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蜃気楼の先へ  作者: ナオクール
9/31

第9話 理由

ユージは自分と別れたあとの

ヒロミのことを考えた…

なんの手掛かりもない

想像もつかない空白の何年間…


突然別れて欲しいと切り出したのは

ヒロミだった…

「1人になりたい…」

理由はたったそれだけだ


悪いことをしたなら別れて当然…

そういう考えは偏見があるが…

心当たりのないユージにとっては

行き場のない怒りがあったかもしれない


そんなヒロミの心模様を

今のこの状況と

あの日の体調の急変が

全てをユージに描写して見せた…


体調の悪さが日々付きまとう中

好きだと思う相手を

自分から別れを切り出して

幸せへと導こうとする…

そんなものを優しさとは言えない。


頭の中を整理し終えたユージに

ヒロミがつぶやく

「ゴメンなさい…」

そう口を開いたヒロミについ…

ユージの口調が強くなる…

「…ズルいよ!…」


確かにそうだ…

自分の都合で別れを切り出して

今さら呼びつけて真相を話されても

困惑するだけなのだから…


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