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番外編 宇宙漂流記ルミナス 151 シリーズ初!? 悪が勝つ4

 トラガリガー岬での海戦は皇帝ポナレオンとオキルソン提督との歴史に残る戦いだ。

 そのトラガリガー海戦のどさくさを狙い、ビジョーヌ達悪だくみトリオはポナレオンの辞書を手に入れようとしているのだ。


 オレ達はテッペイとアユミの乗ったタイムバッシャーを追いかける形でトラガリガー岬を目指した。

 するとそこにはすでにポナレオン軍とエーギリス艦隊が集結して今やと開戦寸前だった。


「あそこにいるのがポナレオンだソーデス」

「わかったよ、それじゃあぼく達はポナレオンさんに会わないといけないんだね」


 オイオイオイ、歴史の重要人物においそれと簡単に会えるのか? 厳重な警備をどうやって掻い潜るってんだ??


 だがオレ達の杞憂を吹き飛ばしたのは、歴史を無視したトンデモ兵器の出現だった。


「な、なんだあの怪物は!?」

「ポナレオン?? あんなにデカかったか??」


 なんと、ポナレオンを巨大化したようなロボットがプランス軍、エーギリス軍のどちらもを敵にして船を沈めまくっている、あれは……悪だくみトリオの巨大ロボだ!!


「ビジョーヌ様、見てください。小生のロボレオンの前に敵はいません、この時代程度の軍船では傷一つつける事も出来ませんよ」

「流石だねぇ、天才だねぇ、最高だねぇ」

「グフフ、褒めて褒めて、小生褒められて伸びるタイプなのよね」

「ワカやん、ワイにももっとやらせてほしいでまんねん。このボタン押せばええんやな」


 暴れるロボレオンの前にはオキルソンもポナレオンも全く敵にはならなかった。

 むしろこの時代の武器であのトンデモロボにダメージを与える事が難しいだろう。


「何だ、アレは!? 余にそっくりな機械人形だと?」

「閣下、ここは危険でございます! すぐに退避を」

「ええい、この皇帝ポナレオン・ナポバルト、こんな所で退くわけにはいかんのだ!」


 そこに姿を現したのはタイムバッシャーだった。


「ポナレオン様ですね、ワタシ達はあなたをお助けするためにここに来ました」

「お、お前達は誰だ? お前達ならあの巨大な機械人形を倒せるというのか?」

「はい、ワタシ達は……って、テッペイー! どこに行ったのよ!!」


 テッペイが姿を消してすぐにポナレオンのいる船目掛けて悪だくみトリオのロボレオンから砲門が向けられた。


「あ、あそこにいるのがポナレオンですよ、ビジョーヌ様。アイツの船を沈めてからアイツの帽子を取り上げればその中に辞書がはいってるんです」

「よし、ワカマッツ、やっておしまい!」

「ハイホイサッサー! それでは今週のーみどころー! ホイっとな」


 ワカマッツがボタンを押し、ロボレオンから巨大なミサイルが放たれた。

 このままではポナレオンの船ごとタイムバッシャーが壊されてしまう! ここは手助けをしなくては。


「MAYA、電磁バリアフィールドを張れるか!?」

——ダメです、時間が間に合いません!——


「バンジ急須、ジャー」


 今ギャグキャラを見てる場合じゃないんだ!

 今現れたギャグキャラは、バンジ急須という急須がお茶を入れるギャグキャラだ。


 この空気読まなさがタイムドカンのノリといえばそうかもしれない、まあ、死者が出ることが滅多に無い作品だからな。


 その時、ミサイルを食い止めるために現れたのがテッペイの変身したヤッテヤルマンだった!


「迷わずすぐにヤッテヤル! どんな困難踏み越えて みんなの笑顔を守る地球のヒーロー ヤッテヤルマン、ここに参上!」


 ヤッテヤルマンに変身したテッペイは強化スーツの力でロボレオンのミサイルを受け止めた!


「うおおぉぉ! こんなくらい! 受け止めてやる!」


 ヤッテヤルマンがミサイルを受け止めた事でポナレオンの船は爆発せずに済んだ。


「ワカマッツ、どうなってるんだい!?」

「ビジョーヌ様、お任せください。こんな事もあろうかとあのミサイルには自爆装置がついているのです。これであの憎っくきヤッテヤルマンもコッパミジンコですよ。ホイッとな」

「な、何だこれは!? うわぁぁぁぁぁあー!」


 ドゴォーン!!


 な、なんと……ヤッテヤルマンはロボレオンのミサイルもろとも吹き飛んでしまった!!

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