番外編 宇宙漂流記ルミナス189 コング! コング! コング!7
ネオページの作品を書いている途中でパソコンとUSBが死んで書いていた話を書き直したりしていたのでこちらの更新が出来ませんでした。
今後はどうにか更新できるようにしますので、よろしくお願いします。
マスドライバーカノンの一撃をぶち込めば、あのギルティメカを誘爆させ、一気に撃滅可能だ。
ウィンセル、ランセル、ガンセルの三機のMVはオレの指示に従ってくれて、ギルティメカは機雷群に誘導された。
よし、一気にぶち込むぞ!!
「セドリック、マルコ、ジャッキー、もういい! そこから離脱してくれ!!」
「わかった!」
「ラジャーッ!」
「後は頼みますよ」
機雷群には多数のギルティメカが誘導され、ロボットシミュレーションゲームでいえばまさにマップ兵器の餌食って状態だ。
「いくぞ、MAYA。マスドライバーカノン、発射だ!!」
――了解です。マスドライバーカノン、発射!!――
ルミナス号の上部ハッチが開き、マスドライバーカノンが発射された。
不要コンテナに火薬を目いっぱい詰め込んだマスドライバーカノンは思い通りに機雷群に突入、大爆発を巻き起こした。
「やった!!」
「アイツら、やるじゃないか……」
キャプテンローランド達はハイパーグラングルからその光景を見ていた。
機雷群は目一杯配置されていたのが仇になり、ギルティメカは大半が壊滅状態だ。
「ドルグレーザー様、このままでは全滅です!」
「くそっ、何者だあの伏兵は……あんな連中、コングのデータには存在していなかったぞ!」
機動要塞レヴィアタンの通信を傍受したオレは、敵司令官ドルグレーザーと部下のやり取りを聞いていた。
どうやら一気に戦力をつぎ込んだのが裏目に出たらしく、今の機動要塞レヴィアタンには護衛のギルティメカすら用意できていないようだ。
「ローランドさん、敵は壊滅状態です! 一気に叩いてください!」
「了解だ、ハイパーグラングル、全武装フルバーストモード!!」
多分これ本編のアニメだと、後期主題歌が流れるシーンなんだろうかな。
こういう演出の好きな大河内先輩なら泣いて喜んでいただろうか。
ハイパーグラングルは残ったエネルギーを全部使い、機動要塞レヴィアタンに突入した。
内部を突き破ったハイパーグラングルは、全身のミサイルやグレネードランチャー、レーザー砲等を昇順セットすらせず、一気に全部放出した。
「いくぞ、ハイパーグラングル、マックスフルバースト!! グラングルハリケーン!!」
全弾放出しながら高速回転するハイパーグラングルは、機動要塞レヴィアタンをフルボッコの壊滅状態にした。
「くそ、古代ギルティ原人の呪い、こんなものでは済まさんからな! 覚えておけ、コングチーム!!」
ドルグレーザーは崩壊する機動要塞レヴィアタンを放棄し、専用機のギルティメカで部下を見捨てて逃亡した。
その後、ハイパーグラングルの脱出した機動要塞レヴィアタンは大爆発を起こし、ついに戦闘は終結した。
戦闘終了後、オレ達は移動コング基地、コングウォーカーに着陸し、キャプテンローランドに会った。
「済まなかった、お前達は本当に俺達の味方だったんだな」
「まあ、仕方ないですよ、あれだけの戦闘の最中だったわけですし」
オレ達が加勢した事で、本編で路線変更の原因になったはずの初期チームメンバーと司令官の戦死、退場は避ける事が出来た。
今後のこの世界がどうなるかは、本編とは違った展開なのでオレも想像はつかない。
そして、オレ達は自分達が異世界からの来訪者でワープシステム故障によるワープ失敗でここに来たことを伝え、この世界からワープできる方法が無いかを司令官のマイティ長官に尋ねてみた。
「わかった、君達は我々の命の恩人だ、出来る限りの事は協力しよう」
マイティ長官のおかげでオレ達はどうにか古代ギルティ原人の技術にワープ能力があった事を知る事が出来た。
――ワープ開始、5・4・3・2・1ワープ!!――
今度こそどうにかワープ成功してくれよ。
でもまた変な世界に飛びそうだよな……。
ワープ完了したオレ達は、どこかの未来都市っぽいところに到着した。
そこに小型のロボが現れ、オレ達に警告してきた。
「誰だお前達は! ここはトライシティ、侵入者のお前達はエルザ―軍か!?」
エルザ―軍? いったい今度の世界はどこなんだ?
ネオページで新作始めました。
異世界ゴーレムカンパニーです。
https://www.neopage.com/book/30496626311219900
異世界に転生した建築家がゴーレムマスターのスキルと現代日本の検知器技術ででエレベーターや橋などを作り、人助けをしていく話です。
こちらもよろしくお願い致します。




