プリン好きに悪い人はいません
ナ「前回のおとぎ物語。狼さんおこだよ」
狼「で? 結局どうするんだ?」
シ〈プリンを食ってます〉
赤〈同じくプリンを食ってます〉
狼「おい」
シ〈プリンに夢中です〉
赤〈プリンに夢中です〉
狼「お前ら」
シ『カキカキ』〈何か書き始めました〉
赤〈食べてます〉
シ[ちょっとうるさいです]
狼『ブチッ!』
「お前らいい加減にしろや! 狼さんが聞いてるだろうが! 質問にはちゃんと答えろ! 人の話しはちゃんと聞くってお母さんに習わなかったのか!?」
赤「いちよう話しは聞いてますよ。それでシンデレラさん」
シ[なんでしょう?]
赤「行く当てがないなら家に居候しますか?]
シ[……いいんですか?]
赤「プリン好きに悪い人はいません。私は大歓迎です」
シ[……お世話になります]
狼「俺の時とはえらい違いだな」
赤「毛も耳男児なんて普通居候させたくないですよ? 私の寛大なお心に感謝してください」
狼(このやろう。こんなイケメン捕まえて)
シ[あの。狼さん]
狼「ん?」
シ[これから、よろしくお願いします]
狼 (……まあいいか)「よろしくな」
ナ「何やかんやで、シンデレラさんが住むことになりました」
赤「三時のおやつはこれからプリンですね」
狼「また作らせんの?」