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マジェスト伝説~古代三大魔神の奇跡~  作者: 黒羽冥


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18/121

シーン18集いし三人。

俺の前に現れた男。

それは俺と同じく魔神を従えていた。

その力は巨大な虎であり恐るべき力を見せつけたんだ。


『その力は。』

『ああ………お前にもどうやら見えているようだから隠しても意味が無い………そうだ……俺はヨーロディアからこのアフリエイトにやってきたマジェスト………『ユーロ』というんだ……よろしくな………………。』

『ああ……あの集団に絡まれていた所ありがたい……………俺はアメリスアードからアフリエイトへときて………そう、今はあのキリマジャーロへ向かっていた『レギオン』というんだ……アメリスアードのマジェスト協会にくみしている。』


俺の言葉に驚きの表情をするユーロ。


『なんだと………では現在ヤシュア様がいる場所からきたという事か!?』

『ああ、確かに俺はヤシュア様から情報を得てこのケニージア……………そしてキリマジャーロを目指しきた所だったんだ。』

『そうだったのか!?偶然なのか…………実の所この俺もキリマジャーロ……そしてそこに棲む聖獣様に会いにいくところだったんだ……つまり同じ目的でここまで来ていたって事なんだな。』


そう話すユーロはあのヤシュア様を知っていたという事なのだ。

俺達共通点を見つけ、そしてあっという間に仲良くもなったんだ。

するとユーロはある提案をし始める。


『レギオン………ちょっといいか?』

『ああ……どうしたんだ?』

『実は俺もここへはヤシュア様から聞き………そしてここまで来たのだがな……ヤシュア様の話によるとあのケニージアにも一人………俺達のように今回聖獣様の元へ向かう者がいるらしいんだ。』

『なんだって!?まあ、俺はケニージアに宿泊せずマサイア族の村に偶然泊めてもらう事になってそうしたのでな。』

『そうだったのか?まあ俺はこの地に着いてそのままキリマジャーロへ向け出発したのでな……。』


そんな話をしていた俺達。

そして気がつくと俺達はどうやら密林を越えていたんだ。

再び草原が見え……そしてその前方には巨大な山が見えてきたんだ。

するとそこへ背後から馬の走る音が聞こえてくる。


『はっ!!はいっ!!』


それは女性の声だった。

そして馬に乗る女性はこちらへ向かって走ってきたんだ。


『ん!?なんだ!?』

『あれは……馬か!?』


俺達はそんな会話をしている所へ向かってくる女性……近づくにつれその姿が見え始めてくる。

褐色な肌の女性は慣れた手つきで馬を操りこのキリマジャーロへ向かう道へと近づいてくる。

そしてたちまち俺達の元へと辿りついた女性。

女性はフードを外していく。

それは綺麗な顔立ちの褐色肌の女性だった。

すると彼女は馬から飛び降りると口を開く。


『よっと…………ふぅ………ここまでなら馬で来ればあっという間ね……ねえあなた達?この道を行けばキリマジャーロへと向かうのだけれど、もしかして……………』


するとユーロが口を開く。

俺は元々あまり女性との会話は得意とはしていない……ユーロに任せ俺は聞いている事にする。


『俺達はあのヤシュア様から話を聞きあのキリマジャーロを目指し聖獣様の元を目指している…………もしかして君もその一人だったりするのか!?』


ユーロ、流石である。

すると女性は口を開く。


『ええ……そうだったのね…それは本当に偶然だわ……。』


やはり……その話で確定だ。

この女性は俺達の仲間なのだった。

するとユーロが挨拶を始める。


『俺はヨーロディアの地から聖獣様を目指しきたユーロだ……よろしく!』

『そして俺もまたアメリスアードからこの地に力を求めてきたレギオンだ……よろしく。』


すると女性が口を開く。


『そうなのね……私はこのアフリエイト、ケニージアを変えるために力を求めてきた『アキニー』よ……ここからよろしくね!二人とも!!』


アキニーはそういうとにっこりと笑顔を向ける。

するとアキニーのフードがパサりと剥がす。

そして頭部に何かが見える。


『それは!?』


俺の声に気がついたアキニーは続ける。


『ああ……これね…私は羊の獣人なの!』

『そういう事か!?よろしく!』


こうして俺達三人はあのキリマジャーロへ向かう場所で出会う事になったんだ。

『さあ……キリマジャーロへの登山口はあの麓からよ……二人とも準備は大丈夫!?』

『ああ………もちろんだ…………………。』

『俺達の目的地はあの山の頂きだ………行こう……二人とも。』


俺達はそう告げる。

二人も行く気は十分だ。

俺達は…………ここで変わるんだ。

リオ………もう少し待っててくれよ。

パパは必ずお前を守る力を手にしてくるからな。

俺はリオにそう心で呟いた。

お読みくださりありがとうございました。

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