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番外編 宇宙漂流記ルミナス 152 シリーズ初!? 悪が勝つ5

 なんという展開だ!


 ヤッテヤルマンはロボレオンから放たれたミサイルの自爆に巻き込まれてタイムバッシャーごと吹き飛んでしまった!!


 そう、この話はタイムドカンシリーズの長い歴史の中でも正義の負ける唯一の話だったんだ!

 この話でタイムバッシャーごとヤッテヤルマンが消し飛び、その場にいる全員がヤッテヤルマンの負けを痛感した……。


「ビジョーヌ様、やりました! 苦節7年目にしてようやく小生達が正義に勝ったんです!」

「本当かい? って事は、来週から……」

「そうでまんねん、ワイらが来週から……」

「「「主役ー!!」」」


 ヤッテヤルマンを倒したと悪だくみトリオは三人ともがヤッテヤルマンのコスプレをしながら狂喜乱舞している。


「そんな、ヤッテヤルマン様が……テッペイ、テッペイはどこなのよ!?」


 アユミはヤッテヤルマンが消えたのとテッペイが姿を消したのが同じタイミングだという事に何か違和感を感じたようだ。


「まさか、テッペイがヤッテヤルマン様だったって事??」


 どうやらアユミはこの話でヤッテヤルマン=テッペイの事実に気づいてしまったようだ。


「そんな、テッペイ……テッペイィィィー!」


 だが叫んでもテッペイは普段のおどけた態度で姿を見せない。


「ビジョーヌ様、憎っくきヤッテヤルマン亡き今、コレナンダーの秘宝を奪うのは赤子の手をひねるも同然です。あのポナレオンの辞書を奪いましょう」

「そうだねぇ、ワカマッツ、やっておしまいっ!」

「ハイホイサッサー!」


 ロボレオンが手を伸ばし、ポナレオンの船に迫ろうとした時、遠方から砲撃がロボレオン目掛けて放たれた!


「撃て! 撃てぇー!」

「お、お前は……オキルソン、何故余を助けようと?」

「勘違いをするな。戦術の天才ポナレオンを倒すのはこの私、オキルソン提督だからだ。それをあんなガラクタ人形に邪魔されてたまるか!」

「ありがたい、恩に着る」


 さて、オレ達も本来歴史干渉するべきではないのだが、ここで下手にポナレオンやオキルソンが死んでしまうと本来の歴史が変わってしまう。


 それを避けるためにはあの悪だくみトリオとロボレオンをどうにかしなくては。

 オレはMAYAにバリアを張るように頼んだ。


「MAYA、バリア展開を頼む! 出来ればカモフラージュできればいいんだが」

――了解です、電磁バリア、イリュージョンモード。――


 ルミナス号の周りに展開されたバリアは、周りの雲を反射させる形で姿を消し、ポナレオンやオキルソンの軍艦を囲んだ。


「なんだこれは、魔法か? 神の仕業なのか??」


 まあこの時代の人間にはこの科学力は理解できないだろうから、神の仕業だとでも思わせておこう、それよりも悪だくみトリオとロボレオンをどうやって追い払えばいいのやら。

 ヤッテヤルマンは実は死んだわけでは無い、だが、今はここにいない。

 だからどうにかしてヤッテヤルマンが戻ってくるまでの時間稼ぎと、歴史上ここで死なせるわけにはいかないポナレオンやオキルソンを守らないと。


「マルコ、セドリック、ジャッキー、MV(メタルバーニアン)であのロボットをけん制してくれるか?」

「へっ、任せな。あんなヘンテコデザインのロボットに負けるかよ」


 ……あの、一応あのロボットをデザインした人と君達のMVをデザインしたの、同じ人なんだけどね……。


 ウィンセル、ランセル、ガンセルはロボレオンをビームガンで狙い撃ち、ポナレオン達から攻撃目標を逸らす事に成功した。


「もーなんなの、あのロボット! 小生の作るものよりカッコいいなんて許せない、あんなロボット、ボコボコにしてやるから。ホイっとな」


 ワカマッツがドクロマークのついたミサイルをウィンセル目掛けて撃ってきた。

 ダメだ、流石にアレは撃ち落とせない、だからって下手に避けてもバリアの外側の郊外の港町が火の海になってしまう!


 万事休す、だがその時! 上空から飛来する大型の鳥のようなメカが出現した!


「あれは!? 鳥だ、飛行機だ、いや……巨大ロボだぁぁぁー!!」


 大型の鳥ロボットから投下されたのは、何かのロボットの部品のようだった。


「武神大変化! 大武神・フンサイオーここに見参!!」


 なんと、上空から降りてきたメカは巨大ロボットに変形し、大地を大きく震わせた。

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