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蜃気楼の先へ  作者: ナオクール
12/31

第12話 確認

困惑で我を忘れてしまったような

カオルにどんな言葉をかければいいのか

わからないユージ…

しばらく抱きしめ合う二人に

時間と共に平穏が訪れる


数日が過ぎたある晩、


カオルはユージをじっと見つめ

「ねぇ…ずっと一緒にいてくれる?」

そう言ったまま

ユージの返事を待っている。

「何だよ…急に…」

「ちゃんと答えて…」

「当たり前だろ!!」

そう言って微笑んだユージに

カオルが一瞬だけの笑みを見せ

「最近…あんまり笑わないね…」

そうつぶやいた


女の勘か…?

そう思ったユージは

「あのさ…」と切り出す…

すかさずカオルが反応し

「聞きたくない!!」

この娘は全て分かっているのだろうか…

心の内を見透かされた様な気持ちになり

ユージは観念すると共に

話さなければ…という使命感に

心を追われていた


ユージはハッキリと言い切れた

それは浮気ではなかった…

ただ…普通ではない巡り合わせが

二人をギクシャクしたものに

変えてしまった…


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