そっくり
ナ「前回のおとぎ物語。男泣き」
猫「羨ましい! 羨ましいぞ!!」〈地面を殴りつけて悔しがってます〉
狼「おいこいつやばいぞ、何がやばいってもう変態過ぎてやばいぞ」
赤「そうですね。できればこのままスルーしたいんですが。なにぶんまだ疑問が晴れません」
シ[なんで赤ずきんちゃんさんをご主人と呼ぶかですね]
赤「あの。猫さん」
猫「何でしょうかご主人!」〈キラキラした目で赤ずきんちゃんを見つめます〉
赤「私はあなたのご主人になったつもりはないんですが、なんでご主人と呼ぶのですか?」
猫〈キラキラした目が一転、少し曇った表情になる「……それは……あなたが似ているからです」
赤「似ている?」
猫「以前、俺を飼っていてくれた女性に」
赤「……そうなんですか」
猫「……」
赤〈無言で手を差し出してきます〉
猫「ご主人?」
赤「家に来ますか?」
猫「いいんですか?」
赤「先程の極度のスキンシップさえ控えてくれれば、問題ないです」
猫「ご主人」〈手を取ります〉「ありがとうございます」
狼「なんか置いてけぼりくらってるが」
シ[まあ、たまにはいいんじゃないでしょうか?]
狼「……だな」
ナ「新しく、猫さんが家族になりました」
猫「俺はまだお前のことは好きじゃないからな!」
狼「うるせぇなわかったから。そういえば、前の主人とはどこら辺が似てるんだ?」
猫「まず声。髪の長さや顔つき。そしてあの下賤な者を見るかのような冷ややかな目! まさにあの人にうり二つだ!」〈浮かれていると、何かが猫さんから落ちます〉
狼「ん? おい猫。なんか落ちた……」〈拾ってみるとそれはキャバクラの名詞で、アカリと書かれていた〉
猫「本当にアカリにそっくりだよ!」
狼(………………を!!?)




