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蜃気楼の先へ  作者: ナオクール
16/31

第16話 本心

ギクシャクしながらも

日々の生活を共にし

ごくごく普通の挨拶を交わすだけの

ユージとカオル…


そんな中…ヒロミの

手術日が訪れユージは

約束の通り病院へと向かっていた…


今までの出来事を

思い返しながら

運転をしていたユージは

通りにあるコンビニエンスストアに

車を止めると

おもむろにシートを倒し…

車のなかで

「ウッ・・ウォッ•••」と

嗚咽しながらも

大声を出して泣いた…


仕事場でもアパートでも

一人になれなかったユージは

彼自身…背負った物の大きさに

押し潰されそうになっていたのだ。


なぜそうまでして

辛い思いをしながら

生きていく道を選んだのか

ユージは

持論でもある言葉をつぶやいた

今やりたいこと…

今やれること…

今やらなきゃいけないこと…は

それぞれ違うんだ…と


涙で赤らんだ目を洗い流し

ユージは再び病院へと

車を走らせて行く


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