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蜃気楼の先へ  作者: ナオクール
20/31

第20話 理不尽

夜が明けても

カオルからの返事は来なかった…

気になりながらも

ユージはヒロミの病院へと再び向かう


病室へ向かい、通路を歩いていると

看護師と話をしていた

ヒロミの父親がこちらに気付き

歩み寄ってくる…

「すまないが…これ以上 娘に

関わらないでやってくれ…」


!?「何があったんですか?」

納得のいかない話に

思わずユージは顔をしかめる…

「君には感謝しているが、

君には恋人もいるんじゃないのかね?

あまり期待させる様なことを

して欲しくないだけなんだ…

わざわざ来てもらって

ホントにすまない…

理解してくれ」


そう言って深々と頭を下げた

ヒロミの父親に

ユージは成す術が無かった…


今回の一件で

カオルに別れを告げた事など

話してもどうにもならないし

かえってヒロミの気持ちを

傷つけるだけだろう…

ユージは無言のまま

頭を下げると病院を後にした。


帰りの車中

釈然としない思いを抱えながら

アパートへと向かっていた。

カオルの勤める店の前を

通りかかると

店先にカオルらしき女性が

誰かと話をしているようだった

ユージは窓を開け

声をかけようとした


が•••••••!


その相手が男性であり

どことなく親しげだ…

カオルは気付くことなく

笑顔で話を続けている


なぜか…ユージは

逃げるかの様にアパートへと急いだ…


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