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番外編 宇宙漂流記ルミナス 141 バトルロボぶっちぎり大逆襲1

 あの二人組、見覚えはあるんだよな。

 あの美少女のロボットは、セイナ・ストーム。


 確かバトルロボの大逆襲のヒロインだ。


 この作品、やたらと時代劇のような言い回しが多くて、特にセイナの兄が主役なんだが毎回高いところから逆光で蘊蓄を垂れるシーンがあったんだよな。


 その言い回しが言葉的には間違ってはいないが使い方が少しずれていて昔はそれほどツッコミは無かったが、ロボットゲームに参戦した途端ネタキャラ確定したわけだ。


 という事は、どうやらオレ達はバトルロボの世界に飛ばされてしまったようだ。


「セイナお嬢さん、何やら怪しい要塞ですよ、これってガンドラーの移動要塞じゃないんスカ?」

「ロックドリル、そんなになんでも全部がガンドラーの手先って事は無いと思うけど……」


 だが、ロックドリルはセイナの静止を振り切り、ドリルタンクモードになってルミナス号に突入してきた。

 あーあ、今はエネルギー切れでバリアが張れないのにそんな風穴開けないでくれよ。


「オラオラ、ロックドリル様のお通りダッ! ガンドラーの悪党ども、道を空けやがレ!」


 他人の言うことを聞かないロックドリルはドリルタンクモードでルミナス号のタキオンエンジン炉に穴を開けてしまった!


「あー! な、なんてことするんだぁー!?」

「エッ? アンタら、ガンドラーじゃないのかよ!?」

「ロック! アナタ一体何してるのよ!」


 セイナに大声で叱られたロックドリルは空中ですっぽ抜けたまま壁に刺さって抜けなくなってしまった。


「だ、誰か、引っこ抜いてくレー!!」


 ここでウィンセルを使いたいところだったが、エネルギーを無駄遣いするわけにもいない。

 このままエンジン炉に穴が空いたままではどんどんエネルギーが漏れてしまう。

 オレはウィンセルやランセルのエネルギーをどうにかバイパス処置することでルミナス号のタキオンエンジンに接続し、その場を切り抜けた。


 セイナが連絡してくれたことで彼女の仲間が駆けつけ、どうにか壁に刺さったロックドリルを引っこ抜いてくれた。


「助かったわ。トリプルダム」

「大丈夫っす、オラに任せてくださいっす、よいしょっとぉ!」

「こ、コラ! トリプルダムッ、もっと丁寧に扱ってくれ!」

「まったくよぉ〜、オメーが早とちりするから悪いんだよっ!」


 もう1人駆けつけてくれたのはレッドジェットという小型ジェット機の変形するバトルロボだった。


「ありがとう、レッド。ところでトム兄さんは?」

「トムさんは、用事があると言って途中で離れましたよっ、何やら人探ししてる女の子の手伝いをしてるみたいですよっ」

「そうなのね、それじゃあ町の近くにはいるってわけね」


 なんかこの話見覚えあるぞ。


 確か、傭兵のキガイがトム・ストームと戦って敗れた後の話で、その娘のミナと息子のトロンが父の仇であるトム・ストームを倒す為に旅をしていたのをトムが名乗らないまま助け、トロンがガンドラーに騙されて捕まった話だ。


 ミナはトム兄さんに助けられて恩を感じるが、実は父親の仇がそのトムだったと知り、弟のトロンと合体してキガイマークⅡとしてトム・ストームと戦うことになってしまう。


 このままでは幼い姉弟がガンドラーによって不幸にされてしまう。

 それは早く止めてやらないと!


「セイナさん。もし悪いと思ってるならオレ達を一旦近くの村まで案内してもらえますか。

 そこでエネルギーや修理をどうにかしたいんで」

「わ、わかりました。今回は私たち、シロノス星に住む者達のせいでアナタ方が損害を被ったのです、このお詫びはきちんとしなくては」


 オレ達はセイナさん達に案内してもらい、近くの村まで向かった。

 そしてオレ達はレイナさん達と町にある酒場に行くことになった。


「マスター、適当に食べれるもの、お願いね」

「わかりました」


 そう言ってマスターが用意したのは、エネルギー缶人数分だった。


 って、コレ飲めないんだけど……。

 そういえばシロノス星って機械生命体の星だったな。

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― 新着の感想 ―
[一言] ……ああ、ようやく、主人公が今いる世界の元ネタが分かった(苦笑い)。
[一言] この世界では食料確保という重要ミッションが追加されましたね。 食える生き物、居るかなあ……?
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