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マジェスト伝説~古代三大魔神の奇跡~  作者: 黒羽冥


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91/121

シーン91イシメール君と。

私がイシメール君に今度はいいよと伝えるとさっきまでの表情は一転キラキラとその目が輝く。


『ささ、早速行きましょ!!???大丈夫です!!僕がデートの場所は決めてもいいですか?』

『ええ、、、私は構わないけど……私も行きたいところがあるんだけれど?いい?』

『アキニー様の行きたいところ?もちろんいいですけれど。』

『なら……行きましょう!』

◇

◇

◇

こうして私たち、そして護衛という名目でアレッタも着いてくることに。


『ふぅ……さあ、じゃあ僕の行ってる所を沢山案内しますね?』

『うん!ありがとう、イシメール君?』


私たち目指したのはイシメール君のいつも行く様々な動植物が見れる場所。

そう……彼は幼き頃から、医学を学んで来ていたのだ。

そしてその薬となる植物に精通うし……今やなんとこの国の薬の開発に携わってもらっていたの。

そんな彼の博識な所、知識に私も興味があったのです。

◇

『それでですね………これはスイマソウと言って……………………』

『『へえ……………。』』


私たちは彼の見せてくれる植物と彼監修の植物図鑑を見ながら思わず声を上げてしまう。


『これは麻酔によく使用する薬草なんですよ!だから例えば…………………………。』


イシメール君はそういうと自慢の槍先に指をあてがう。

次の瞬間。

ズブっと指先を刺してしまう!!


『いてっ!!???』

『バカ!!???何してるの!?』


私が叫ぶとイシメールはニヤリと微笑み、採った薬草を擦り付ける。

すると彼の表情が平然とした表情へと変化する。


『ほら………もう全然痛くない!』


ワザとというようなものは一切感じることなくイシメール君は痛みが消えたようになっていたの。


『すごい………………あ、本当です、アキニー様、これを見てください。』

『えっ!?』


私が見せられた図鑑のページにはそれが描かれていたの。

するとイシメール君は得意げな表情で微笑む。


『そうでしょ!?僕はまだまだ医療の事は勉強中だけど、いつかアキニー様に認められるような立派な薬師………そう、医者になってみせますから。』


ドキリとその輝く表情を見ていた私。

そう、イシメール君はきっとこれからこの国で本当に素敵に成長していくのだろうな……私は、どちらかといえばお姉さん的な目で微笑むのだった。

そして様々な話を聞き…………。

私達はいつしか夜更けを迎えようとしていた。

辺りは暗くなりかけていた。

◇

そして私は寝るためにイシメール君が用意してくれたテントの前で私はアレッタと二人話していた。


『アキニー様!?今日は凄い収穫ですね………彼は本当に凄い人材です………彼はこのケニージア……そしてアフリエイトの未来に欠かせない人になるでしょうね?』

『ええ………私もそう思うわ………………この地の未来に彼が居てくれる事で本当に希望が持てる……私は今貧困層を救う意味でも動いてきたわ……でもこれまでこの国は貧困層がどうしても多い国だったわ……元は、それでも医療は高額な為、完全に富裕層のものだった………それを解消する為には医療を発展させる必要があった訳だったけれども結果は薬にはお金が必要だったの……でもイシメール君の力なら………希望が持てるようになったによ。』

『ええ………本当にそうですね…………そしてそれを可能とする彼を今後とも見守って行かなければ。』

『そうね。』


するとそこへ聞こえてきた足音。


『ただいま帰りましたーーーーー!!!!!』


そう言ってにこりと笑みを浮かべたイシメール君が立っていたの。


『イシメール君!?』

『それは………………………なに!?』


イシメール君が槍に串刺しにしてきたのは巨大な魚だったの。


『これはナイール川にすんでいる巨大魚ピールクです!!さあ焼いちゃうので食べましょうね!!!』


そう言って巨大魚を焼き始めるイシメール君。

よく見ると身体中あちこちから戦ってきたのだろう傷痕から血が流れていた所も見える。


『イシメール君…………傷……………………』

『えっ!?ああ、さっきコイツと戦った時に後ろから噛み付かれた傷ですね、でもこれくらい大丈夫ですよ!』


そういいながら魚を焼くイシメール君。

◇

◇

◇

イシメール君は本当に楽しそうに笑って。

私達は食事を楽しむ。

彼は本当に天真爛漫で素直な年下の男の子。

イシメール君はいつしか寝入っていた。

私達を楽しませる為に一生懸命だった彼に私は。


『魔神……フェニックス………癒しの風。』


私は傷が癒えていくイシメール君を見つめる。


『アキニー様…………彼の言葉にはこたえても………私はいいと思いますが………』

『アレッタ……私は女として愛してるのはあの人しかきっといないの……でも私はイシメール君には……母の様な……愛情をあげたいの。』

『そうですか…………人間とは………難しいのですね。』


魔族であるアレッタは微笑む。


『そうね。』


私は夜空を見つめ……そう呟いていたの。

◇

◇

◇

お読みくださり素晴らしい感想まで本当にありがとうございました。

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