ご主人!!
ナ「前回のおとぎ物語。優しさを知る」
狼「いい加減このリード散歩はどうにかなんないのか?」
赤「散歩といったらこれしかないでしょう」
シ[お似合いですよ]
狼「嬉しくねぇよ。
たく。あんなこと言わなきゃよかった」〈ふと目を横にやる〉
猫〈ダンボールの中に体育座りをしている〉
狼〈ワイシャツにジャケット、黒のズボンに膝下までのブーツをはいた猫が、拾って下さいと描かれたダンボールを持っている所を目撃して立ち止まる〉
(なんか、デジャブ)
赤「どうしました?」
狼「いや、なんか思い出しちゃって。シンデレラとの初対面」
赤〈猫さんに気づく〉「ああ。そうですね」
シ[懐かしいですね]
狼「めっちゃ怖かったけどな」
シ[狼さんがビビリなだけです]
赤「そこには同意します」
狼「別にビビリじゃねぇし。ビビってねぇもん」
赤「……そういうことのしてあげます」
狼「何? 何なの? 俺嘘言ってないからね。だってビビッてないからね。ちょっと走りたくなっただけだし。それだけだし」
シ[はいはいわかりましたよ]
赤「?」〈キラキラした視線を感じて猫さんの方を向く〉
猫〈熱視線を送っています〉
赤〈ちょっとたじろぎます〉
「狼さん。早く行きましょう」
狼「ん? どうしたんだ? 何か変な汗かいてるぞ?」
赤「どうでもいいですか早く行きましょう。嫌な予感が」
猫「ご主人!!」〈赤ずきんちゃんの後ろから勢いよく抱きつきます〉
赤〈勢いに耐えられず前のめりに倒れます〉
狼「ぎっ!!」〈リードに引っ張られ一緒に倒れます〉
シ(……え?)




