番外編 宇宙漂流記ルミナス 127 STAR_SHIP4
この話で今までの謎が少しずつ解けてきました。
それとは別ですが、第一話の前にブレンダーで作ったガッダイン5の画像を追加してます。
今後もロボが作れたらそこにアップして随時報告していきますのでよろしくお願いします。
グラスマンの竜人ウォーケンの話をまとめると……つまり、本来の不幸から免れるきっかけとは、オレ達が様々なロボアニメの世界を転移する事で、本編では不幸な結末を迎えるはずだったキャラや軍勢がそうならずに助かる、といった事なのか。
そしてあのモノリスはアカシックレコード、宇宙の意思にコンタクトする為の媒体で、あの物体があったからオレ達はワープ装置の故障ではなく様々なロボアニメの世界にワープしている、といえるのか。
――確かに、今まで転移した世界でも本編では後味の悪いエピソードや最終回を迎えた作品は結構多いんだよな。
太陽の戦士ザグザムでは本来死ぬはずのカマリン博士がオレ達のルミナス号での空中輸送で助かったし、スターパイソンの世界ではバドドラッグで苦しめられるはずの人達がパイレーツギルドの麻薬ルート壊滅で助かったはず、それに……宇宙伝説ガルディオスのバッドエンドともいえる人口太陽衛星の事を伝えた事であの世界の戦争も悪い方には向かわずに終わるだろう。
まあ、銃星士ザイドリッツの死んだはずのウィルが生きていたのは本編通りだが、デスギラー軍の壊滅が早かったのでモブの犠牲者が減ったといえばそれもアリか。
機甲旅団モースピードの世界ではバンビットタワーに特攻するはずだった老人を助けたし、MUSYAウォリアーズでは本編で死ぬはずの三貴将が中盤で洗脳が解けて仲間になった。
特務部隊バルバックの最終回で民族絶滅する事になる敵勢力のイゼリア軍は、オレ達が以前遭遇した戦国将軍ゴーマージンの介入で地球が簡単に手に入らないとなって和平の道を取るだろうし、本編では誰も結末の分からなかったアルディオンの世界では設定上用意されていたウェンリーとメイの二人による全てを敵に回した心中の本来のラストを回避した。
ブルーゲルの世界でもインデントの放ってきたICBMを投げ返す事で壊滅するはずだった強硬派をオレ達のルミナス号の介入で一応平和な形で物語を完結させたし、聖戦士の世界では本来死ぬはずの頑ななイワモト王を説得し、戦争終結の方向に向かわせた。
テクターAの世界でも本来バッドエンドになるはずだったミサキの家族をシスター・ムラサキを助ける事で蘇生させて元の生活が送れるようになった上、後のダンザイオーのピンチにテクター姉妹とシスター・ムラサキのニャラルトホテプ船団が救援に駆けつけてくれた。
ゴールドタイタンの世界では敵幹部のセンターンを結果的に助ける事になったのでこれがメカ人間と地球人の和解のきっかけになるかもしれない……。
アイアン28の世界ではドビーとブラックフォックスを説得し、宇宙帝王と戦う強力な仲間にする事ができた。
また、チェンジフォーマーの世界でも超大型チェンジフォーマーのアンノウンをオートロン、デセプトロンの一時休戦による協力とルミナス号のワープ装置で宇宙の果てに追い払った。
確かに思い返してみれば、オレ達とルミナス号の介入で数多くの世界が本来のバッドエンドから抜け出せている。
これが宇宙の意思、アカシックレコードだというならあのモノリスは本当にそのために存在するのかもしれない。
「どうやら納得出来たようだな」
「ああ、あまりにも出来すぎている気はするけどな。それで、オレ達がこの世界に呼ばれたからにはやはり何かする事があるのだろうな」
「そうだな、君達にはバスコーン海賊団の囮をしてもらいたい、あの強固なバリアがあれば可能だろう」
「強固なバリア??」
ウォーケンの言っているバリアというのはルミナス号の電磁バリアの事なのだろうが、そこまで強力なのだろうか?
「そう、あれは干渉遮断バリア、あのモノリスから発生した宇宙エネルギーにより作られる、何ものをも受け付けない最強のバリアだ」
な、何だってぇー!?




