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番外編 宇宙漂流記ルミナス178 ムーのマシンダー5

実は最近事情があって作品を書く時間が取れませんでした。

今後も少しペースが落ちますが完結するまで続けますので、よろしくおねがいします。

 ドラゴ兵は二体だ。

 一体は骸骨の様な姿に巨大な大鎌が付いた不気味なロボット、もう一体は頭が二つのトカゲのような姿をしたロボットだ。


 デザインから見てわかるようにマシンダーAの第一話に出てきた戦闘ロボット・ダラダSKとツインへTUの使い回しだろう。


 だがそれを80年代ロボアニメに落とし込むために当時ブームだったオカルト要素、終末思想等を入れた事により、デザインはロボットというよりも奇怪な巨大怪物といったデザインになっている。

 まあこの時代のあるあるといったところか……。


 さあ、早くどうにかしないと、あの巨大ロボがこのイースター神殿に踏みこんできてしまう。

 アイツを倒せるのは本来ヤマト一人なので、マシンダーと白い鯨の復活が必須だ。


 だが、オレ達がワープして来てしまったからなのか、本来の時系列でもう到着していたはずのツルギ・ヤマト達が遅れて到着した為、マシンダーも白い鯨も戦闘状態ではなくまだ封印されたままだ。


 仕方ない、こんな状況ではマシンダーが戦えない。

 それにこのイレギュラーはある意味オレ達のせいだとも言える。

 だからあの侵略者のドラゴ兵はオレ達の手で倒さないといけない。


「ラ・ムールさん、エネルギーの充填はあとどれくらいで終わりそうです?」

「そうですね、あと半時あれば、可能かと」


 オリハルコンから作り出されたエネルギーはタキオンエンジンとの互換性があるようで、これを使えば十分に戦う事が出来る。

 だが、ルミナス号を動かす為にはまだ少し時間がかかりそうだ。


「レイジ、ここはオレ達がくい止めてやる、行くぜ」


 ジャッキー、マルコ、セドリックの三人がランセル、ガンセル、ウィンセルで出撃した。

 まああのMV(メタルバーニアン)の武装ならドラゴ兵の斥候ぐらいは十分倒せるか。


 ダラダSKの大鎌がブーメランのように投げ飛ばされた。


「そんなもの当たるかよっ」


 だがウィンセルはそれを余裕で躱した。


「お返しだ、喰らえ!」


 ウィンセルのリニアレールカノンが火を噴いた。

 迸る弾丸がダラダの右手と鎌を吹き飛ばす!


「ギ、ガガガ……」


 狼狽えるダラダの右足を貫いたのはガンセルのショルダーキャノンだった。

 吹き飛ばされたダラダが這いずりながら逃げようとしている。


 だがそれにトドメを刺したのは味方のはずのツインへTUだった。

 口から放たれた怪光線がダラダSKを貫く。

 そしてダラダSKが大爆発、その残骸を踏みつけながらツインへTUが歩いてくる。


 その後ろからは別のドラゴ兵が姿を見せた。

 このままではムーの神殿が踏み荒らされてしまう。


 ドラゴ兵は重厚な装甲に身を守られ、MVの銃弾を跳ね返してしまう。

 だからといってマスドライバーカノンは周りの被害も大きく、そう乱発できる物でもない。


 この状況で戦える戦力はほとんど存在しない。


 だが、そこに姿を現したのは青銅で作られたような色をした巨大な神像だった。

 神像マシンダーは右手に持った巨大な剣でドラゴ兵を切り裂き、その首を刎ね飛ばした。


「おお、あれこそは神像マシンダー。ムーの守護神です」


 ラ・ムールがつぶやいた。

 どうやらツルギ・ヤマトはラ・ムールの祈りを聞き届け、戦う事を決意したようだ。


 神像マシンダーは数体のドラゴ兵を切り裂き、大きく咆えた。

 すると口の拘束具が外れ、中からは巨大な人面に似た口が出てきた。


 神像マシンダーめがけ、ドラゴ兵が襲い掛かる。

 数体のドラゴ兵が口から火炎を発射し、神像マシンダーは炎に包まれた。


「ヤマトッ!!」


 炎の中で神像マシンダーの叫びが轟いた。

 その凄まじい雄たけびはドラゴ兵を震え上がらせ、火炎の中から巨大なシルエットが姿を見せた。


 すると、なんとそこに居たのはくすんだ青銅色ではなく、全身が眩しいばかりに光り輝く神像マシンダーの姿だった。

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