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冷やし中華お待たせしました!  作者: 来宮奉
ハツキ島決戦
257/303

ハツキ島上陸作戦

 ツバキ小隊は出撃準備を整え、戦闘可能状態で強襲揚陸艇に乗り込んだ。

 それは指揮機能を搭載した大隊長乗艦艇で、元より機材が多い船室にトーコの〈ヴァーチューソ〉まで積み込んだので大分手狭ではあったが、士官には間仕切りされたスペースが用意されていた。


 士官用スペースの机の上に置かれた端末には上陸目標周辺地図が表示されていて、索敵情報が入ると逐次更新されていく。

 浜辺に並ぶ立体障害。崖に築かれた堡塁。待ち構える敵部隊と、海へと砲口を向ける要塞砲。

 これから海を越えて上陸するには少しばかり敵が多すぎる。

 崖に築かれた強固な堡塁は、統合軍の巡洋艦では破壊するのに手間取るだろう。


「敵が攻撃を開始したようです」


 大隊長の隣に控えていた副官のテレーズ・ルビニ中尉が海軍からの報告を受けて告げる。

 上陸艦隊へ向けて、対艦ミサイルが飛来していた。


「艦隊の防衛能力は?」


 タマキが問うとカサネが回答した。


「この程度なら問題無い。

 海軍に任せよう」

「了解」


 問題無いならそれでいいとタマキはそれで質問を打ち切った。

 強襲揚陸艇がまだ母艦から出ていない状況で一方的に対艦ミサイルでやられるのだけは御免被りたかったのだが、少なくとも今すぐに死ぬことは無さそうだった。


 巡洋艦が防空砲撃を開始。

 砲撃の爆音が強襲揚陸艇母艦を揺らす。


 飛来した全ての対艦ミサイルが迎撃され、艦隊はそのまま海岸線へと向けて直進を継続。

 敵はそれを待ち構えるように要塞砲の砲口を艦隊へ向けている。


「揚陸艇出撃準備。各部隊長は戻ってくれ」


 大隊長からの指示に、部隊長は自部隊の元へ向かう。

 大隊副隊長が強襲揚陸艇母艦へと戻るよう命じられその場を離れると、士官スペースに残ったのは大隊長カサネと、その副官テレーズ。そしてタマキの3人。


「もう少し残って良い?」

「構わない」


 他の士官が居なくなって、タマキはすっかりいつもの調子で尋ねた。

 カサネもいつも通り、妹の頼みを2つ返事で受け入れる。

 タマキの見つめる先。海岸線の状況を表示した端末画面上では、敵部隊の数が恐ろしいことになっていた。

 艦隊から放たれた無人索敵機が次々に敵機を発見している。既に当初予想されていた戦力の倍。数はまだまだ増えていく。


「このまま突撃しても、生き残れる船は僅かでしょうね」


 タマキが呟くように言うと、カサネも少し間を置いて頷いた。


「この海岸の防備は万全だったようだ。

 他の地点に期待するしかないだろう」

「作戦中止指示は出てないの?」


 問いかけに対してカサネはテレーズへ視線を向け、それを受けて彼女は作戦内容を確認。回答する。


「出ていません。

 作戦遂行指示が出たままです」

「それなら行くしかないだろう。

 各揚陸艇へ出撃許可。海軍の許可が出次第順次出撃せよ」


 カサネの出撃命令を受けて強襲揚陸艇母艦の後部ハッチが開き、次々に揚陸艇がスロープを下って海へと落とされていく。

 艦隊に守られる中、小舟のような揚陸艇が水しぶきを上げ、海岸線へと向けて突き進んでいく。

 最後尾の大隊長乗艦艇も出撃。

 着水の衝撃で船体は大きく揺れ、更に周りの艦艇の生み出す波に煽られて揺れが収まることはない。

 乗り心地は最低だった。


「酷い乗り物だわ」

「同感だ」


 波を受ける度に追突事故を起こしたみたいに船体を軋ませ、それでもコアユニットの生成する推進力によって前へ前へと進んでいく揚陸艇。

 まだ艦隊に守られているが、これから先は、この小舟が先陣を切って海岸へ突っ込むことになる。


「ムニエ閣下はまだ何も言ってこないの?」

「総司令閣下が? 今のところないが、何か聞いているのか?」


 カサネもタマキがコゼットと繋がりがあることは把握していた。

 コゼットからこの作戦について情報を与えているのではないかと尋ねるが、タマキはかぶりを振る。


「わたしは何も。

 お兄ちゃんこそ、何も聞いてないの?」


 返答を聞くまでもない質問だったが、カサネは律儀に頷いて返した。

 「まあそうでしょうね」とタマキはつまらなそうに呟く。


 巡洋艦が速度を落とし始めていた。

 もう少しで、海岸に並ぶ帝国軍要塞砲の射程圏内に艦隊が突入する。


「まだ作戦中止指示は出ていないか?」


 カサネは再度テレーズへと確認。

 既に作戦画面を開いていたテレーズは、即座に肯定を告げた。


「このまま行くそうだ」

「無策で?」

「特段これといった指示もない。

 ただ事前作戦通りに、強襲揚陸艇で海岸へ突撃するだけだ」

「そ。命令なら従うしかないでしょうね」


 カサネは大隊へ揚陸艇前進の指示を出す。

 各揚陸艇が速度を上げて、巡洋艦の間を通り抜け最前列へと向かう。


 中型砲と機関砲装備の揚陸艇が、万全の態勢を整えた海岸拠点へと向かう。

 カサネは悲観的だったが、タマキはその事実をすんなりと受け入れて、通信機で副隊長のサネルマへ上陸準備を進めておくようにと簡潔に指示を出した。


「上陸できますかね?」


 不安になったテレーズが尋ねる。

 カサネは出来ると言いたかったが、この状況で確実な上陸など約束は不可能だ。

 誤魔化すように、最善を尽くすとしか言えなかった。


 敵前上陸は圧倒的に上陸する側が不利だ。

 それが敵のほうが数的有利な状況で、対艦戦を可能にする要塞砲を多数擁しているとなれば、作戦成功は絶望的と言っても良い。


 帝国軍によるトトミ中央大陸への上陸作戦では、ハイゼ・ブルーネ地方の断崖絶壁へ大艦隊を差し向けた。

 それくらい敵の不意をつき、戦力で優位に立たなければ成功しないのだ。

 成功した帝国軍の上陸作戦ですら橋頭堡確保までに多大な損害を出している。


「タマキ。1分隊なら小型艇で引き返せる。

 お前たちだけでも――」

「バカ言わないで。

 上陸作戦をふいにするつもりなの」


 タマキはそのふざけた意見を一蹴する。

 ここまで来て引き返すなどとても考えられないことだった。


「しかし――」


 否定したのに再び言いよどむカサネ。

 いい加減タマキはそんな兄の態度が腹立たしくなってきた。

 何処の世界に、大隊長の命より義勇軍の小部隊隊長の命を優先する士官が存在するのか。

 全くもってバカバカしいと一睨みして黙らせると、机の上の端末を見やった。


「もうすぐ敵の射程圏内に入るわ」


 揚陸艇群は帝国軍の要塞砲射程圏内直前まで到達していた。

 それを越えてしまえば、もう引き返せない。


「作戦続行か?」


 カサネの問いに、テレーズは即座に頷いた。

 作戦中止の指示は出ていない。このまま突っ込む以外に選択肢は無い。


「ところでお兄ちゃん。

 ツバキ小隊のトレーラーなんだけど、届くのはいつ頃になりそう?」


 突然話題を切り替えたタマキ。

 この上陸できるかどうかの瀬戸際に上陸した後のことを問われてカサネは一瞬戸惑ったが、それでもタマキの質問に答えないわけにはいかず回答する。


「作戦が上手く行けば大隊の物資を積んだ輸送艦は夕刻までに到着する」

「そ。それまで海岸で待たせて貰っていい?」

「構わないが――上陸できる保証はないんだぞ?」


 カサネは本当に理解しているのかと問いかける。

 しかしタマキはあっけらかんと応えた。


「分かってるわよ。それで、ムニエ閣下はまだ何も言ってこないの?」


 再度のタマキからの確認。

 カサネは一瞬端末へ視線を向けて頷いた。


「ああ。何もない」


 回答を受けて、タマキはほっと一息ついた。


「無策ね。

 それなら問題無し。このままいけるわ」


 その言葉に、カサネはぽかんとして耳を疑ったが、直ぐに問いただす。


「どういうことだ?

 総司令閣下から指示があったのか?」

「何も聞いてないって言ったでしょ」

「ならどうして?」

「聞かなくたって分かるのよ。

 そもそもムニエ閣下から言い出せるはずがないし。

 向こうが焦ってないならそれで十分よ」


 カサネは疑問符を浮かべテレーズと顔を見合わせる。

 分からないのは当然だと、タマキは告げた。


「2人はあの人のことを知らないから分からなくて当然よ」

「総司令閣下のことを?」


 カサネの問いに、タマキは明確に首を横に振った。


「ムニエ閣下ではなくて。――アイノ・テラーよ」


 揚陸艇内に緊急警報が鳴った。

 けたたましいサイレンの音が響く中、カサネは通信機を手に取って艦隊司令部へと何事かと確認をとる。

 すると即座に転進しその場から一時待避せよと指示が飛ばされた。


「待避命令だ。――方向? 左右向かいやすい方で良い。とにかく急ぐように」


 操舵室へ通信を飛ばす。

 揚陸艇が転舵開始。同時に、船体がこれまで以上に大きく揺れ始めた。


「下方より大型艦反応!」

「潜水艦か!?」


 テレーズの報告にカサネは確認を急がせる。

 艦隊の真下。

 海中から大型の何かが、急速浮上してきていた。


 海が盛り上がり、大波が巡洋艦すら木の葉のように揺らす。

 更に小型の揚陸艇などは、波をかぶり沈没寸前の状況にあった。


「ちょっと! 沈まないでしょうね!」


 流石にこの状況まで予想出来なかったタマキが声を上げるが、カサネは冷静に事実を告げる。


「転覆しても浮かび続ける船だ。

 ――自力復帰は不可能だが」

「あのバカ、後で覚えてなさいよ」


 船室内にも水が入り、折角の新型機が海水まみれになったタマキは憤慨する。

 その怒りを知るはずもなく、海を割って姿を現した船。――宇宙戦艦〈しらたき〉は、ゆっくりと海上へと浮かび上がり、そして敵方からの砲撃を全て受け止めた。


 〈しらたき〉前面に展開されたシールドは要塞砲の直撃などではびくともせず、ただゆっくりと浮上を続ける。

 船体が完全に空中に浮かび上がると、海岸へと向けられた主砲に不可視のエネルギーが収束し始めた。


 付近に展開された統合軍全部隊へ向けて、〈しらたき〉より通信が行われる。


『こちら宇宙戦艦〈しらたき〉艦長、ユイ・イハラです』


 声の主はナギだが、彼女は精一杯厳格な口調で統合軍兵士の思い描く『大元帥ユイ・イハラ』を演じていた。

 たった1隻で宇宙の半分を取り戻した〈しらたき〉。

 その艦長であるユイ・イハラが味方に付いている。これほどに心強いことはない。

 無謀な敵前上陸を命じられていた統合軍兵士達だが、打って変わって気分を高揚させ、上陸作戦の成功を確信した。


『これより当艦は貴軍の上陸を支援します。

 いかなる障害もこちらで取り払いましょう。恐れることなく前進を。迅速に橋頭堡確保を願います』


 〈しらたき〉の主砲が淡く瞬いた。

 たったそれだけで、一瞬後には海岸沿いが強烈な光を発すると共に、あらゆるものが構造を維持出来なくなり溶け出し爆発四散した。

 断崖に築かれた強固な堡塁でさえも、地形を変えてしまうほどの砲撃の前には無力だった。

 崖ごと削り取られ、その後には何も残らない。

 主砲の1発で海岸沿いの敵拠点を薙ぎ払うと、〈しらたき〉は更に副砲で正確無比に敵兵や要塞砲を破壊していく。

 それに乗じて統合軍も前進を開始した。

 カサネもこの機を逃す手はないと、全ての揚陸艇へ全速前進、海岸上の敵兵を全て排除し、橋頭堡を確保せよと命じる。


「わたしも部隊指揮に戻るわ」

「その前に1ついいか?」


 問いかけるカサネに、タマキは頷きながらも「早くしてよね」と告げる。

 カサネは手間をとらせたことを謝りつつ要件を告げる。


「〈しらたき〉が来ると知っていたのか?」


 タマキは小さく頷く。


「まあね。無茶な作戦だってことは明らかだったし」

「つまり――どういうことだ?」


 未だに何故〈しらたき〉がこの場に駆けつけてくれたのか理解出来ないカサネ。

 それに教え諭すようにタマキは答えた。


「アイノ・テラーはトーコさんに対して妙に過保護なのよ。

 そのトーコさんが無謀な上陸作戦の最前線に居ると知ったなら、駆けつけない訳がないわ」

「なるほど。

 これはアイノ・テラーの独断で、総司令閣下の指示ではないと」

「そうでしょうね。

 もしムニエ閣下が指示を出していたら、彼女は愚図ったでしょうから」


 アイノの性格を考えれば、コゼットに上陸支援しろと命じられて素直に従うとは考えられない。

 しかし一方的にツバキ小隊が上陸作戦の最前線に投入されると報告だけすれば、アイノは勝手に助けに来る。

 今回コゼットはツバキ小隊を死地に赴いただけで、後のことは全てアイノへ投げた。

 恐らく彼女も統合軍の戦力だけではハツキ島上陸は難しいと分かっていたのだろう。

 だからこそ、〈しらたき〉を動かすという賭けに出た。そしてその賭けは、とりあえずここまでは彼女の思惑通りに動いた。


「ちょっと待ってくれ」


 用は済んだでしょう、とその場から去ろうとするタマキをカサネは呼び止めた。

 1つだけだという話だったとタマキは不満を漏らすが、それでも可哀想な顔をする兄を突き放さず話を聞いた。


「〈しらたき〉は〈ニューアース〉に備えていたはずだろう?

 もし今〈ニューアース〉に攻められたらどうなる?」


 タマキもその問題はとても考えたくはないと、肩をすくめた。


「どうもこうもないでしょうね。

 全て終わりよ。ハツキ島どころか、惑星トトミも、統合人類政府も。

 でもとりあえず今のところは来てない。それだけよ」


 もういいでしょ、と一方的に会話を打ち切ってタマキは士官用スペースから出て行った。


          ◇    ◇    ◇


 ハツキ島上陸作戦は、宇宙戦艦〈しらたき〉の援護もあり、最小限の被害で成功を収めた。

 統合軍はハツキ島北西部海岸を占領し橋頭堡とした。

 そこへ統合軍本隊を乗せた補給艦が到達し、損害0で全戦力が上陸。運び込まれた資材を使って、迅速に海岸基地の建設が進められる。


 宇宙戦艦〈しらたき〉は強襲揚陸艇が上陸している最中には姿を消していた。

 本来〈ニューアース〉に備えておくべき戦力なので、それは当然のことでもあった。


 ツバキ小隊は海岸に作られた仮設宿舎の屋根に部隊旗を掲げる。

 旗にはサネルマ考案の、幾何学図形を組み合わせてツバキの花を表現した部隊認識章が描かれている。ツバキの花はハツキ島の象徴だ。


 宿舎の屋根の上で、ナツコは西の海を眺める。


「アイノちゃん、帰っちゃいましたね。

 このまま一緒に居てくれたら良かったのに」


 そんな彼女のつぶやきに、隣に立つトーコが応じる。


「あっちにはあっちのやることがあるでしょ。

 それに、〈しらたき〉がいたらハツキ島もラングルーネ基地みたいにされるよ」


 その指摘にナツコははっとした。


「それはちょっと困ります」


 〈しらたき〉援護の下攻略したラングルーネ基地は、地形が変わるほどの砲撃を幾度も受け、市街地は破壊され尽くされていた。

 故郷をそんな風にされては大変だとナツコも頷く。


「ここから先は私たちが頑張らないとですね!」

「そうだね。――と言っても、しばらくは裏方かな」


 今も大隊は周辺の安全確保に動いているのに、ツバキ小隊だけはこうして海岸でトレーラーを待っている。

 タマキはツバキ小隊が攻勢に出るタイミングをうかがっている。

 彼女がその時が来たと判断するまでは、後方支援がツバキ小隊の仕事だ。


「そうでしたね」

「不満?」


 トーコの問いに、ナツコはかぶりを振った。


「いえ。タマキ隊長は私たちに約束してくれましたから」

「どこまで本気か分からないけどね」

「タマキ隊長はちゃんと約束を守ってくれますよ!」


 トーコはそれはどうだかと冷めた目で見ていたが、それでもタマキが全く成功の見通しのない約束をするとも考えられなかった。

 場合によっては統合軍すら敵に回すような約束だが、やると言った以上やるのだろう。

 トーコにとってもちょっと楽しみであった。

 しかしそんな気持ちを取り払う声が響いた。


「そこの2人。いつまでサボっているつもりですか!

 旗を掲げる許可は出しましたが休憩の許可は出していませんよ!」


 宿舎の前に立つタマキが屋根を見上げて檄を飛ばす。

 サボりの現行犯が見つかったのは大変よろしくないと、2人は即座に応答すると共に屋根から飛び降りた。

 これから後方支援が続くのだ。つまり面倒な仕事がツバキ小隊に押し寄せてくる。

 今タマキの心証を悪くするのは、非常にまずい事だった。


「「直ちに作業に戻ります!」」

「当然です。遅れた分急ぎなさい」


 叱責に対して大声で返事をして、2人は揃って次の作業現場へと〈R3〉を走らせた。

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