込んだ。

 トーコは軍人として訓練を受けた人間だ。装甲騎兵を操り、敵の装甲騎兵を、時には〈R3〉に身を包んだ歩兵を、躊躇無く殺せるよう訓練を受けた。

 訓練課程を終え、初めての実戦だったハツキ島では戦果無し。海を渡りハイゼ・ブルーネ基地で2度目の実戦に参加し、〈音止〉の圧倒的スペックも相まって膨大な戦果を上げた。数多の装甲騎兵と〈R3〉を、その搭乗者ごと葬り去った。

 トーコにとってはそれは当然のことで、仕方の無いことだった。軍人になるとはそういうことだ。

 でも、目の前に居る少女は違う。人を助けるために訓練を受け、それが帝国軍の強襲によって突然、人を殺す立場に立たなくてはならなくなった。

 部隊長のタマキは統合軍のエリート教育を受けているが、その教育は訓練された兵士を効率的に運用するためのものだ。士官学校のカリキュラムではこんな状況を取り扱ったりしないだろう。だからこそタマキはナツコの葛藤に気づいてあげられなかった。彼女は自分と同じように、兵士が敵を殺すことは当然のことだとしか思っていない。


「戦争だからね。仕方の無いことだよ。義勇軍とは言え軍人だから、生き残るためには殺すしかない。殺さなければ殺されるだけ。私だって、あとほんの少し援軍が遅かったら殺されてた」


 長いこと悩んだ末にはき出した言葉に、ナツコは小さく頷く。


「はい、そうですよね。分かってはいるつもりです。義勇軍としてハツキ島を取り戻すことを目的にしている以上、戦う事は避けられないんだと思います。……でも」


 ナツコの悩みはトーコの思っている以上に深いものらしい。

 トーコもそれは当然だと理解出来る。自分は軍人になるのに何年も訓練を重ねて、それでようやく敵に対して引き金を引けるようになった。

 ハツキ島強襲からまだ一月も経っていない。少女が人を殺すのを割り切れるようになるには、まだ時間が必要だ。でも帝国軍はそんなの待ってはくれないし、こんな状態で戦い続けたらナツコの心が壊れてしまう。

 これ以上なんと声をかけたら良いのかトーコは分からず、自身の無力さにはがゆい思いを抱える。それでもこのままにしておくことは出来ないと、せめて睡眠だけはとるよう助言した。


「ナツコが悩んでるのは分かったけど、それでもちゃんと寝た方が良いよ。これは教官にずっと言われてたことなんだけど、寝不足は何より恐ろしい大敵だって。これ飲んで。こういうときは無理にでも寝た方がいい」


 トーコはポケットから睡眠導入剤の入ったケースを取り出すとナツコへと差し出す。


「あ、いえ、大丈夫です。私、健康診断で睡眠不足を指摘されて同じものを処方されてるので、タマキ隊長に言えば貰えます」

「そっか。じゃ、ちゃんと隊長に貰ってね」

「はい。そうします」


 ナツコがしっかり頷いたのを見て、トーコは警戒に戻る。

 それからこっそり個人用端末を取り出すと、タマキへ向けてのショートメッセージを作成した。部隊長であるタマキには知らせておくべきだろうとの判断だ。部隊長の権限ならばナツコにカウンセラーを付けることも出来るし、緊急措置として出撃停止し後送という選択も可能だ。

 それ以上、トーコ自身はナツコにかけてあげられる言い言葉が見つからず、交代の時刻まで2人は警戒にあたった。


           ◇    ◇    ◇


 どうして気づいてあげられなかったのか。

 トーコからのショートメッセージを受け取ったタマキは深くため息をつく。ため息を聞きつけた運転席のイスラにからかわれたりもしたが、軽くあしらって運転に集中するように厳命する。


 自分は士官学校を出たばかりで初めて配属された部隊がこのツバキ小隊だった。

 そう言い訳することは出来ない。この特殊な配属は自ら望み、無理を言って通したもので、となればそれを起因として発生する事態というのは、自分が責任を負うべきものだ。


 少なくとも本星の大学校では、一般人の少女に罪悪感を抱かせず人を殺させる都合の良い方法は教えてくれない。士官の役目は訓練を受けた兵士を率いることであって、そうでない一般人を率いるのは大抵一時的な措置であり、ましてや一般人で構成された部隊を率いて戦闘するなんてのは異例中の異例だ。


 だからこそこの異例な事態に対しては自分で対処法を見つけるしかない。

 さりとて、軍人の家系に産まれ、幼少の頃より自分は軍人になるのだと意識し、初等部卒業と同時に軍の大学校へ入学し、卒業とほぼ同時に少尉としてツバキ小隊の隊長となった自分の人生というのは、軍と関わりの無かった時期のほうが希であって、普通の民間人というのがどのような教育を受けて、どうやって婦女挺身隊という民間組織に入隊したのか全くの不明であった。


 答えを出すには、しばらく時間がかかる。背後からは帝国軍が迫ってきてはいるが、既にトトミ大半島の根元を横断間近で、ここは新しい防衛ラインの圏内だ。少しばかりなら考える時間も都合出来るだろう。


 タマキは指揮官用端末を操作して、建前上は総司令官へと要請を送る。要請は数分後には受領されてツバキ小隊に正式な命令書が下された。

 それを確認して、タマキは運転席のイスラへと新しい移動目標を告げる。


「イスラさん、ボーデン・ボーデン基地へ向かって下さい。そこで1日休憩をとります」

「おっ。1日ってことは泊まりか? シャワーがあれば尚のこと嬉しいね」

「指示を受けたらまず返事」

「分かっていますとも。ボーデン・ボーデン基地へと進路をとります。これでいいかい?」

「分かればよろしい」


 タマキはぴしゃりと告げると、続いて他の隊員へとボーデン・ボーデン基地で休憩をとるから車両を降りる準備をするよう命じる。

 それから、思い出したようにイスラへと声をかけた。


「そういえば、シャワーは有りです。それに、清潔な布団と温かい食事も」


 イスラは指を打ち鳴らして喜ぶ。そんなイスラへとタマキは運転に集中するよう厳命し、休むから基地の防衛圏内に入ったら起こすよう命じると、背もたれに寄りかかり薄く目を閉じた。


「面倒なことになった、けど、こればっかりはわたしの仕事よね」


 誰にも聞こえないよう小さく呟いたタマキは1つため息を吐いて、それからぼんやりとこれからのことを考え始めた。


          ◇    ◇    ◇


 ボーデン・ボーデン基地は、トトミ大半島の西側の付け根にあるボーデン基地の防衛圏内、ボーデン基地より北東に位置する。ボーデン基地が海軍兵力の保有数を増大させた際に溢れた陸軍戦力を駐留させるために築かれ、トトミ大陸東部においてはレイタムリット基地に次ぐ戦力を有していた。


 既に夕刻に差し掛かろうと言うときに急遽で一泊することとなったため宿舎の割り当てで担当者と揉めながらも、タマキは総司令官の電子印をつきつけて自身の要望を担当者にほぼ全て認めさせ、悠々と敷地内へと車両を進めた。

 装甲輸送車両から降ろされたツバキ小隊の隊員はその場で整列し、タマキの言葉を待つ。


「長い移動で疲れたでしょう。まだレイタムリットまでの道のりは長いですが、本日はこのボーデン・ボーデン基地で一泊します。十分な休養をとって――と言いたいところですが、ボーデン・ボーデン基地も人手が足りず、わたしたちがただ泊めてもらうという訳にもいかないのが現状です。疲れているところ申し訳ありませんが、皆さんにはこれからもう一働きして頂きます」

「ちょっとちょっと」


 タマキの言葉に、イスラが慌てて手を上げる。


「何ですかイスラさん」

「シャワーと布団と暖かい食事の話は?」


 イスラから飛び出た言葉に、3日に渡り車両での移動を続けていたツバキ小隊の隊員達は目を輝かせる。しかし、タマキは冷徹に答えた。


「もちろん準備はあります。しかし、それを提供されるのは為すべきことを為した人間だけです。休みたいというのなら無理に働けとは言いません。どうぞ車両の中で休んで頂いて結構」


 厳しい口調のタマキの言葉に、ツバキ小隊の隊員は自分たちが望むものを手に入れるためにはどうすれば良いのか即座に理解した。


「はい。誠心誠意働かせて頂きます」


 真っ先にトーコが応答し敬礼すると、他の隊員もそれに習う。

 最後にイスラが敬礼したのを確かめたタマキは、満足げに微笑んだ。


「そうでしょうとも。皆さん、そう言ってくれると信じていました。では仕事を割り振ります――」


 タマキは隊員達に仕事を言い渡し、それぞれ作業に取りかかるのを見送った。それから、装甲輸送車に牽引されていた〈音止〉の元へ向かう。


「ユイ・イハラ。どうして整列しなかったのですか」


 〈音止〉のコクピット内部でデータログを収拾していた金髪碧眼の少女、〈音止〉整備士のユイはタマキの顔をちらと見て、うんざりした様子で答える。


「どうして? あたしゃ〈音止〉の整備士であってお嬢ちゃんの部下じゃない。そんなことよりトーコの所属はどうなったんだ。確認はとったんだろうな」


 説教しに来たのにも関わらず逆に説教を食らったタマキは怒りを感じながらも、表面上は平静を装って答える。事実、ハイゼ・ブルーネ基地ではトーコの受け入れは指示されても、〈音止〉整備士の少女に関しては何ら指示は受けておらず、この少女の所属は宙に浮いた状態であるためタマキに指揮権はなかった。


「原隊のあったレインウェル基地の装甲騎兵科内で結論が出せていないようです。催促していますが何時結論が出るか分かりません」


 ユイはタマキの言葉を鼻で笑う。


「だからあんたのすべきことは催促なんかじゃない。どうしてトーコにツバキ小隊に残るよう要求しない? 吹けば飛ぶような義勇軍が訓練を受けた装甲騎兵パイロットと宇宙最強の装甲騎兵を手に入れられる機会なんてこれが最初で最後だ」

「決定権を持つのはわたしでもトーコさんでもない。軍には規則があるのよ。そもそも、ツバキ小隊はハツキ島政府再建を目的とした義勇軍です。トーコさんの出身はレインウェル区。彼女はハツキ島のためには戦えない」

「あんただって余所の出身だ」

「わたしは統合軍から派遣された監察官です」

「ほら見ろ。理由なんて後からいくらでも作れる」

「とんだ屁理屈だわ」

「屁理屈の何が悪い? あんたは統合軍のために義勇軍の隊長になったのか? 違うだろう?」


 「どうしてそれを」と言いかけて、タマキは口をつぐむ。目の前の少女は見た目に反して高圧的で、されどタマキの事などさして興味もなさそうに半分閉じた瞳で見据える。

 タマキはそんな瞳から逃れるように、別の理由をこじつけて語る。


「統合軍の所属兵を義勇軍が引き抜いたとあれば禍根を残します」

「だろうね。だが向こうだってトーコを手元に置いておきたいとは思ってないんだろう?」

「え?」


 予想だにしない言葉にタマキは言葉を失った。

 トーコは確かに新米だが、人手不足の統合軍にとって正規の訓練を受けた装甲騎兵パイロットは貴重なはずだ。それを手元に置きたくないなんて、そんなはずがない。

 思考を巡らせていると、ユイはそんなタマキをあざ笑うかのように語る。


「あんたは報告を受けたはずだ。トーコの所属していた中隊はハツキ島で全滅。ただ1人、あいつだけが生き残りトトミ大陸に辿り着いた。……これ以上説明が必要か?」


 停滞していた思考が巡り、トーコを取り巻いている現状がタマキにも察することが出来た。全滅したはずの中隊。でも存在したたった1人の生存者。

 味方の中隊を丸々失ったレインウェル基地の装甲騎兵科は、たった1人の生存者を快く受け入れるだろうか?

 受け入れるのが当然で、統合軍のためにも、レインウェル基地にとってもその方が良いはずだ。だが、全会一致の結論とは行かない。おめおめと生き残った新米を受け入れることに反対する人間も少なからず存在するであろうことは、容易に想像できた。


「つまり、レインウェル基地がトーコさんの所属について結論を出さないのは、たった1人の生き残りであるトーコさんを忌み嫌っているからと言うわけですか」

「さあね。頭の悪い奴らの考えてる事なんざ分からん」


 ユイは手をひらひらと振ってまるで興味が無いと振る舞う。


「それで、あなたはどうするつもりですか? 仮にも統合軍を補佐する技術者でしょう」

「あたしゃこいつの整備士だ。こいつを動かせるパイロットについて行くだけさ。悪いことに、今のところあの腕の悪い新米パイロットしか選択肢がない」

「分かりました。好きにして下さい。ただし、〈音止〉は現在ツバキ小隊の所有であることを忘れないように」

「忘れてないさ。でも、あんたにとってもこいつは整備してあった方が都合が良いだろう」

「それは間違いありませんが。――率直に聞きますが〈音止〉は修理可能ですか?」

「無論だ。見てくれより損傷はたいしたことない。中身は至って正常。だが吹っ飛んだ片腕と装甲はパーツが出てこないとどうにもならん。修理して欲しいのなら調達しておけ」


 タマキは「簡単にいってくれるわね」とため息を1つ吐き出す。

 最新型の装甲騎兵のパーツを義勇軍が手に入れるのにどれほどの障害があるか――。しかし都合の良いことに今のツバキ小隊は総司令官直轄であり、〈音止〉は量産開始したばかりで少数の機体をアイレーン星系からの援軍が所有しているに過ぎない。

 未だ本格的な作戦に投入されていない〈音止〉の修理用パーツは余っている可能性が高く、総司令官の威光を持ってすればレイタムリットの倉庫から修理用パーツを引き出すのはそう難しくないかも知れない。


 そこまで考えてタマキは「善処してみる」と返し、ユイに勝手に移動しないように言いつけるとその場から立ち去った。

 そう、ツバキ小隊は現在総司令官直轄である。となれば、普段はどうにもならない人事すら、動かせる可能性がある。

 タマキは指揮官用端末を操作して要望書をいくつか作成すると総司令官に送りつけ、ひとまずこの問題はこれまでとして、まずは目先の取り組まねばならない問題に対処することにした。

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